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施設長・課長日記
「夕凪」 ( 湘南あおぞら・アポロ / 施設長 石塚 和美 )
例年よりも早い梅雨明けで始まった今年の夏。それとともに、コロナ感染拡大となり第7波が来たとも言われています。
春先は、コロナ感染の終息にむけて、「今年はどんなことにチャレンジしようかな?旅行に行けるかな?」とワクワクしながら季節を感じてきました。猛暑とともにコロナ感染拡大となり、夏の過ごし方を改めて見直しています。
8月は孫の誕生月。物心がついたころから、お出かけにはマスク持参。お買い物や乗り物に乗るときに、「マスクつけようね」という時の心苦しさ。イヤイヤされた時もあったなあと振り返り、一段と暑い夏を迎え、コロナか熱中症か・・・同じように悩んでいる親御さんも多いと思います。小さいお子さんがマスクをしながら歩く姿を見ると切なくなります。今どきはキャラクターのついたかわいいマスクが沢山売っています。気持ちだけでも楽しくマスクを着けてもらいたい!親御さんのそんな思いが伝わってきます。太陽の下で、子どもたちの元気いっぱいな声をたくさん聞きたいものです。
夏の湘南は太陽もギラギラと輝き夏真っ只中です。今年は海の家も営業しいつもの風景が戻ってきました。部活動などの大会もあることでしょう。思い出がひとつでも多く作れますように。活気のある夏に元気をもらいながら、感染された方々へ一日も早い回復をお祈りしています。
私の夏は活動的な夏とはいきませんが、楽器の課題曲の練習や歌をたくさん聴きながら今年の「夏」を楽しみたいと思います。
大好きな松任谷由実さんの「晩夏」は夕凪の海を思い出します。
- 写真は片瀬海岸の西浜です。夕日は昼間とはまた違った海や山の姿を見せてくれます。
〜風〜 (相談支援プラザ / 課長 一戸香織)
夏本番を迎え、太陽がまぶしくジリジリと照らされる季節となりました。
先日、六会地域のお宅に伺った時、国立新美術館に行って来た話しを伺いました。
電車を乗り継ぎ乃木坂駅で降り、初めて美術館に行ったとの事でした。
80歳を超えた方が、初めて1人で美術館へ行ったこと、
そして、そこで観た作品がとても気になりました。
その方曰く、
「雨や雪はこの目で見ることは出来る。
でも、風は感じられても目には見えない。
風をどう捉えるかは人により違う、その風をどう捉えて、
どう表現しているのか知りたくて、美術館に行ったんだ」との事でした。
もともとは、絵にはさほど興味はなかったそうですが、
パンフレットを目にして、表紙の言葉に惹かれて、
美術館に行き直接観たいと強く思ったと話してくれました。
雨や雪は目で見えます。風を感じる時は、日常生活の中でどんな時か。
洗濯物が揺れている服を見た時、
カーテンが揺れている時、
草花が揺れている時、
グランドの土が舞った時など、
風が起こした現象を見て風を感じる事があります。
暑い日の涼しさを感じるのは、風が吹いた時です。
人により感じ方は様々です。
何気なく日常を過ごしている私にとって、
風をどう捉えているか考えた事がありませんでした。
その方が、パンフレットを見て行きたいと思い、行動したことは、
変わらない日常を何気なく過ごしている私にとって、
良い刺激となる話しでした。
日常生活の中で、もっとアンテナを張り、
さまざまなに感じる意識を持つ事を大切にしたいと思いました。
夏休みに入り美術館には様々な展覧会が開催されます。
ちょっと足を運んでみたいと思いました。
アンテナの張り方(相談支援プラザ / 所長 小野田智司)
相談支援プラザに異動になり
日々高齢者福祉に関する情報を耳にすることが増えました。
障害福祉の常識と
高齢者福祉の常識の違いに
戸惑いつつも
利用者の方がより安心した生活が送れるよう
日々思案しております。
3か月が経ちだいぶ事業所名やご担当の方
利用者のみなさんのお名前やご様子を
概ね覚えることができました。
所内で相談員が電話相談や訪問対応などをしているなか
対応に困ったときなどは私にも相談があります。
相談員が困るような相談は
利用者の方が困っていることなので、
利用者の方・ご家族の方の想いが
どこにあるのか相談員と確認を行います。
そのうえでとなりますが、
その想いや相談内容は多岐にわたるため...
