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施設長・課長日記
〜山菜採り〜 (相談支援プラザ 課長 一戸香織)
新緑を迎えるこの初夏の季節、毎年楽しみにしている事があります。
それは、
実家の裏山をスタートし、
山々を巡りながら山菜採りをする事です。
ジャージに着替え、
ポケットにビニール袋を数枚入れ、
小さな鎌を腰に掛け、
長靴を履いたら、
私の山菜採りのスタートです。
蕨に薇、ウドに タラの芽、あけびの芽など を採ります。
小さな茎は来年の為に、
無理に採らずに、見極めながら大切に採っていきます。
無心になれる時間です。
雪解けを待ち、一斉に芽吹いた自然の強さを感じ、
残雪の冷たい風を感じながら歩く山々は、
昔から変わらない風景と時間です。
しかし、
県をまたぐ移動も含めた自粛生活の継続により、
山菜採りに行く機会が無くなってしまいました。
「 今年も無理だなぁ 」
そんな思いを感じていた時に、
宅急便で山菜が届きました。
自分で採りに行く事は叶いませんでしたが、
目で見て食べて味わう事が出来ました。
ご近所さんにもお裾分けできて、
日中は仕事で不在でも、山菜をきっかけに会話も弾みました。
実家の山々を思い出しながら、
高齢になりつつある両親の健在を感じ、
季節の山菜の美味しさとありがたさを感じた今年の初夏となりました。
過ぎゆく季節を意識したり、思い出したり、人との繋がりを感じたり、
そんなひとときのきっかけにもなりました。
# 今を感じる事の大切さを思った季節の山菜たち #
『今年は「窮すれば通ず」の精神で・・・』(湘南だいち/法人本部事務局 課長 宗像喜孝)
新年度を迎え、春から心機一転、社会人として新生活をスタートした人や異動があり新たな職場で働くことになった人など、気分を新たにされた人も多いではないでしょうか?自分自身、今年度は、昨年度に引き続き、湘南だいちの支援課長としての役割を任されたほか、新たに事務局の企画担当課長、さらに今年の10月に開所予定である新規生活介護事業の立ち上げを任されることになりました。4月より、法人の様々な事業について、横断的に携わる機会が増え、会議、打ち合わせ等々にせかせかと動きまわっています。
そんな最中、昔、自称(?):ハイパーメディアクリエイターこと高城氏がテレビのインタビューを受けていて、人間の「発想力」と「移動距離」の関係について、話をしている内容をふと思い出しました。「人は移動をすることで無意識に音や光の刺激等を受けていて、それが神経回路に影響していつもとは違う発想が生まれる。」「同じ場所にとどまっていては同じ発想しか生まれず、発想が変わらなければ行動も変わることはない。逆に言えば、意識的に移動して発想を広げられることができれば、行動が自然に変わってくる」といった内容だったと記憶しています。
若い時分、好きで海外に定期的に旅行に行っていた時の方が、確かに柔軟で発想力があって外界の見え方が違って見え、自分自身が面白い人間だったなと思い返しつつ、今はコロナ禍の状況もありますが、藤沢周辺しか行動せず行動範囲が狭いせいか、自分の思考が凝り固まりつつあるのかなと自覚することがあります。
ひとつのことを丁寧にコツコツと、石橋を叩いて渡るタイプの自分にとっては、4月から目まぐるしく仕事が舞い込んでくる状況にすでに四苦八苦していますが、今年は『窮すれば通ず』の精神で、倒れない程度に精力的に動き、広げた発想力を生かしながら仕事に取り組んでいきたいと思います。
(写真)「ステイホーム」の取り組みが奨励される中、ささやかですが家で家族に誕生日を祝ってもらいました。
30年後も笑顔ある日々を目指して(湘南セシリア 課長 小野田智司)
東京都等では4回目の緊急事態宣言が出され、
神奈川県も県知事より何度もメッセージが発信されました。
湘南セシリアでは、
「持ち込まず、持ち帰らない」をテーマに
感染症対策の徹底を継続しております。
入所者の方、ご家族の方の皆さん、職員の協力もあり
これまで平穏な生活を継続する事が出来ています。
ありがとうございます。
さて、2021年度、藤沢育成会では、
2022年度からの5年間の計画として
インクルージョンプラン(仮称)を検討する1年となります。
現在、進行しているネクストプランⅡに続くものとなります。
インクルージョンプラン(仮称)では、
次の5年だけではなく、
30年後の「インクルージョンふじさわ」を想像し、
検討をしていきます。
4つの柱
「住まいと暮らし」
「育ち・成長」
「生きがい・働く」
「つながり」
をプロジェクトとし、
具体的に意見交換を重ねます。
プロジェクトではネクストプランⅡ同様、
一般職の方々を含めたプロジェクトメンバーで構成し、
法人全体で取り組んでいきたいと考えております。
