日記
「巳年」
新年あけましておめでとうございます。本年も皆様方にとりまして良い年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
さて、今年の干支は巳年です。どんな意味があるのかと少し調べてみると巳年は十二支の6番目で、蛇のことを指し、蛇は脱皮することから「再生と復活」「成長」を象徴しているとのことです。
蛇は古い皮を破って脱皮するのですが、人間の場合にも脱皮と同じようなものがあるのでしょうか。思春期に起こる様々な変化がそれにあたるかもしれませんが、人間は社会的な動物でもあります。それに関連して思いつくものは成人式などの儀式です。入園式、入学式もそれに相当するでしょう。社会人になる時の入社式、長いサラリーマン生活では昇格・昇進なども古い皮を破って新たな役割を担った人としての再生を期待されている大事な儀式かも知れません。
蛇が皮を破るのはそれまでの古い皮があるからです。人間の場合もただ、儀式だけをしていてもそれまでの習慣や考え、行動から抜け出すと言う自覚がないことには成長には結びつかないでしょう。
今の時代は「成長」「再生と復活」と言っても若い人にはあまり訴える力がないかも知れませんが人間が生きていく上でいろいろな形で脱皮を繰り返していることを考えることは今年の干支にちなんだ良いテーマだと思います。
以上
2025.1.1 理事長 倉重達也