忙しくても夢は書き続けよう (よし介工芸館・梅田久仁夫)

自分はパソコンを持ち歩かないので仕事の段取りは専ら手書きのノートだ。それとスケジュール管理に欠かせないアポ帳は公私共に忙しいからすぐにコマが埋まる。4色ボールペンの色の使い分けは均等なインクの減りに拘っているだけ。ノートにメモ書きされる要件は毎日遊ばせない程度にご新規さんが入ってきて処理を待つ。用済みとなったら横線を引いて一件落着。難渋して数件滞るとストレスとなるが、一気に片づくと仕事をした気になる。だれも褒めてはくれないが束の間の解放感に浸れる。

 

ノートと言えば実はもう一つある。どんなものかと言えば、雑記帳みたいなもので、仕事、プライベートに関わらず、後々使えそうな情報や思いついた事を何でもすぐにメモったり、文字を書きながら思考するためにある。頭の中のデータが最近よく飛んでしまうので外付けのバックアップみたいなもの。書き留める機会はいつ来るか分からないので毎日バックの中に携えている。自分は漫才師ではないが、これを"ネタ帳"と称している。言うなれば"クリエイティブで快適な日々を送っていくためのネタ"。本HPのタイトルにあるように「それぞれのMy Life」が素の状態で入っている。知っ得情報、生活の知恵、趣味と実益など見聞きした事を何でも記録しておくのだが、ある種、独善と自己満足の世界。つまらない事も書いてあるので他人には絶対見せない。だが、ここに来て何も言わなければこれでおしまいなので、企業秘密以外、少しだけネタ明かしする。例えば、薫陶を受けた事と座右の銘。そして、お気に入りの名句名言などは心の支えや気持ちの整理として色々と記してあるので時々覗いて見る。一方では「品目別安売り店のリスト」「自己流絶品料理のレシピ」「ガンコなしみ抜きの方法」と言った類や空いているスペースには何度読んでも面白い「サラリーマン川柳」次ページには、ひらめいたアウトサイダーアートの絵コンテ。(降りてきた!と思ったらすぐにイメージを描いておく)など、実用的な事も多い。ネタや情報はノートに縦横斜めの走り書きだが、これも4色ボールペンで色分けしてあるから後で探しやすい。あとは「利用者さんとの創作活動で用いるモチーフ」「いただきますと思った他人の言葉」「書いておくだけで実現しそうな事」「実用化に至っていないアイデア」「年金受給の裏ワザ」などと、やっぱり役に立ちそうな事ばかり。毎日、忙しいからこの施設長日記も原稿締切日間近となって一気呵成に仕上げなければならない。だから、思いついた事の一つ二つを先にネタ帳に上げておけば何とか間に合う。

その他の使い道として、衝動買いを防ぐために欲しいと思ったモノや気になる本のタイトルなどを一度リストアップする。そうしておくと、時間の経過と共に書いてあるモノへの執着や拘りが薄れてくる事がある。そして、完全にクールダウンしたら削除。こうしてゴミを増やさず、ムダな時間の浪費を防ぐのだ。ネタ帳の活用法は色々あると思っている。"忙しくても心を亡くさず"夢の実現をシミュレートする事もできそうだ。

 

            ▼右か左か。散策しながら想いに耽る。これが実に爽快。

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          ▼京都、木津川当たりは時の流れと歴史を感じる・・・静かだ。

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          ▼ついでの1枚。福祉バザーではないが自主製品には違いない。

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