日記

夏の夜の出来事(黒崎ホーム 課長 髙橋克之)

黒崎ホーム

 世の中色々な派閥があります。有名なところではタケノコの形をしたお菓子ときのこの形をしたおかしや赤いカップ麺と緑のカップ麺など。動物界では「犬派?猫派?」等という話も良く聞くところですね。我が家には、そんな有名派閥の一角である猫がいます。

 さて、それはある夜の出来事です。リビングでのんびりしていると2階から勢いよく猫が駆け下りてきました。その事自体は珍しい事でもないので、特に注目していなかったのですが、こっちを見ながら妙に短く「にゃっ、にゃっ」と鳴きだしました。どうしたことか、と目を向けてまず目に飛び込んで来たのはピチピチと跳ねている細長い物体でした。そして、猫を見ると前足でトカゲを押さえつけてどや顔をしていたのです。その時脳裏に浮かんだのは「こんな漫画みたいな事があるんだな」でした。

 まだ小学生の頃、トカゲハンターと称してトカゲの切れた尻尾をポリ袋に入れて友人と成果を競い合った事もある私ですが、年月を重ねた今となってはぞっとしました。恐る恐るトカゲを救出し、外へと逃がしてやりました。

 昔の感覚と今の感覚が違う、という事は皆さんも思い当たる事が1つや2つはあるのではないでしょうか。人の心は変化をするものですね。そしてそれは今支援をしている利用者も同じではないでしょうか。過去を知る事はとても大切ですが、その過去に縛られない事も大切です。利用者の心に変化はないか、今一度確認をしてみてはいかがでしょうか。

 表紙の写真は娘の描いたトカゲです。あっかんべーをしているとの事です。

この記事を書いた人

髙橋 克之

常に穏やか、ふんわりソフトな雰囲気を全身から醸し出しており、抜群の安定感を誇ります。ニコニコしている間に仕事も終わらせてしまい、周りが驚くことも! でも・・・、知っている人は知っている、時々放つブラックジョークが光り、実は頑固な一面もあるということを・・・。そんなギャップを微塵も窺わせずに、今日も愛用の革ジャンを纏ってにこやかにバイク通勤。この通勤スタイルは冬でも雨でも変わりません!