久々の料理 (湘南ゆうき村・植村  裕)

uemuraCIMG2610.jpgのサムネール画像 一人暮らしをいていた頃はよく食事を作っていたが、所帯を持ってからは家人に任せ、ほとんど料理をすることがなくなった。たまに作ると、我ながら手際の悪さに驚き、四苦八苦した上、家族の評価は惨憺たるものとなるのだ。しかし唯一、高い評価を受けたのがチキンカレーである。

カレーは好きな方であるが、最近市販のルーはラードを使っているためか、胃にもたれることが多くなった。そんな時、スーパーで「手作りカレー粉セット」という商品をみつけた。これならラードや小麦粉を使わず作れると思い、さっそく購入した。

カレー作りは1週間前から始まる。このカレー粉セットは20種類のスパイスがそれぞれ分包になっているので、ひとつひとつボールにあけ、混ぜるのだ。馴染みのないスパイスも多いのだが、漢方で使われているものもあり、カレーが薬膳と言われるわけだ、と納得したりする。スパイスがすべて混ざる頃には、各々が自己主張するスパイスの強烈な香りが部屋は充満し、むせ返るほどだ。それを油ひいたフライパンで焦がさないよう炒めて香ばしいカレー粉が出来上がる。これを1週間ほど冷蔵庫で熟成させる。

いよいよチキンカレーを作る当日は、玉ねぎを飴色になるまで30分以上炒める。(時間がないときは市販の調理済みのものがあり便利)次にニンニク、ショウガを入れ、香りがたったら、すりおろし人参、スープ、トマトピューレを加え20分ほど煮込む。とろみがでたらカレー粉、マンゴチャツネ、塩、鶏肉を入れ15分煮込む。最後にヨーグルトを加え出来上がりである。市販のルーに比べ時間や手間はかかるが、レシピどおり作れば私でも本格的なカレーができるのだ。

週末に友人夫妻が遊びに来たので、チキンカレーをごちそうすると、大変好評だった。作り手として「おいしい。」と言われることが、何よりで、久々に新鮮な気持ちでうれしかった。毎日、何気なく食事をしているが、そこには作り手がおいしく食べて欲しいという想いが込められていることを、忘れてはいけないと思った。

 

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