「身近な空想力」  (湘南あおぞら 石川大助)

今年度より湘南あおぞらに勤務となりました石川です。

どうぞよろしくお願いします。

 

さて、初投稿のお話は、最近題名が気になり手に取った絵本の話をしようと思います。

「もしもぼくがおとなだったら」ハンガリー出身のヤニコヴスキー・エーヴァさん書いた絵本です。

冒頭「こどもはみんなしっている。ちっちゃなこどもだってしってるよ。わるいことになるほうがもっとずっとおもしろいんだっていうこと。いいこでいるよりもね」と始まります。

 

主人公の男の子は、子供ながらに大人の方が自由でいいなと憧れを抱き、大人の言うことに疑問を感じ、もしも僕が大人だったらと空想につながっていきます。

「ながいあいだじっといすにすわってなんかいられない」「フォークとナイフでたべようとしたらおにくがとんでいっちゃう」「ぼくがおとなだったらおおきなチョコレートをごはんのまえにいちばんにたべて、、」など子供の視点に懐かしさやクスっと笑ってしまう場面があり、逆に「わるさはいけません」「まえみてあるきなさい」など現実の大人目線にも「あるある」とドキッとしながらも笑ってしまうことも、、、。

子供の頃わたしも、「大人は勉強しなくていいな」「好きなものを沢山食べれていいな」なんて、大人の方がいいことが沢山あるように思っていたことがありました。子供目線からみた大人、大人目線からみた子供との対比が楽しめた絵本でした。

 

この絵本を読んでいる横で、6歳の息子が、最近はまっているポケモンのモンスターボールを部屋の中で投げている姿を見ながら、彼は今どんな空想をしているのかな~と微笑ましく思うのと同時に「ああ壊れちゃうから、、、」と思ってしまう大人な自分もいますが黙っておきます。

 

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