日記
「研修の楽しみ」(相談支援プラザ / 施設長 伏見康一)
昨年中に研修を受講する機会が多くあった。更新研修が重なったためである。最近の研修は昼食事情が変わってきている。理由は「コロナ」。会場都合もあるのだろうが持ち込みだと「会場内飲食禁」や「別室で黙食」などが定番。かといって不慣れな土地の飲食店の混雑状況も及びもつかず、結局はコンビニで買って公園で食べる、というスタイルに落ち着いていた。
桜木町で受講していた時のこと。野毛山公園で昼食場所を探していた時「野毛山配水池」にたどり着いた。津久井湖から野毛山まで繋がる水路の到達点である。拙宅近隣では「さくらの散歩道」と名付けられている水道で、いつしか終点まで行ってみたいと思っていたが、まさかこのタイミングでたどり着けるとは思ってもいなかった。なんだか気持ちも晴れ晴れとした昼食となった。
嬉しいついでに、と勢い余ってしまったのか、昼食後野毛山近辺の散策へ出発。水路のほか歴史を感じさせる建物や風情ある坂道、階段など初めての土地をいろいろと思いめぐらしながら路地を歩いていた。日ノ出町駅あたりに着いた時、我に帰り今日の日課を再確認。「今日は研修です、しかも更新研修、遊んでいる場合ではありません。」自分自身に言い聞かせ、携帯アプリを起動させ地図を頼りに帰路に着く。
無事、休憩時間内に研修会場に到着し、午後の研修も問題なく受講した。ただ帰り道はずっと小走りであったがゆえ、座った途端噴き出す汗に内心、動揺していたということは言うまでもありません。
この記事を書いた人
伏見 康一
休みの日には、得意な手料理を家族にふるまう、グルメなお父さん。70年代のマニアックなロックに詳しく、その知識には他の追随を許さない。シュールな冗談と利用者の笑顔が大好物。