日記

波多江式インディアン的福祉論㉖(黒崎ホーム 施設長 波多江努)

黒崎ホーム

部族は不明ですが、「こころからの言葉は 書物よりも尊い。」という言葉があるようです。

飽きもせず福祉的解釈をすると「個別性と権利擁護、学ぶ姿勢」ではないかと思います。

「こころからの言葉」は、支援者がどこまで利用者の想いや気持ちに近づこうとするか。そのためにどのようにかかわっていくかが問われている気がします。現在、支援をしている中にも藁をもつかむ思いで、利用者のこころからの言葉に近づこうとしている人たちも多いのではないでしょうか。 そのようなかかわり方が巡り巡って権利擁護的な支援につながっていくのだろうと信じています。

「書物よりも尊い」は書物が尊くないというわけではなく、支援の現場を通じ、迷う、調べる、工夫するなどのプロセスが重要であり、そのプロセスを整理してくれるのが、書物や第三者からのアドバイスであったりするのだろうと思います。

そのようなことを積み重ねながら、「師は教えることでまた学んでいる。」というソーク族の言葉につながるのだろうと思います。この場合の「師」は利用者も支援者も該当しますね。

「(将来の夢)インディアンになる」にはもっと修業が必要だ...。

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自分で作ったものはオリジナルロゴマークを刻印しています。

この記事を書いた人

波多江 努

モノづくりの類まれなる能力の持ち主。装飾品制作から派生して、革細工の世界へ。生来の凝り性な性格から、いつからか革細工の技術はプロ顔負けの腕前に…!家族とメタリカを愛する、心優しきパパ。