日記
『地域生活移行推進民間提案事業』( 湘南あおぞら・アポロ / 施設長 宗像 喜孝 )
2025年度がスタートしました。今年度の湘南あおぞらのスローガンは「湘南あおぞら一信!!~利用者・職員・地域の可能性を信じて」としました。国が提唱する地域移行の推進等、時代の変化に応じたサービスを提供するためには、職員同士が協力し合い、利用者、職員、地域の可能性を信じて、前向きに仕事に取り組めるような職場環境が大事だと考えています。スタッフ一同、ご利用者からのご意見はもちろんのこと、ご家族、関係者の方々とのコミュニケーションを大切にしながら、日々進化を遂げていけるよう精一杯努めてまいりたいと思います。
さて、3月29日(土)に行われた法人全体研修の中でも理事長よりお話がありましたが、今年度、当法人は、神奈川県から「地域生活移行推進民間提案事業」を受託することになりました。この事業は、障害者支援施設からの地域生活移行を推進するために、障がい保健福祉圏域を単位とした民間法人からの柔軟な発想による提案事業を募集し、採択した事業に対して補助を行うといった内容の事業です。具体的には、障害者が希望する地域で暮らせるようにするための提案を募集し、県の評価委員会の審査を経て採択された事業に対して、年間最大1,000万円の補助金が交付されます。補助期間は最長3年で、補助終了後も自主的な事業継続が求められます。
昨年の10月あたりから入所施設の管理者たちと共に受託に向け準備を進めてきました。3月の初旬には、県の評価委員会が開催され、その中で下記に添付している資料をもとに三嶌施設長と委員の方々を前にプレゼンテーションを行ってきました。正式に受託が決まった際には、ホッとすると共に提案した事業をしっかりと3年間遂行しなければならないという責任を痛感しました。
当法人は、湘南東部圏域において、現在2つの障害者支援施設を運営しており、半世紀以上にわたり湘南地域に根差し、主に障がいのある方々がその地域において、あたり前の生活が送るために必要な様々なサービスを提供してきました。今までの経験とノウハウを生かしながら、魅力的な事業を皆さんと一緒に進めていきたいと思います。事業の詳細については追って皆さんに報告する機会を設ける予定です。
(写真)評価委員会でのプレゼンテーション時に使用した資料
この記事を書いた人

今でも面影残る高校球児。第二の故郷、屋久島のアウトドアで鍛えられた鋼の肉体。育成会随一の「しゅっとした人」。地元ベイスターズの運営に関しては、辛口の批評家でもある。そして何より、愛妻家。