私自身、30年後は70代です。
少しずつ不自由になっていく身体と付き合いながらも
まだ朝ドラ見ながら、編み物をしているかもしれません。
そんな私も自分らしく暮らしやすい
「ふじさわ」を考えます。
そして、みんなの「自分らしく」暮らすための知恵を
たくさん集めていきたいと思います。
今後様々な場面でご報告等ができると考えております。
お考えがある方はぜひお声をお寄せください。
●写真は法人全体研修2021の様子
会場は2020年度実践報告会を実施した
多摩大学湘南キャンパス。
当日は感染症対策として、
半日及び会場を2か所にしての実施でした。
藤沢育成会の2021年度の方針を
法人全体で確認できる機会となりました。
一部音声の不具合があり、
役職員の皆様にはご迷惑をおかけしました
去年の今頃は (アートスペースわかくさ・よし介工芸館 課長 儀保治男)
去年の私のブログを見直してみると「STAY HOME」という横文字がありました。意味を調べると「家から動かない、家にとどまる」と書かれていました。
あれから1年、今年のゴールデンウィークも神奈川県では「GWは、今年もがまんのウィーク」と知事が県内・県外向けメッセージを出しました。新型コロナウィルスはどんどん変異をしながら私たち人類に脅威を感じさせています。今私たちが出来ることは、「正しく恐れる」ことだと思います。確かに我慢を強いられるとかなりのストレスを感じてしまい、気持ちも前向きになることが出来ません。しかし、今私たちは、恐れすぎたり、逆にあまり恐れていない状況になっていないでしょうか?これまで行ってきた基本的なことを正しく行い、「正しく恐れる」ことをしていきたいものです。
休日に実家の沖縄から宅急便が届きました。中味は沖縄で食べなれてきた缶詰や調味料でした。神奈川に10年以上住んでいますが、やはり故郷の「味」を求めてしまいます。そのため、母親に電話をして送ってもらったのです。このコロナ禍でなかなか帰省が出来ない状況にありますが、このゴールデンウィークは自宅で届いた缶詰たちを調理して、STAY HOMEで沖縄を感じたいと思います。
自宅の近くを散歩していたら、大根が大きくなり花をつけていました。
大根もきれいな花をつけるんですね。
もうこの時期に藤の木がきれいに花をつけています。心が和みます。
サービスセンターぱる/副所長 波多江努)
数か月前、墨・筆・紙で表現する作家さんとゆっくり話す機会がありました。
その作家さんは、言葉では表現できない気持ちを何かにぶつけたいという想いで、表現方法を探していたそうです。ある時、絵画教室での活動を通じ、墨が紙に滲んでいく瞬間に心が動いたのだそうです。また、墨にはコントロールできない予期せぬ滲みに魅力があり、自分と材料の反応で作品が完成していくときの快感と不満とワクワク感など、様々な経験と感情を話してくれました。
一方、作家・アーティスト・職人という響きに強いあこがれを持っている私のモノづくりは、付加価値をつけたがるのです。モノづくりとモノがたり(福祉論④参照)だとか、完成したモノを必ず写真に収めておくとか。作っている過程に意味を持たせようとしたり、承認欲求があるような気がするのです。つまりは邪念が多すぎる...。
そして、すべてをなげうって作品を作り、犠牲を考えずにひたすら作り続ける「狂気じみた覚悟」と「異常なまでに純粋な創作衝動」のスケールが圧倒的に違いすぎるのです。
私のモノづくり観を覆してくれた彼との話は、この上ない喜びでした。すべてをなげうって作品をつくる作家・アーティスト・職人のような覚悟は芽生えませんでしたが、純粋にモノづくりを楽しむという原点を改めて教えてもらえました。
「2021年 春」(湘南ゆうき村・湘南だいち・アポロ 施設長/三嶌 悟)
コロナ禍において1年が経過しました。昨年の今頃は、史上初の「緊急事態宣言」が発出され、「新しい生活様式」に右往左往していたことを思い出します。最近では終息どころか、変異株の感染拡大が危惧されています。
こうした中で、「2021年 春」を迎えました。先日、報道で「北の国から」に出演していた田中邦衛さんが亡くなられたことを知りました。この訃報を聞いたとき、子どもの頃から見ていた「北の国」からの場面が思い起こされました。そして、追悼番組の放送を観て、懐かしさと北海道の大自然の迫力と魅力に、子どもながらに北海道への憧れを思い出しました。
今回の表題は、田中さんを偲び、「北の国から」のサブタイトルをイメージしてみました。
自然と言えば、先日仕事で長後駅付近を散策していると、住宅地の中に「地下道!?」を見つけました。その時は時間がなく、行くのは断念しましたが好奇心にかられました。ふとした日常の中に、地域や自然に触れた一時でした。
写真は、湘南ゆうき村の畑です。大根やキャベツ等、今年度も楽しみです。