日記

「福祉の仕事」

 職員から聞いた話ですが、横浜市では「障害福祉魅力発見パンフレット」を作成し、「障害福祉人材プロモーションムービー」を横浜市営地下鉄の液晶パネルで流しているそうです。

 以前から、特に津久井やまゆり園事件以来、障害者に関するニュースで虐待事件や、不正請求などが取り上げられることが目立って多くなり、これでは福祉の仕事に進みたいと思う人はいないだろうなと危機感を抱いていました。このことについては同じことを思っている人も多かったと見えて、良い取り組みをしているのに悪いことしか報道されないなどとぼやいている声を良く聴きました。

そんな時、市営地下鉄で流されていると言うプロモーションムービーを見て、驚きと共に心地よい気分が静かに流れていくのを感じました。何か失っていたものを見つけた感じです。

横浜市のホームページを見ると障害施策推進課が担当していて、「障害福祉の仕事の魅力をお伝えします!(パンフレット・PR動画)」と銘打ってパンフレットと共にいくつかのプロモーションムービーが掲載されています。さらにページを遡るとどうも横浜デジタル専門学校生がこのプロモーションムービーを作成したようです。画面の構成も一緒に流れる音楽も軽快でこんな仕事をやってみたいと思わせるものでした。

横浜市の担当の方に問い合わせると市営地下鉄だけでなく市営バスやそごう横浜でも放映しているとのことでした。

行政が市のホームページで障害者施設での採用活動を広報し、さらにまた市営地下鉄の画面で流すと言うアイデアはどこから出てきたのでしょうか。それにしてもこれを制作し実行に移した人は素晴らしい仕事をしたと思います。そしてこれを許可した人の判断も英断だと思います。久しぶりに明るい未来を見た気がしました。

以上

 追伸 今は行政もJRやその他パブリックビューイングなどを使って様々な広報をおこなうのが主流になってきているようです。こちらの不明を恥じるばかりですが、あえてこれを知った時の感動をそのまま載せました。