日記
〜風〜 (相談支援プラザ / 課長 一戸香織)
夏本番を迎え、太陽がまぶしくジリジリと照らされる季節となりました。
先日、六会地域のお宅に伺った時、国立新美術館に行って来た話しを伺いました。
電車を乗り継ぎ乃木坂駅で降り、初めて美術館に行ったとの事でした。
80歳を超えた方が、初めて1人で美術館へ行ったこと、
そして、そこで観た作品がとても気になりました。
その方曰く、
「雨や雪はこの目で見ることは出来る。
でも、風は感じられても目には見えない。
風をどう捉えるかは人により違う、その風をどう捉えて、
どう表現しているのか知りたくて、美術館に行ったんだ」との事でした。
もともとは、絵にはさほど興味はなかったそうですが、
パンフレットを目にして、表紙の言葉に惹かれて、
美術館に行き直接観たいと強く思ったと話してくれました。
雨や雪は目で見えます。風を感じる時は、日常生活の中でどんな時か。
洗濯物が揺れている服を見た時、
カーテンが揺れている時、
草花が揺れている時、
グランドの土が舞った時など、
風が起こした現象を見て風を感じる事があります。
暑い日の涼しさを感じるのは、風が吹いた時です。
人により感じ方は様々です。
何気なく日常を過ごしている私にとって、
風をどう捉えているか考えた事がありませんでした。
その方が、パンフレットを見て行きたいと思い、行動したことは、
変わらない日常を何気なく過ごしている私にとって、
良い刺激となる話しでした。
日常生活の中で、もっとアンテナを張り、
さまざまなに感じる意識を持つ事を大切にしたいと思いました。
夏休みに入り美術館には様々な展覧会が開催されます。
ちょっと足を運んでみたいと思いました。
この記事を書いた人
お米の産地で生まれ育ち、ご飯が大好き!おにぎりでお米の違いが分かります。微妙な力加減で、ふっくらとしたおにぎりを作れる事が密かな自慢。
具は大好きな梅干し!