『日本シリーズ観戦。からの雑感』(湘南あおぞら 宗像喜孝)

福岡ソフトバンクホークスのファンの皆さんおめでとうございます。そして、我らが横浜DeNAベイスターズファンの皆さん、残念でしたが来年が楽しみですね。十二球団の中で選手の総年棒が一番高いソフトバンクホークスと、一番低いベイスターズが、日本シリーズでここまで熱戦を繰り広げるとは、誰が予想出来たでしょうか。

 

「男子、三日会わざれば括目(かつもく)して見よ」(『三国志演義』)という慣用句があります。三日間あれば人間は大いに成長し変わることができることを言っているのですが、まさにその慣用句の実際を見たようでした。ベイスターズは、経験値、実績ともに浅く、若い選手が多いチームです。その選手一人一人の努力だけでは、きっとこのような成長はなかったと思っています。そんなチームが、実績のある常勝軍団のソフトバンクを相手に、なぜギリギリまで追い詰めるほどまでに接戦ができたのか。その一つの要因は、ベイスターズの選手たちが、ラミレス監督の言葉を信じ、素直に受け入れ、自分たちの取り組みを一生懸命に行い続けた結果であるのではないかと、私は思っています。監督が選手にきっかけを与え、選手一人一人の取り組みを尊重し、信じ抜いたこと。そして、その監督の姿勢に、選手が努力と結果をもって最大限に答えようとしたこと。

 

ベイスターズのオーナーである南場氏は、日本シリーズ後に「『諦めないこと』『工夫すること』『信じ合うこと』の素晴らしさを示してくれた選手、監督、スタッフ全員に感動しています」と述べていました。まさに同感です。次年度もベイスターズを通して、チームのあり方、組織のあり方を楽しみながら勉強していきたいと思っています。

 

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                                    ↑ 日本シリーズ第四戦、横浜スタジアムにて
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