日記
アポロの施設長・課長日記
夏休み(湘南あおぞら・アポロ 高橋羽苗)
今年の夏は少し早くにお休みをいただき北海道に行ってきました。
目的はタウシュベツ川橋梁という橋で、何年も前から行ってみたかった場所です。
タウシュベツ川橋梁は廃線になった鉄道橋で、ダム湖の水の増減で完全に沈んでしまうこともあり、劣化が進んでいていつ崩落してしまうかわからないと言われています。
もともとそのフォルムから「行ってみたい」と思っていた場所だったのですが、橋のかかっている湖も水の増減があることで木が独特な形で立っておりどこか違う世界のような雰囲気。そんな中に橋はどーんと立っていてとてもきれいでとにかくかっこいい!語彙力の低さで伝えられないのが残念です。
携帯の電波も届かない場所で、ガイドの方が、周辺の橋梁群や廃線となった線路跡、駅のあった場所なども案内してもらいノスタルジックな景色を楽しんできました。
ドキドキしていたヒグマとの出遭いはありませんでしたが、たくさんのエゾシカが道を歩いたりすぐ近くで草を食べていたりしていて、ちょっとびくびくしながら過ごしてきました。(ちなみにガイドさんもヒグマには出逢ったことのない方も多いそうです)
ツアーの出発地であったガイドセンターでの写真の数々やガイドの方たちの話を聞いていると冬の姿も見てみたい。極寒を覚悟していつか行ってみたいなと思います。
大規模修繕を行います!! (湘南あおぞら・アポロ 施設長/宗像 喜孝)
この夏は数年ぶりに妻の実家がある屋久島に行くことを計画していましたが、台風が上陸して日程が延期になったり、施設で新型コロナウイルスの陽性者が発生し対応したりと諸事情が重なり、結果として、家族のみでの旅行となりました。島の温泉や海遊びを期待していましたが、また数年後にチャレンジしたいと思います。
さて、今年度、湘南あおぞらは屋上の防水工事、外壁、外周の補修工事等の大規模修繕を実施します。先日、施工業者との入札を行い、紆余曲折、いろいろとがありましたが、無事に今年度中に工事が行えるようになりました。昨今、資材不足、人件費・輸送費の高騰など、建築業界も様々な課題があり、今まで通りの価格で工事を請け負うことが困難になってきていると業者の方より話がありました。今後、世の中の情勢や施設の予算の状況を見ながら、計画的に修繕をおこなう必要性を感じています。
施設開所から早25年。当時きれいだった建物も月日を重ね、いたるところに不具合が生じるようになってきました。建物全体に足場を組むなど、開所後初めての大掛かりな工事となります。工事期間は、2023年10月から2024年3月を予定しています。この間、利用者並びに関係者の方々には、ご不便をお掛けしますがご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
今年の湘南あおぞらのスローガンは「Re:start!」です。来年の3月には、きれいになった湘南あおぞらを皆さんにお見せできることを楽しみにしています。
息子に送ってもらった屋久島の森とカエルの写真。
「桜咲く」 (湘南あおぞら・アポロ /施設長 石塚 和美)
例年より早くサクラの便りが届きました。早咲きのサクラをはじめ、近所では様々な種類の花が咲き始め本格的な春の訪れを感じています。
4月よりアートスペースわかくさへ異動となり、通勤で通るこの道もあと何日、と数えながらサクラの下を通っています。
地域で障害のある方に関わる仕事がしたいと福祉関係の専門学校を卒業し、縁があって重度重複障害のある方々が通所する施設へ事務員として就職しました。
食事場面や外出など、支援員以外の職員(事務員や栄養士、調理員など)も加わり利用者の方と直接かかわることができたことは自分にとってとても良い経験となりました。
藤沢育成会では、事務員、管理職として利用者の方とのかかわりを持たせていただきました。地域とのつながりを大事に、「インクルージョンふじさわ」「それぞれのマイライフ」を目指し活動を続け、自身も藤沢市民としてだれもが住みよい街になるとよいなあと思いながら業務にあたって参りました。
それぞれの事業の役割や様々な職種・職員間のチームワークの必要性を深く考える時間を与えていただきました。
4月より支援員として、アートスペースわかくさの仲間に加わります。新しい出会い、活動を楽しみにしております。
例年、初詣は江ノ島神社へ行きます。毎年おみくじを買いますが今年は中吉。「前進することは無心のことだ。今日成すべきこと、今成すべきことに全力を尽くすことがあなたに与えられた努め」と記してありました。思うように進まず反省することも多くありましたが、今後も一つひとつ丁寧に取り組んで参りたいと思います。
お世話になった皆さま、ありがとうございました。新しく出会う皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
「ペットを飼う理由」 (湘南あおぞら・アポロ・法人本部事務局 / 課長 石田 友基)