時には所内の他の相談員に
時には他の相談支援事業所に
時には行政に
相談をしております。
この時にどこに相談をすると
困りごとが解消に向かうかは
やはり地域の情報を
アンテナを日々張っておき
情報を頭の中でも整理整頓することが大事です。
相談員同士の話していること
様々な会議で発信されていること
新聞やインターネットで発信されていることなどから
日々変化する情報を更新しています。
そして一番の情報源は利用者の皆さんの声です。
ちょっとした言葉や表情の変化に
これからも気づいていけるようしていきます。
■写真:藤沢でも田植えが始まりました
それぞれのコンセプト(事務局長 石川 歩)
先日、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているタイミングを狙って伊豆に行ってきました。梅雨の最中ではありましたが、全ての生き物でカメが一番好きな息子が、長年どうしても行きたいと言っていたiZooを訪れることができました。
iZooは河津桜で有名な東伊豆の河津町にある、爬虫類に特化した体感型動物園です。「ライオンはいません、キリンもいません、爬虫類しかいません」のポスターのとおり、ほとんどの生き物がトカゲやヘビ、カメ、ワニなどで占められており、爬虫類好きには天国のような場所でした(嫌いな方には地獄・・・なのかもしれませんが)。
以前は伊豆アンディランドというカメ専門の水族館だったそうですが、iZooに改装して体感型動物園にしたことで来場者数が6倍に伸びたそうです。企画力と宣伝力、そして一つのことを突き詰める大切さを感じます。
旭川の旭山動物園でも、閉園寸前の状況から、スタッフの方々のスケッチをもとに、動物のありのままの姿を見せる理想の動物園を目指して改修を重ね、日本でも有数の人気動物園に復活したことはご存知の方も多いのではないでしょうか。
2022年度から、藤沢育成会では新たな5か年計画「インクルージョンプラン」が始動しました。計画が計画で終わらないよう、また計画以上のものが実現できるよう、これからの5年間が大切になると感じています。
気持ちをリフレッシュしつつ、藤沢育成会らしいコンセプトの実現に向けて、止まることなく進めていきたいと思います。
写真はiZooのリクガメさん達です。展示スペースだけではなく、通路にもたくさんのカメがいました。
今年の夏は!( サービスセンターぱる・湘南ジョイフル / 課長 大澤 健二 )
こんにちは。サービスセンターぱるの大澤です。
前年度まで、みらい社でしたが、今年4月より、サービスセンターぱると、湘南ジョイフルの支援課長として働いています。
さて、梅雨も早々に明け暑い日々が続いていますが、体調変わりないですか。
私は、暑いのが苦手ですが、なぜか今年は、今のところ耐えられています。
それは何故だろう・・。前々回の日記に、『健康第一は本当に大事だった』と、健康について触れた内容を書いたのですが、きっと、その効果の一つなのも知れないと思っています。
昨年の夏、仕事も休日も色々できなかった事がありました。今年の夏は、色々やれた!と、感じられる夏にしたいと思います。
皆さんは、どんな夏を描きますか?まずは、資本となるお身体ご自愛下さい。
「帰省」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 課長 鈴木 保志 )
先日、父の葬儀で帰省をした。久しぶりに会った兄弟で、懐かしむように田舎道を歩いていたところ、弟が「あ、カミキリムシ。」と道端の死骸に気づき、すかさず兄が「20円か。」とつぶやく。地域限定の会話に思わず皆が笑う。
かみきり虫にもさまざま種類はあるだろうが、いつも目にしていたのは黒を基調として白い斑点の身体に、黒と白のカラフルで長い触覚、カミキリムシの由縁であろう口など、今考えるととてもグロテスクな、いわゆる害虫である。子どもの頃は「キーキー虫」と呼んでいたが、おそらくキーキーと鳴いているからだと思う。ミカン畑農家には悩みの種となる虫であるが、思い出深い虫でもある。
子どもの頃、一定期間だったと記憶しているが、その虫の両羽を駄菓子屋にもっていくと、20円と交換してくれる仕組みがあった。みかん畑に囲まれた環境で過ごしているため、探す手間もない。クワガタやカブトムシのようなありがたみはないが、学校が終わると一目散に宝の虫を目指したものである。近隣のおじさんは袋に羽をためこみ、シャカシャカと振って見せ嬉しそうに手渡してくれたものだ。農家にも子どもにもありがたい、地域性に富んだ仕組みである。
いつの間にか進学のため上京していなくなった姪や甥、そして父の死、否が応にも時間の経過を感じざるを得ない帰省となった。
毎年欠かさなかった「父の日」、最後のプレゼントを送ろうと思った。