7つの取り組み

「サービスセンターぱる」 支援員 藤倉 悠人

楽しむ

「段取り八分」の精神で

ヘルパー事業は、利用者が事業所や学校に通うときや、休日の余暇活動としてどこかへ遊びに行くときに付き添い、支援を行っています。

電車に乗るとき、支払い方法に不安のある方との支援では、切符を一緒に買って買い方を伝えています。一人で出かけることが難しい方の支援では、安全に目的地まで行けるよう、事前にルートや行き方を伝えた上で一緒に出かけています。

サービスを行う際は、事前準備が必要なこともあります。その際は、ご家族やヘルパーと連絡を取り合って念入りに確認したり、利用者が分かりやすいように写真カード等を作ったりすることもあります。

事前に利用者がいつも寄るお店が閉まっているという情報があったため、代わりのルートやお店を提案し、サービス時には行き先を伝えるカードを提示することで、利用者が混乱することなくサービスを終えることができた・・・ということもありました。

利用者も自分も楽しい、一挙両得!

準備をしっかりした上で支援に入る際には、利用者と一緒に自分も楽しむように心がけています。自分がピリピリしていると、利用者も感じ取って不安になります。逆に、笑顔でいることで利用者も安心して、穏やかに過ごすことができます。そんな姿を地域の皆さんに見てもらうことで、障がい理解に繋げられたら良いなと思っています。

利用者と一緒に楽しんでサービスを終えたとき、利用者から「今日は楽しかった!」「ありがとう」と直接言ってもらえることも多く、とてもうれしい瞬間です。

いろんな希望に応えたい!

ありがたいことに多くの利用者・家族からヘルパーサービスの依頼をいただいています。しかし、すべてのサービスを受けられていない現状があります。

ヘルパーサービスは、地域と繋がりの深い福祉サービスです。朝の通学時間帯などは、地域に根差した登録ヘルパーがいることで『ご近所の支援者』が増え、利用者の生活がより豊かになるのではないかと考えています。

新型コロナウイルス感染症が蔓延しているときには、外出を自粛せざるを得ず、利用者の出かける機会が大幅に減っていました。ようやくコロナ禍前のように野球観戦や水族館など、利用者が希望する場所に行けるようになりました。

今後も利用者が気軽に出かけられるよう、サービスを提供していきます。