以前、ウサギを飼っている紹介をしました。「人はなぜペットを飼うのか」ということが気になって調べてみました。
ペットの歴史はとても古く、1万2000年前の遺跡からは女性と子犬が一緒に埋葬されたのが発見された記録があるそうです。
ペットを飼う理由ランキングというのもあり、「かわいい」からという理由が半数を占めていました。僕がウサギを飼った理由もまさに一目ぼれ、圧倒的な可愛さでした。
表面的な理由の裏側に、「人は群れで生活する生き物であり、自分が持っている資源を、仲間に分け与えたい」という本能を持っているらしいです。現代では、物があふれているので、人は群れなくても生活は出来ますが、ペットの世話をすることで、その本能を満たしている。という考え方があるそうです。
動物はしゃべらないので、人を必要としているかどうか、本心はわかりませんが、人の脳は「必要とされたり、分け与えたりする=幸せになる」ということがプログラミングされているようで、現代社会ではあまり、人にしなくなった本能的欲求を、ペットを飼うことで満たしているそうです。
本能を意識したことは今までありませんが、僕の本能的欲求を満たしてくれているウサギに、感謝を感じました。
「風になりたい」 ( 湘南あおぞら・アポロ 施設長/石塚 和美 )
秋空の下、今年はたくさんの学校で体育祭や文化祭が開催されました。空の上でも皆既月食&天王星食という442年ぶりの天体ショーがあり、ワクワクした気持ちで夜空を眺め「明日も一日頑張ろう!」と元気をもらいました。
藤沢育成会は11月12日に「いんくるフェスティバル」を開催しました。秋晴れの中、湘南ゆうき村の収穫祭や、秋葉台公園でのポニー乗馬会、秋葉台文化体育館大会議室での作品展、各事業所紹介や感謝の気持ちを込めた「いんくるムーブメント」などZOOMでつなぎそれぞれのイベントを配信映像で楽しむことができました。
湘南あおぞらでは、利用者の皆さんが個性あるプラバン作りに挑戦し、おやつには湘南だいちのパンをおいしくいただきました。そして、メインイベントは湘南音学院藤沢の皆様をお迎えした音楽会を開催しました。「オーシャンゼリーゼ」や「上を向いて歩こう」など利用者の皆さんが知っている曲を演奏していただきました。湘南音楽院藤沢の皆様、ありがとうございました。数年ぶりにお客様をお迎えした音楽会となり利用者の皆さんもとても楽しんでおられました。
いんくるフェスティバル実行委員会、それぞれの事業所の利用者・職員の皆さんが力を合わせて事業所、地域がつながることができたと実感した行事となりました。
同日に近隣の村岡公民館まつりも3年ぶりの開催となり、湘南あおぞらも出店販売をさせていただき、たくさんの作品をご購入いただきました。今年の公民館まつりは小学校の校庭を使い広い場所で感染対策を行いながらの開催となりました。校庭ではたくさんのテントが並び、ミニSL乗車では子どもたちの歓声があがり、うれしい気持ちが伝わってきました。
湘南あおぞらの庭の桜も紅葉が始まり、ふと見るとつぼみが・・・。急ぎ足で秋が通り過ぎていく中で、風が心地よく感じられた一日でした。
「やってみせ」 ( 湘南あおぞら・アポロ・法人本部事務局 / 課長 石田 友基 )
今年度より、湘南あおぞら、アポロ、法人事務局の課長として配属されました。
今までみらい社(就労移行・就労継続B型)、よし介工芸館(生活介護)、サービスセンターぱる黒崎ホーム(共同生活援助)と3つの事業を経験してきましたが、異動するたびに、新たな出会いと発見があり、学びを得られる良い機会になっています。
さて、ここ数年ずっと頭の片隅にある言葉があります。
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」
海軍軍人の山本 五十六(やまもと いそろく)という方の言葉で、連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を実行した人物です。
・見本を見せて
・そのことの意味や理由(根拠)、重要性を伝え
・実際にやってもらい
・行ったことに対するフィードバックをする
人材育成において、基本中の基本であろうこの言葉。分解して考えてみると、とても当たり前で簡単に思える。しかし、実際に意識しながらやってみるが、これがなかなか難しい。
上記の言葉には続きがあり
「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」
「やっている姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず」
元師海軍大将まで昇りつめた山本五十六だからこそ、自らが経験し、出てきた言葉だと思う。
まだまだ、自分には「経験」と「何か」が足らないのだと感じる。
今年度より、異動し、新しい場所と役職に就きました。心機一転、これからもっと成長できるよう研鑽を積んでいきたいと思います。
※写真は家で飼っているウサギ(ネザーランドドワーフ)の琥珀君です。