日記

施設長・課長日記

「2023年の抱負」  (湘南セシリア・みらい社  課長/鈴木 保志)

みらい社
湘南セシリア

 昨年末、定期の血液検査結果を確認するため通院をした。

「前回と変わりないね、この辺は飲酒の影響だね・・。」と、結果の数値を見ながら先生が話す。

 ちょうど1年前の課長日記にも掲載したが、2022年はお酒とうまく付き合っていくという抱負を掲げ、以降定期的に血液検査をしながら自分を律してきた。 

 1年前、将来も長く飲酒を楽しめるように、週に1度の休肝日を設けること、1日2合までと先生が話してくれたことを覚えている。今回の結果を受け「いやー、週1日の休肝日はなんとか守っているんですが・・、その他の日をもう少し減らさないといけないですかね・・。」と、言い訳じみた発言をするや否や「1日(休肝日)守ってる!?だったら、そのまま続けて、それ以上はストレスになるから。」と他の曜日の飲酒量ではなく、週1日の休肝日を守っていることに触れてくれた。自分にとってはとても励みになる言葉だった。

 以前、違う通院先で「やめるしかないね。」と伝えられ、病院から足が遠のいていたことがあった。日々の支援や職員とのやり取りでは、白黒では折り合いがつけられないことが日常である。価値観が違うのだから当然だろう、そんなことを重ね合わせ、先生の発言を考えていた。

 こうなると自分なりに努力しないと先生に対し申し訳ないとも感じ、若干プレッシャーにはなるが、必要なことであると自分で納得出来ていることが大切だと思う。

 2023年度も引き続き「お酒とうまく付き合う」に向き合っていくつもりだ。

思い出の味を、年末年始のお供に (湘南セシリア・みらい社 施設長/三嶌 悟)

みらい社
湘南セシリア

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

さて突然ではありますが、こちらの食べ物は何かわかりますか?これは「梅水晶(うめすいしょう)」と言います。「梅水晶」とは、サメの軟骨を加熱処理して、千切りに刻んだものに梅肉や調味料を加えたものです。飲食店や居酒屋でも、なかなかお目にはかかれない珍味でもあります。

私がこの「梅水晶」と出会ったのは、コロナ禍前に、知り合いの馴染みのお店でした。何とも言えない食感や味、商品名にインパクトを覚えましたが、その後コロナ禍に突入。思い出の味となっていた中、先月以前とは別のお店で偶然にも発見し、数年ぶりに思い出の「梅水晶」を堪能しました。それでも飽き足らず、年末年始のお供にと、お取り寄せまでしてしまいました。

2022年を「梅水晶」で締め、2023年は「梅水晶」でスタートしています。

皆様のご健康とご発展をお祈り申し上げます。

『あっと!』 (よし介工芸館・アートスペースわかくさ 課長/儀保 治男)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

藤沢育成会の機関紙『moderato(モデラート)』の表紙は、『あっと!』という企画で毎回利用者の感性で表紙を飾っています。

『あっと!』は、2012年4月発刊の52号からスタートしました。"日常の中で見つけたアート"という視点で、法人内事業所で発見したことやモノを"見方を変えてみる"ことで、"アート"に変わる、また"あっ!"とするようなモノに変わるということを伝えたく企画しました。

『あっと!』もスタートして約10年。これまで様々な『あっと!』を紹介してきました。段ボールをちぎっただけの作品?が作業場の一角に普通に置かれていたり、何気なくちぎった紙を細長く丸めてみたり、ハンドタオルを手で無造作にまとめたものがペンギンに見えたりと、多くの『あっと!』に出会えました。

これからも感性豊かに、利用者の日常にアンテナを張って、あっと!驚くアートを発信していきたいと思います。

ワイン祭①.jpg

ワイン祭①

ワイン祭②.JPG

ワイン祭②

(ワイン祭①・②写真)

昨年11月に3年ぶりに開催された"ココ・ファーム・ワイナリー収穫祭2022"に行ってきました。

「ジャンプ」  (よし介工芸館・アートスペースわかくさ・湘南あおぞら /施設長 伏見 康一)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ
湘南あおぞら

