日記

施設長・課長日記

『春の匂いとリラックス』(湘南あおぞら 石川大助)

湘南あおぞら

 ついこの間、通勤中に「沈丁花(じんちょうげ)」の匂いが一瞬香った。

沈丁花は春先に小さな毬のような塊になって咲く香りの強い花で、季節を感じさせてくれるこの時期の代表的な花の一つだ。

 人それぞれに好きな匂い、リラックスする匂いはあると思うが、私の場合は入れたてのコーヒーの香りが何とも落ち着く。

コーヒー好きの私としてのベストは、挽きたての豆で入れたコーヒーの香りだが、もっぱら手軽な1回分のドリップコーヒーが重宝している。

日に飲む回数はインスタントの方が多いかもしれないが、、、

しかし、残念なことに花粉が飛び散るこの時期は、鼻がつまって匂いを感じにくくなっていることが多いのでリラックス効果は半減している。

そんな時期でも気軽に楽しんでいるのが、入浴だ。湯船に我が家で取れたレモンを数個ずつ入れると爽やかな香りと湿度がよい感じに混じって広がりかなりのリラックス効果が得られる。

レモンを触っているだけですっきりとした気分になれる。私の思いこみと色の効果もあるのかもしれない。さらに手軽な入浴剤と合わせれば色々と楽しめる。

いまだコーヒー風呂は試したことはない。

2、3か月間位の期間限定であるが、これからの通勤道中は、沈丁花の香りが一層強く香ってくるのが楽しみだ。

それぞれのリラックス方法で春を迎えてください。

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〜ひな祭り〜(相談支援プラザ 一戸香織)

相談支援プラザ

先日、お伺いしたお宅の居間にお雛様が飾ってありました。
玄関を入ると目の前に、7段飾りのお雛様!!

とても品格を感じたのと同時に年代を感じました。

7段飾りは、普通の家では見かけた事がなく、まだ2月に入ったばかりで、少し早い飾り付けに感じたので、「もうお雛様飾りを出す時期なのですね」と話しました。

すると、そのお雛様は代々受け継がれてきた100年前からのもので、毎年飾っているとの事でした。

100年前から毎年家族を見守って来た歴史と、変わらずに毎年飾って来られた方々に感慨深いものを感じました。
 お雛様は、毎年節分が終わり、立春の頃から出しているそうです。

節分で豆まきをして厄を払ったあとに飾るのがよいとされ、桃の節句は「春の節句」という事もあり、春の訪れを告げる立春の頃に出すのが最適だそうです。

そのお宅では、春の訪れを感じる一つの行事として、毎年恒例でお雛様を飾っているとの事でした。


そういえば、私が小さかった頃も、母が毎年お雛様を飾っておりました。

あのお雛様はどうしたかな?と、ふと思い出して実家の母に連絡したところ、

私たち子どもが成長し、巣立ってからも変わらず毎年飾っているとの事でした。

もう30数年も、実家のお雛様飾りを見てない事を思い出しました。

春の訪れを感じる頃、小さい頃毎年見ていたお雛様飾りに、久しぶりに会いに行きたいと思いました。

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~友人宅のお雛様~

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歳になるお母様が子どもの頃からのお雛様です。

子どもたち作成の飾りも増え、それぞれの思い出があります。

『「ダブル成人式」から思うこと・・・』(湘南だいち 宗像喜孝)

湘南だいち

 2月といえば、節分の季節です。ここ最近は、節分の行事にはつきものの「恵方巻」の食品ロス問題の話題の方が盛り上がり、そもそもの行事の意味や内容については置き去りにされているように感じます。ちなみに過去に住んでいたことのある屋久島では、大豆ではなく落花生を鬼に投げつけます。落ちても中身には影響されず、しかも、飛び散らずに後片付けが楽でした。とても衛生的で合理的です。

