日記
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施設長・課長日記
「休日の散歩」 (よし介工芸館・アートスペースわかくさ / 課長 儀保 治男)
残暑見舞い申し上げます。
暑さ厳しい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか。
暑さが厳しい時期は、私は朝活をして気分転換を行っています。
土日は、早朝3時半ごろに起床をし、あたりはまだ薄暗い中、ベランダに出て朝の涼しい空気を感じるのが休日の朝の定番となっております。
朝食を終えたら、近所の「散歩」のスタートです。コロナ禍の中、運動不足を解消すべく感染防止をしっかりとして散歩に出かけるのですが、この時期は、日が昇るとかなり気温が上昇し、汗拭きタオルが欠かせません。普段の散歩は、一万歩から一万五千歩歩きます。
最近、茅ヶ崎中央病院付近まで出かけたときに、工事現場の壁にいろいろな偉人や有名人の言葉が書かれていました。その言葉は、一つ一つが歩いている人に「勇気」を与えてくれそうな言葉ばかりでした。
その中で私が印象的だったのが、写真にある言葉です。日々の努力の積み上げこそが、いい結果に繋がっていくのだと改めて感じました。
まだ工事現場の壁は残っていると思います。もし近くを通りましたら工事現場の壁を気にしてみてはいかがでしょうか。
波多江式インディアン的福祉論!? ⑯ (サービスセンターぱる / 副所長 波多江 努)
アメリカ北東部の森林部族だったソーク族に「師は教えることでまた学んでいる。」という言葉があります。
師をどちらの立場でとらえるかで異なりますが、利用者を「職員を育てる師」とすると、伝えることで意思形成や意思決定のさらなる学びとなり、支援者を師とすると、支援を通じ、学んでいることは言うまでもありません。
私は、入職してから多くのことを利用者から教えてもらってきました。専門職としての学びはもちろんですが、多くの利用者とのかかわりを通じ、生きることそのものを教わってきた気がしています。今でも、私の仕事のモチベーションは学びを与えてくれた利用者への恩返しです。
この言葉の本質は、「自分の立場におごり高ぶることのないよう、どんな立場にあっても学ぶことを忘れるな。」ということなのだと思います。今でも、人とのかかわりを通じて、学びは自分の背中を押してくれていますね。
少し前に修行場のリニューアルをしました。
「2つの違い」( 湘南だいち・湘南ゆうき村・アポロ / 施設長 三嶌 悟)
先月の父の日に、「甚兵衛」を家族からプレゼントされました。妻や子どもたちから、「作務衣と甚兵衛と迷ったけど、甚兵衛にしたよ」と言われました。
その時、私は「作務衣と甚兵衛という言葉は知っているけど、実際のところ作務衣と甚兵衛の違いって何だろう」と疑問がわきました。皆さんは、「作務衣と甚兵衛の違い」をご存知でしょうか?
