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施設長・課長日記
「元氣一番」 ( よし介工芸館・アートスペースわかくさ / 課長 儀保 治男 )
みなさんは、「げんき」という漢字を書くとき、「元気」と書きますか?
私は、「元氣」という書き方が好きです。以前の職場で、スクリーン印刷の作業を行っていたころ、「元氣一番」とTシャツの背中に印刷をしてほしいと依頼を受けたことがありました。依頼者に「元気の『き』はこの漢字でいいのですか?」と聞くと、「はい。それで良いんです。この『氣』は、中に米が書かれていて力が八方に広がる意味を表しているのです。一方、中に〆と書かれている『気』は、力が抑え込まれている感じがするのでこの『氣』でいいのです。」という話を聞き、それ以来、私の大事にしている言葉に「元氣一番」という言葉を追加しました。
みなさんの元氣の源は何でしょうか?普段の生活の中や自身の心の中に様々な「支え」があるかと思います。その「支え」が元氣の源となり、自分自身、また周囲を元氣にしてくれます。
心と体を整えてくれることば、『元氣一番』!!
「波多江式インディアン的福祉論!? ⑱」 ( サービスセンターぱる ・ 湘南ゆうき村 / 副施設長 波多江 努 )
作者不詳のインディアンの言葉に「信じることが価値を生む。価値は考えを生む。考えは心の反応を生む。心の反応は態度を生む。態度は行動を生む。」というものがあるそうです。
それぞれの言葉に関連性を感じ、矛盾の無さに優雅さを覚えます。
私たちが実践する支援は、「利用者を信じること」から始まります。
信じることは、「利用者への敬愛」という価値観につながります。
敬愛は「働くモチベーション」となります。
モチベーションは「支援者の日々の姿勢」となります。
姿勢は「具体的な支援やかかわり」となります。
簡単なことではないですが、この積み重ねが利用者の権利擁護やインクルージョンふじさわに発展していくのだと信じています。
雑誌の写真を参考にカチナ(インディアンのこけし⁉)を作ってみました
「開設から半年を迎えて」 ( 湘南ゆうき村・湘南だいち・湘南ジョイフル / 施設長 三嶌 悟 )
10月に湘南ジョイフルが開設して、早や半年が経過しようとしています。
「野菜・運動・健康」をテーマに、「多様な人生のうれしい・たのしいが生まれる場所でありますように」と、思いを込めて「湘南ジョイフル」はスタートしました。
開設当初は数人でのオープンから、徐々に利用者さんも増えています。活動に関しても、備品が並ぶオフィスだったのが、今では壁面や玄関にも、季節に応じた装飾を施して華やかになっています。農作業でも、最初はどこに行けばよいのやらから、今では作業内容を聞くだけでその場所に赴き、収穫や土壌整備等の数種類の作業工程が確立しています。2022年1月からは、毎週水曜日に「あゔにーる」のパン販売の開始や、4月以降には待望の「野菜自販機」を導入して、収穫から販売まで実施していきます。開設準備から携わり、ここまでやってきた実感と愛着が深まっています。
これからますます、「うれしさやたのしさ」が増していく湘南ジョイフルです。
見学も随時可能ですので、お気軽にお立ち寄り下さい。
「小人の靴屋」 (サービスセンターぱる / 所長・事務局長 石川 歩 )
オミクロン株の流行が収まりません。法人内でも多くの事業所がクラスターとなり、利用者、ご家族のみなさま、関係者の方々にご心配をおかけしております。可能な限り感染拡大を防ぎ、一日でも早く終息を迎えられるよう、事業所間でも連携を図りながら努力してまいりたく存じます。
さて、話は変わりますが、今年度藤沢育成会事務局では、パソコン操作に明るい職員が中心となり、試行的にRPAの導入を行っています。
RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略になります。人の手で行っていた業務や工程について、ロボットに業務をやってもらうことをいいます。まるでグリム兄弟の童話にある「小人の靴屋」が実現したかのような技術です。