 さて、最近「ダブル成人式」というイベントを各地域の自治体、他が行っていることを知りました。イベントを行うに至った経緯としては、20歳の時に何らかの理由で、成人式に参加できなかった人たちが、その心残りを解消するために企画をしたそうです。ちなみに、調べてみると、藤沢市では今年で第八回目を迎える巷では恒例のイベントとなっており、毎年のべ1000人以上の参加者が集い、地元にゆかりのある新40歳の交流の場となっているそうです。自分は今年で参加資格を持つ年齢を迎えますが、イベントの意味合いがよく理解できず、たぶん参加はしないでしょう。

かの有名な織田信長にゆかりのある歌である「敦盛」の一節に

「(中略)

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

一度生をもうけ、滅せぬもののあるべきか

これを菩提の種と思い定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ」

とあります。歌の意味については諸説あるので割愛しますが、安土・桃山時代では、当時の人間の寿命のひとつの目安は、せいぜい50歳程度と考えられていました。現代では「人生百年時代」とも言われています。時代が変われば、年齢に対する価値観や考え方が変わります。常にアンテナを張り、その時代に生きている各世代の価値観にチャンネルを合わせられる柔軟な考え方を持つことの大事さを考えさせられました。

画像→少し前までは見ることも恐れていたのに、今ではお面を被って遊べるようになりました。

津久井やまゆり園へ②(湘南セシリア 小野田智司)

湘南セシリア

2019年12月 津久井やまゆり園へ訪問した

2020年1月より20167月にあった事件の裁判が始まる

 

解体工事も進んでおり

やはり思ったのは

解体工事後、ここにまた施設

今回の訪問では以前に感じた

生活する声や動きを感じることができなかった

 

年が明け1月にはいると

ニュースでたびたび報道され始めた

神奈川県としての考え

ご家族としての考え

施設・職員としての考え

マスコミとしての考え

そして世間の人の考え

でもなかなか知的に障害のある方本人の声を

ニュースとしては聞くことが少ない印象をもつ

事件後の混乱から、

私の中ではもやもやとずっとしている

様々なニュースや書籍に触れれば触れるほど

周囲の人の様々な反応に触れるほど

心がほんろうされ

もやもやが増えていく

障害があっても、そうではなくても

日々みんな生活している

失敗する事もたくさんあるけれど

笑ったり、怒ったり

泣いたり、悲しんだり

毎日いろんなことが起きている

それが当たり前な生活なんだろうなぁと

最近よく感じる

湘南セシリアでは1

成人のお祝いの式を行った

当たり前の日々の中の特別な1

一緒に過ごすことができてうれしかった

★200115 成人のお祝い 湘南セシリアカメラ (38) 2枚目.JPG

 

横浜地方裁判所はこの事件について

3月16日に判決し

9月30日に決定する

200204 ★課長日記 津久井やまゆり園に訪問②  3枚目.JPG

藤沢市民マラソン(サービスセンターぱる 梅田忍)

サービスセンターぱる

年が明けて、一か月が経過しようとしておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?今年は2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される年で、大いに盛り上がっていますね。

そんな年のスタートとして、126日(日)に開催された、第10回藤沢市民マラソンのボランティアに参加しました。

参加の経緯は、障がい児のチャレンジランと言うのが毎年あり、自分が参加している、放課後事業支援者連絡会とヘルパー事業所連絡会に、市のスポーツ推進課から協力依頼があり、参加することになりました。チャレンジランは、小学生から高校生で伴走者と一緒に走る2.2キロのコースです。昨年まで特別支援学校の生徒が対象で、2550名参加で行っていましたが、今回より、特別支援級の生徒も対象になり、当日は、72144名参加となることを説明会で聞きました。

当日、市民ランナーが、約7000名、親子ランが、約1700名の参加でチャレンジラン含めると1万人近くの人が江の島に集合する為、大きな大会です。

参加する方々に一番気になるのが当日の天候ですが朝、起きるとあいにくの雨でした。
写真①.JPG 私がお手伝いしたのは、チャレンジランのスタートの誘導とスタート後はゴール付近で、声援を送りながら見守るという任務でした。