調べてみると一般的に「作務衣」は、禅僧が労働(作務)のために着用していた作業着とのこと。特徴は、長袖・長ズボンで、袖口と足首を縛れる紐が付いているものが多く、素材によってオールシーズン着用できるようです。ちなみに、「作務衣」は「さむえ」の表現が多いみたいです。
一方「甚兵衛(じんべえ)」は、「甚兵衛羽織」を日常衣服として着物仕立てにしたもの。特徴は、半袖・半ズボンで、肩部をタコ糸で手縫いしてあり、夏に涼しく過ごせるように素材や作りに工夫がしてあるようです。
この時期で暑がりの私にとっては、やはり「甚兵衛」ということになります。私の「特徴」を知っているからこそのセレクトかなとも思いました。日本語には、似ているようで似ていないもの、類義語や同義語と同意語なんかもありますね。「特徴」にしても、「特長、特性、個性」の使い分けがあるように、日本語には意味と奥深さがあることを実感した一幕でした。
最後に、家族に感謝です。
写真は、10月オープンに向けて、湘南ジョイフルとスマフル高倉建築中です
ブロークンウィンドウ理論 (サービスセンターぱる 所長 / 事務局長 石川 歩)
以前ある研修で、ブロークンウィンドウ理論について学ぶ機会がありました。心理学の用語で、小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができるという理論です。
名前のとおりで、「一枚の割れた窓を放置すると、いずれはすべての窓が割られ、地域全体の治安が悪くなる」といった内容でした。この理論の実践として、某有名な千葉県のリゾートでごみを一つも残さずに徹底的に清掃するのは、結果的にそれが全体のマナー向上につながるからだそうです。
梅雨も過ぎかなり蒸し暑くなってきましたが、通勤で街を歩いているとマスクをせず人混みを歩かれていたり、夜間路上でアルコール類を飲んで談笑されていたりと、新型コロナウイルス感染対策への慣れや緩みが感じられます。そんな様子を見て上記の理論を思い出し、まずは自分自身、そして自分たちの事業所から、改めて感染対策の徹底をしようと襟を正される思いでした。
※文末に昆虫(アリの巣)の写真があります。苦手な方はご注意ください。
話は変わりますが、本屋の店先で大量の自由研究キットが売られているのをみて、小学生の息子が急に「アリを飼いたい」と言い出しました。私が子どもの頃はキットもなく(存在を知らなかっただけかもしれません)、普通の飼育箱に砂を張ってアリを入れてみたのですが上手く巣を作ってくれなかった記憶があります。
セミやカナブンにはさわれない息子が折角興味を持ったので、アリ飼育セットを購入し育てています。思いのほか簡単で、まだ3日ですがアリ達は立派な巣を作っています。(私が一番楽しんでいるかもしれません)
私生活でも、仕事でも、制限のある生活であっても出来ることを見つけていきたいですね。
「いただきます」(よし介工芸館・アートスペースわかくさ 施設長 妹尾 貢)
例年、お祭りやバザーで利用者さんが作った製品を販売する機会がたくさんありましたが、昨年からは、イベント関係がめっきり減ってしまいました。
そんな中、亀井野にあるJAさがみの農産物直売所「わいわい市 藤沢店」での販売が好調です。われわれは農産物ではなく、機織りのバッグや一筆箋、ポストカードやビーズアクセサリーなどを販売しています。
地域の皆さんも、外出自粛の影響か、近所を散歩して地元を見直すきっかけになったり、家庭菜園を始める人が増え、花や野菜の苗を求めてわいわい市にいらっしゃるのでしょうか。
「星に願いを」 (湘南セシリア・みらい社 施設長 石塚 和美)
2020年、コロナ禍で生活が一変しました。休校、外出の自粛。いつもと違う日常にとまどう1年でした。その中で、コロナ対策をしながら何ができるか。仕事でも、日常の生活でも「できない」ことより、「今この環境でできること」を考えて行動した一年だったと思います。
職場では、感染対策を徹底し、支援の中で利用者が楽しめる企画や、従来どおりの活動をどのようにしたらおこなえるか、工夫とアイデアを凝らし実行してきました。
私生活でも、大好きな音楽をいかに楽しむか。月に一度はライブへ行っていたあの頃。コロナの中で、イベントやライブ・演奏会が次々と中止となる中、演者もライブを楽しみにしていた人たちも不安な中で過ごしました。そして、「時間が過ぎるのを待つ」のではなく、「今、何ができるのか」。たくさんの演者が配信という方法で発信してくれました。あたり前だった音楽を聴くということが、新鮮で感謝の気持ちで聴く日々。音楽だけではなく、絵本の読み聞かせや詩の朗読なども、そこにはいないけれど同じ時間を共有している人たちがいることを感じる時間がもてました。
昨年から、自転車通勤となり、風や季節を感じることも多くなりました。この頃は、満月が時期により「スーパームーン」と呼ばれ、季節により呼び名も変わるくらい注目されています。流星群もよく報道されるようになりました。仕事の帰り道は、夜空を見ながら今日一日の反省や楽しかったころを思う時間でもあります。
この原稿を書いているのは7月7日。七夕。我が家には七夕飾りは飾っていませんが、空を見上げて願いを唱えました。七夕の日、あなたは何を願いましたか。