私は20年程前からインディアン(※呼称に対する論議があるようですが、「当事者がその呼ばれ方に誇りを持っている」という見解の下、表現をさせていただきます)に魅せられ、大きくなったら「インディアンになりたい!!」のです(冗談です)。
はじめは、見た目の魅力だけだったのですが、本やインターネットで調べていくうちに、考え方や生き方、文化や伝統を重んじる点など、知るほどに魅力を感じてきました。
中でも最も魅力を感じている点が「考え方」なのです。
部族により考え方の相違もあるようですが、インディアンの生き方の基本は「共存」なのだそうです。自然・仲間・地球などとの共存。また、それらに対する敬いが存在します。
「共存」を「この世に共に存在する」と前提すると、福祉用語では「ノーマライゼーション」や「インクルージョン」となるのだろうと思っています。
本記事のタイトルを「波多江式インディアン的福祉論」としたのは、インディアンと福祉の思想には多くの共通点があると思っているのです。(あくまでも「波多江式」なので「独自の解釈」ですからね。)
アパッチ族に「話しすぎる人間は他人の想像力を侮辱している。」という言葉があるそうです。
(自分は)丁寧に伝えているだけのつもりが、言葉が多すぎて、逆に分からなくさせている時や沢山の言葉で相手を言いくるめているような時、言葉の多さで自分を大きく見せようとしている時があるかもしれません。(自覚はしていませんが、私はそんな時があるような気がします...)
そして、伝える事「だけ」懸命になり、相手に理解「させる」事だけが目的になっている時がないだろうか。「相手に理解してもらう」が目的であることに間違えはないと思います。
しかし、伝える・伝えられる場面は、共に考えを知り合い、相手に敬意を示す場面でもあるのだと思います。
「どんな風に自分の伝えた事を受け止めてくれるのか?」という相手に対するワクワクした期待を持っていない事に気づき、ハッとする時があるのです。
物事の進むべき方向が大きく外れていないのであれば、相手の想像力に頼ってみる事も必要なのだという事を本記事の作成を通して再認識させてもらいました。
「(将来の夢)インディアンになる」にはもっと修業が必要ですね...(笑)
写真:魔除けやお守りの意味を持つドリームキャッチャー
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