藤沢育成会は「働く」という言葉には2つの意味があると考えています。ひとつは労働によって賃金を得る「働く」、もうひとつは、社会に対する役割を果たす「はたらき」です。自分の働きによって社会が幸せになり、自分の役割を果たすことができる。お金を稼ぐだけじゃなく、働くことに魅力はここにもぎっしりと詰まっているのです。

障害者にとっての「はたらき」

それを最も実感できるのが、一般就労の現場でしょう。ご家族の方はためらわれる方も多いのですが、みらい社では、働く場を提供するだけではなく、障害者のみなさんが社会に出て行くためのお手伝いを積極的に進めています。それは、社会に出て行くことそのものが障害者の方の「はたらき」だと考えるからです。

「はたらき」の現場から

例えば以前、こんなことがありました。

行動はとてもゆっくりなのですが、「働きたい」という想いが強い社員。彼が実習に参加した職場は、スピードが求められる仕事をしており、慌ただしい雰囲気でした。とてもじゃないですが、彼はそのスピードについていけません。

でも、ひとつのことを黙々と、誰よりも丁寧に根気よく続ける彼の姿を見た企業の担当者は、彼を採用する決断をしました。理由は、「職場の雰囲気や人間関係が変わった」から。

彼の姿を見たスタッフのみなさんは、彼に気遣って声をかけるようになり、それにニコニコと応える彼の姿が、殺伐としていた職場を和やかな雰囲気に変えてしまったのです。そしてめでたく就職後も、「挨拶が増えた」「仕事の教え方が丁寧になった」など、職場には様々な変化が生まれたようです。

この企業の担当者の方は「彼を雇う理由はスピードや仕事の量だけじゃない」と言いました。この気付きこそが、私たち藤沢育成会が社会に発信すべきものであり、障害者の「はたらき」なのです。

そんな「はたらき」を一人でも多くの方に実感してほしい。そのために、少しでも良い環境を提供したい。 こんな想いを胸に、私たちは“働く”ためのお手伝いをしています。

認められることで強くなる「生きる力」。 そんな子どもの成長は、親の成長にもつながります。 達成感や認められる喜びから、 “働くっていいな”って思ってほしいです。 私は社会就労センター「みらい社」で、社員のみなさんが働くためのサポート、特に一般就労のお手伝いをしています。 私自身もそうなのですが、“働く”ことにおいて大切なのは、やりがいや達成感を感じられるかどうか、だと思います。ですので、社員のみなさんにもそのような経験をたくさん持ってもらい、「働くっていいな」って感じてほしいです。 「褒めて」「認めて」「信じる」こと そのために私が一番大切にしているのは、社員の方を「褒めて」「認める」こと。みらい社では社員の方ひとりひとりと話し合って目標設定をするのですが、達成できなかったとしても、そのプロセスを褒めるようにしています。できなかったことよりも、「ここまでできたね」と話して成果を認めることによって、自信をつけてもらいたいんです。 そして、大切なのはみなさんのチカラを「信じる」こと。私たちは環境を整えて待つだけで、責任を持って仕事をするのは、社員のみなさんです。厳しいかもしれませんが、できるだけ自分の手で成し遂げてほしい。きっとその経験は、達成感や、やりがいにつながっていくと思います。 大切な仕事、そして私の栄養ドリンク! もうひとつ、私の大事な役割は一般就労のお手伝いをして企業と障害者の方をつなぐこと。障害者の方と一緒に企業の実習に参加して仕事を教えているのですが、これはとても大事な仕事です。企業の方が私の姿を見て、「知的障害者の方とも、誰だって普通にやりとりができるんだ」と思ってくれれば、理解も深まり、雇用につながることにもなりますからね。 この仕事は、悩んだり凹んだり、大変なことも多いですが、ステキな企業に巡り会えたときや、社員の方がいきいきと働く姿を見たときは本当にうれしくて。それが、私が“働く”ための栄養ドリンク。これからも社員のみなさんと一緒に、働く喜びを実感していきたいと思っています。

「働く」を実践する主な事業所

みらい社
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就労移行支援
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よし介工芸館
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生活介護
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湘南ゆうき村
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生活介護
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