日記
最後の試合 (法人事務局 課長 佐藤和美)
先日、息子のサッカーの試合を見に行きました。
相手は、全国大会にも出場経験のある強豪校。高校生活最後を飾るかもしれない試合に願ってもいない相手です。
さすが相手チームは、全国レベル。息子たちよりがっしりとしていて、一回り大きく見えます。試合が始まると、開始早々から、ゴールに向かってボールを持ち込まれる状況です。相手の厳しい攻撃をうまく対応し、ひとりで無理な時は、ふたり、3人と複数で対峙し、ひいき目かもしれませんが互角に勝負しています。個では負けるかもしれないけれど、チーム力で相手を押さえているようです。相手チームもシュートを打ちますが、息子たちもゴールを割らせません。格下相手に点を取れないとイライラしているのが、応援席まで伝わってきます。いつも試合中に何かをやらかす息子ですが、今日は安定したプレイで渡り合っています。0-0のまま、前半が終了しました。
数年前の甲子園でも話題になった"青春って、すごく蜜なので..."という言葉が当てはまる息子たちの世代。中学・高校と部活が楽しい時期に、コロナ禍で他校との試合や大会が根こそぎ中止になるだけでなく、蜜にならないようにとマスクをつけながらで練習さえ思いっきりできなかった期間もありました。大会、遠征、合宿や卒業生を送る会など、今まで当たり前だった行事やイベントも中止となり、同情することも多くありました。
息子の12年間のサッカー人生は、楽しいことだけでなく、くやしいことや嫌なこと、つらいことも多かったかもしれません。母としては、息子がサッカーを続けることに何度も迷いましたが、高校生活最後の試合で、生き生きとただただ無心にボールを追いかける姿を見て、彼がサッカーと出会えたことに感謝しています。
この記事を書いた人
3人の子育てと仕事を両立したワーママ。あまりの忙しさに、当時の記憶が一部飛んでしまっています。そんな激動をかいくぐり、最近では娘と「推し活」に励むゆとりが出てきました。子どもたちの影響で、流行をキャッチするアンテナの感度良好!困った人を見ると放っておけない性質も生かし、育成会屈指の“バリキャリ”として邁進していきます!(と、鼓舞してみる)