11月半ばより湘南あおぞらの共同施設長を兼務することとなりました。遅くなりましたがこの場を借りてご報告させて頂きます。よろしくお願い致します。

 「忙しくなって大変ですね」などお気遣いの声をかけて頂くこともありとてもこころ強く感じております。お心づかいに感謝致します。仕事の量や移動時間は増えておりますが、負担感はありません。ようやく自分の身の丈をわきまえてきたのだと自負する一方で慢心だけはすまいと自省していきます。

 どこかで、「スキーのジャンプ競技では追い風だけではなく適度な向かい風がある方が遠くまで飛べる」との説を聞いたことがあります。しなやかで力強く微動だにしないあの滑空姿勢を少しでも参考にしたいと思い描いています。

 いよいよ年末となりました。本年中は大変お世話になりました。来年も引き続きよろしくお願い致します。

皆既月食  (湘南ゆうき村 課長/ 高橋 羽苗)

湘南ゆうき村

11月、皆既月食・天王星食が話題になりました。

今回は、皆既月食と天王星食(惑星食)が併せておきたことで400何年かぶりなのだったそう。次回の皆既月食と同時に見られる惑星食は300年ほど先の土星食だそうです。

昔の人は月食や日食は不吉と言われていたという話を、そりゃそうだろうなーと思っていたのですが、実は私が思っていたよりもだいぶ早い時代から日食や月食の予報がされていたそう。

今回の月食は条件が重なり、よりスペシャルなイベントとなりましたが、月食は多くて年に3回あることもあり、周期的なものという気づきから予報がされていたとのこと。その周期は莫大な記録を整理して導き出したものだそうです。

とはいえ、難しいことはわからずミーハーな私は、月食や日食、流星群などさまざまな天体ショーを楽しむだけ。今回の月食は、天気も良く月が大きく、きれいに欠け始めて...興奮をしながらの帰り道だったはずが、家に着いたらすっかり気が抜け、一番いい場面は実はちゃんと見ていないという結果に終わりました。

残念!

11月8日 皆既月食が始まる前の月と湘南ゆうき村です。

「伝わるもの」 (湘南だいち 課長/石川 大助)

湘南だいち

先日、知人から展示会の案内が送られてきたので見に行ってきました。

『ハンデのある方の現代アート 気づきの時展―さいかい』

立体、平面など200点以上の大きさも色合い違った個性あふれる作品ばかりが展示されていました。会場内は、何とも言えない明るい雰囲気が漂っていて、順に見ていくのがワクワクしてしまう作品ばかりで、何より一つ一つの作品から作家それぞれの「一生懸命に取り組む姿勢」と「これが好き!!」という気持ちが伝わってきて心を揺れ動かされました。

アクリル絵の具で描かれた動物、色合い豊かな線が重なり合った線画、段ボールとセロテープで形作った電車、日付が入った日記のような線画の束、薄紙を何枚も重ねて作った猫・犬・兎、一枚の紙を切り抜いて立体にした動物、軽いタッチで描かれた風景画、鉛筆で描かれた人の描写、瓶を描いた静物画、思うままに筆を動かし瞬間を閉じ込めた文字、端まで丁寧に作られた陶器。

人の気持ちそのものは目に見えないですが、筆の運び、細部へのこだわり、色合い、くねくねの線の重なり、セロテープの重ね具合、束ねられた紙の枚数、、、それらの過程を経た造形物には作家の思いが蓄積されていました。

どれだけの「これが好き!!」の思いが積み重ねられてきたのだろう、、、。

これを描こうかなと思ったのは何でだろう、、、。

描き始めはどこからだろう、、、。

なんでこの色になったのだろう、、、。

どんな表情で描いているのだろう、、、。

どうなったらこれで完成!となるのだろう、、、。

思いをはせると、作っている過程を見てみたくなってしまいました。

この展示会の題名の通り、「気づきの時」になりました。

目に見えない気持ちを考えることは、支援の現場でも同じことが言えます。仕草や行動、目線など行動に現れる気持ちは瞬間に流れてしまい、造形物のように手に取って上から下から眺めることはできませんが、皆で考え気づいたことを伝えあいながら一人ひとりの気持ちを知っていきたいですね。

写真は湘南だいち2階のぷれっじテラスで撮った夕方の景色です。