現在、会計業務の一部をこのRPAを活用して自動化しています。まだまだ試行段階ではありますが、実際に自動で動いているパソコン画面を見ていると、感心すると同時にいつかコンピューターに仕事を取られてしまうのではという焦りを覚えます。
実際に使ってみた感覚では、RPAはデータを別のシートに書き写したり、単純な作業を繰り返したりするのが得意なようです。反対にパターンや条件付けが複雑で変化するものはまだまだ人間の手が必要に感じます。
上手く最新技術を生かしつつ、職員の働き方改革に繋げていき、結果として支援の充実に繋げていきたいと考えています。
写真は文章とは全く関連がありませんが、2022年2月22日は鎌倉時代以来800年ぶりに2が6つも付く日、とのことで今までも時々登場している我が家のネコの写真になります。
自分なりの「丁寧道」 ( よし介工芸館 ・ アートスペースわかくさ / 施設長 妹尾 貢 )
「かつてない困難からは、かつてない革新が生まれ、
かつてない革新からは、かつてない飛躍が生まれるのです。」
「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」として市内で街づくりを進める、パナソニック株式会社(旧松下電器)創業者、松下幸之助さんの有名な言葉です。
われわれも今、かつてない困難に立ち向かっている真っ最中ですが、この経験が今後にいきるよう、現在の課題にひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたいと思います。
丁寧といえば先日テレビで、かつお節づくり職人・瀬﨑祐介氏と書道家・武田双雲氏の対談番組を見ました。武田氏もアトリエが市内にあり、藤沢にゆかりの深いかたです。
その中で武田氏が、さまざまなことに感謝の気持ちを感じて生きるうち、それが高じて「丁寧道」を提唱するに至った、というようなことを話しているのを聞き、感銘を受けました。
武田氏の「丁寧道」の内容はまだよく知らないので、自分なりの解釈であり、氏の著書の内容とずれているかもしれませんが「日常のひとつ一つすべてのことを、当たり前と思わず、大切に丁寧に、感謝の気持ちを忘れずに接し、扱うこと」で日常が豊かになるということだと理解しました。
時代とともに、いろいろな場面で、スピード感と効率化が進んで、自分が置いてきぼりになりそうですが、そうやって効率化した先に何があるのか?それで人生や生活が雑になっては意味がない。効率化されて生み出された時間で、日常をもっと丁寧に生きるのであれば、毎日の景色はもっと色彩豊かに感じられるのかもしれません。
この困難を乗り越えた先を想像しながら、ひとつ一つ丁寧にやっていきたい、そう思いました。
「春よこい」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 石塚 和美 )
2月に入り、メジロの姿を見かけるようになりました。夕方も少しずつ日が長くなってきていることを感じます。
年明け、10年ぶりに母が我が家にやってきた。1週間滞在。
家の環境は昔のまま。遅ればせながらの大掃除で急きょ環境設定。風呂の脱衣場に温風ヒーター、洗面所・ベットの足元にマット設置、リビングにホカホカカーペット準備。段差の確認。
10年の間に家のまわりの環境がだいぶ変わった。店が変わり家並みが変わった。
私が休みの日に一緒に近隣の散歩。子どもが小さいときはよく手伝いに来てくれていたので顔見知りのご近所さんもいて安心だけれど環境の変化はなかなか難しい。
ウイークデイ、私が仕事の日、母はひたすら家事。食器棚、冷蔵庫内の整理、風呂場、リビングの清掃。帰宅するたび、家の中がきれいになっていく。以心伝心。ここをきれいにしたいという思いは母にはしっかり伝わっていた。
今まで来られなかった分、今後も定期的に母に来てもらうことになった。今度来るときは一緒に桜の花の下を散歩したいと思う。
103歳で逝った祖母は、寝たきりになっても「気をつけて帰りなさい」と気遣ってくれた。
仕事に追われ、自宅と仕事場の往復。母が来てくれ、どこかで誰かが見守ってくれていることを感じた時間でした。
散歩道。蝋梅の香りがしている。春はそこまで来ている。春よこい♪早くこい♪