「究極の意志」(サービスセンターぱる 梅田 忍)

年末にNHKのナレーションのないドキュメンタリー「ノーナレ」という番組で稀代の天才ボクサー、辰吉丈一郎を取り上げた番組を見ました。

 

ボクシングファンでない人でも一度は聞いたことある名前だと思います。

「浪速のジョー」と呼ばれ1989年にプロデビューをし、91年に当時国内で最速の8戦目で世界王座に就いた90年代で最もカリスマ的なボクサーでした。

 

彼のボクシング人生は波乱万丈で、世界チャンピオンになった後に選手生命に関わる網膜剥離を患い引退勧告を受けるが、現役を続行続けました。

その後も、97年に世界王座に返り咲いたときは感動をしたのを覚えています。ボクシングは過激なスポーツで、37歳で定年制もあり強制引退でライセンスを剥奪されますが国外でライセンスを取得して現役を続けること続けますが、2009年タイで行った試合を最後に、健康上の危険の為、諸外国でのライセンスも発行しないように勧告され事実上引退に追い込まれてしまいました。

 

9年経った現在、47歳ですが "自分は現役99%無理でも1%にかける"と言って無収入のまま貯金を切り崩して生活し毎日、トレーニングを欠かさず行っているそうです。

ボクシングは過酷なスポーツで脳の損傷などのダメージを考えたら彼をリングにあげることはこの先、可能性は1%もないであろうが、やりたいことをやり続ける彼の意志の強さは凄いと感銘を受けています。

 

昨年、同級生らが集まり現役続行を応援するためのチーム「Project Joe」(プロジェクト・ジョー)を結成し、彼を支援していくというニュースも耳にしています。本人の意志を尊重し身近で支えている奥さんは本当に凄いことだと思います。

たとえリングに再びあがることが出来なくても本人が納得してどのようなボクサー人生の終焉を迎えるのか?今後も注目していきたいと思います。

 

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 写真は1700頃、プリズム近辺での富士山。まだまだ、寒い日は続いておりますが、1月前は日が暮れていましたがずいぶん日は延びて来て、春の訪れを感じています。

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