「〇〇には理由がある」(法人本部・サービスセンターぱる 石川歩)

ナマケモノという動物がいます。みなさんもご存じの、一日の大半を木にぶら下がってほとんど動かずに過ごすあの哺乳類です。非常にゆったりとした様子と、愛嬌のある容姿とで、癒し系キャラとして動物園でも人気が高いですよね。


 彼らはエネルギーを消費しないことに特化して進化した動物で、草食なのですが一日の食事はわずか葉っぱ10グラム程度、しかもそれを一か月かけて消化するとのこと。血圧も測定不能なほど低く、体温調節のエネルギーも抑えるために、体温が低く、哺乳類なのに変温動物のように外気で体温が変化するそうです。


 容姿やその生態からナマケモノと呼ばれていますが(英語でも同様な意味でSlothと呼ばれているそうです)、実際にはその行動には、当の本人にとってはとても重要な意味・理由があり、ナマケモノは怠け者だからこそ、生態系の変遷の中を生き抜いてきたと言えるでしょう。


 表面にとらわれず、その背景や意味を知ること。それを知ろうと関心を持つこと。日々心掛けていきたいです。


 写真は、前々回、6月の日記で取り上げさせていただいた、建設中の藤沢市役所です。あれから半年、外観はほぼ出来上がったところでしょうか。完成が楽しみです。


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