「仲間と伴に」(湘南セシリア・みらい社 伏見康一)

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この写真は先日9月19日、例年参加している「RUN伴」に参加した時の出走前に出発地の湘南台公園で撮ったワンショットです。
この写真を見た時、私は心でぎゅっとガッツポーズをしました。

 

すでに「RUN伴」についてはこのブログで幾度もなく触れてきているのでイベント内容は割愛します。
今年の出走メンバーは私のほか、小島慎伍・佐藤奈津子(セシリア)、廣田光(六会いきいきサポートセンター)、高橋宏明(ぷれっじ)。

出走前に円陣を組んで気合を入れているといると「私も一緒に入っていい?!」と声をかけてくれた緑のウエアを着ているこの方は「しげさん」こと中村成信さんという方です。

ご存じの方も多いかとは思いますが、しげさんは若年性認知症の診断を受けている当事者の方であり、現在は執筆活動や講演活動をされている方です。この日は「横浜泉区チーム」の一員として参加されており、湘南台公園でお会い致しました。
なぜ私が「心の中でガッツポーズ」をしたか?というと、私以外のメンバーはおそらくしげさんが当事者である事を存じあげておらず、仲間のお一人と認識していたと思うのです。だからこの写真には「サービス」も「支援」もなく、ただただ伴に走る「仲間たち」の写真なのです。この自然体な振る舞いと視線の一致は私にとってはとてもかけがえのない出来事であり、貴重な1枚となりました。
この高揚感や一体感はあくまでもイベント特有のものだとは承知しているものの、なんとか日常にも投影出来ないものかとふと思いめぐらせています。

 

さて、しげさんたち「横浜泉区チーム」と「大和~湘南台チーム」から2本の襷を受けた私たち「ユーキーズ」は「ローズマリー」チーム他有志メンバーと伴に一路ゴールである湘南Tーサイトに向けて約11キロ走りました!

途中の中継所で仲間が増え、円陣も大きくなります...

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当日は降雨の一日でしたが、多くの仲間に待ち迎えられたゴールは晴れ晴れとした清々しいものでした。何より北海道からつながっている襷を無事次のチームに繋げることができ、大役を成し遂げる事ができました。現在、襷は中部地方を抜け、関西ルートを駆け抜けている頃と思います。

続く22日は、ラン伴が神奈川内の最終ゴールである箱根町役場に無事到着し、神奈川チームの全行程が無事完了したり、併行イベントとして企画していた「行方不明者捜索シュミレーション」がNHKのニュースで放送されて反響があったり、と盛りだくさんの日でした。今年は例年にも増してメンバーたちに助けられ、引っ張ってもらいました。所々不手際もあったのではないか、と思いつつ、皆と一緒にいることがとても心強く思え、年甲斐にもなく楽しく充実してはしゃいでしまいました。
最後に、だいちの出店を取りやめたことにつきましては大変申し訳ありませんでした。また参加してくれたメンバーの皆様、応援してくれた方、準備等にお手伝い頂いた方、ご関心をお寄せいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
(しげさんには写真と記事掲載の承諾を得ましたこと申し添えておきます)

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