 730集合で、一般のスタートが830で、840に親子ラン、845にチャレンジランがスタートする流れでしたので、8:00過ぎると冷たい雨が降る中、続々と参加者が増え始めあらためて大会の規模と大きさを実感しました。

 一緒に参加したメンバーと「寒いね」など会話をしていましたが、参加する子どもたちは、皆さん表情良く、元気な姿を見せてくれ、背中を丸めて「寒い」と言っている自分に恥ずかしさを感じ自分の役割をしっかりこなそうと思いました。

 うちの事業所の放課後等デイサービスをご利用してくださっている方も何組か参加され、「寒いけど、がんばってね」など声をかけました。

 スタート時も雨はやまずコンデションは悪かったですが、無事に皆さんスタート出来たのでほっとしつつ待機場所に移動し見守りました。

先にスタートした親子ランの方々が帰って来る中、「頑張れ」と声援を送っていると、チャレンジランの子どもたちも続々とゴールしていき、最後の組のお子さんにゴール前を目指す姿に「後もう少し」「頑張れ」と声援を送り、ゴールしたときは感動的でした!!

 大きなトラブルなく皆さん完走し達成感と充実感からとても良い表情で素敵な笑顔が印象的でした!!

 今回、苦手な早起きをして参加させていただきましたが、子どもたちから元気と活力を頂きました。スポーツを通してインクルージョン出来るイベントがもっと増える社会を作って行きたいと心から思い、良い経験を与えて頂いた方々に感謝しながら、また、機会があれば積極的に参加したいと感じました。

写真③.JPG

サービスセンターぱる

梅田 忍

『帰省』(よし介工芸館・アートスペースわかくさ:儀保治男)

よし介工芸館
アートスペースわかくさ

2020年を迎えて早いもので半月が過ぎました。皆様、良い年末年始を迎えましたでしょうか。

年末年始は、故郷がある方々は、帰省をされたことと思います。私の故郷は沖縄ですが、年末年始の帰省を行わず、昨年11月末に帰省をしました。

今回の帰省は、全日程どんよりと曇り空(3日目の夜は嵐)で、沖縄の青い海・青い空を満喫すことは出来ませんでしたが、久しぶりの人との出会いを満喫することが出来ました。また、地元の人間ですが、ここ最近の沖縄はどんどん開発が進み、新しいスポットも多くできたので、観光も楽しんできました。

瀬長島ウミカジテラス①.jpg「瀬長島ウミカジテラス①」

瀬長島ウミカジテラス②.jpg

「瀬長島ウミカジテラス②」

初日は、沖縄で私が勤めていた前の職場を訪ねました。かなり久しぶりでしたが、当時私が関わっていた利用者の方々から積極的に名前を呼ばれ、10年以上経っている時間もすぐにあの時に戻ることが出来たのは、とても嬉しく思いました。その日の夜は飲み会をセッティングしてくれて、当時一緒に仕事をした仲間が集まってくれて、昔話に花が咲きました。

2日目は、友人たちが飲み会をセッティングしてくれて、15年ぶりに会う友人との再会や、50代を迎えてもあの頃のままの会話が出来る大親友との楽しい時間を過ごし、改めて友人の大切さを感じることが出来ました。

 34日の帰省でしたが、最終日に前の職場の上司から電話があり、「今日で帰るんだよね。お昼はどうするの?」との話を頂きましたが、母親との約束があることを伝えると「・・・そっか。おふくろさん孝行するんだよ。」と言われ電話を切りました。電話を切ったあと、私の心の中に何か引っかかる気持ちが残りました。せっかくの連絡を断ってしまって・・・。神奈川と沖縄、距離がある分気軽に会うことが出来ないので、次回帰省した時には、必ず一緒の食事を楽しみたいと思います。

沖縄を離れて15年が経ちます。50代を迎える今年、自分の「繋がり」と「故郷」を振り返るために、これからは年1回の帰省をして、自分がお世話になった人たちと過ごす時間を作っていきたいと思います。

沖縄県南城市浜辺の茶屋より.JPG