日記

法人事務局の施設長・課長日記

『2023年度の新卒採用活動が本格化します』 (法人事務局・湘南だいち・湘南ジョイフル / 課長 宗像喜孝)

法人事務局
湘南だいち
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2023年卒の学生を対象とした採用活動の広報解禁日である31日を過ぎ、藤沢育成会も他社に遅れることなく、採用活動を本格的にスタートさせました。実際には、採用につながる取り組みは、昨年の6月から開始したインターシップの申込みからすでに始まっており、足掛け半年以上になります。今から取り組みの成果がどのようになるのか楽しみでなりません。

今年度は昨年度用にコロナ禍の中、感染症予防対策の観点から、一般企業を中心に、他社はオンラインを活用した採用活動を行うところが目立ちました。藤沢育成会も昨年からオンラインのコンテンツを充実し、オンライン上で会社説明や障害特性に関する演習等を行ってきましたが、やはり学生のニーズは、福祉の仕事の特性もあり、実際の職場で、対面で実習をすることにあるのではないかと法人採用担当の担当者間で話し合いを行い、法人本部とリスクを協議しつつ、学生に2週間の健康観察と行動履歴の提出、その他厚労省のガイドラインを参考に実習の実施条件等を確認することを条件に、対面でのインターンシップを実施してきました。

結果として、多くの法人や企業が対面でのインターンシップを敬遠する中、当社比として昨年よりも倍以上の約70回以上の学生からのエントリーがあり、40日以上のインターンシップの実習を実施することが出来ました。採用活動の広報解禁日前に、学生といかに接点を持ち、法人に興味を持ってもらうかはとても大事なことです。このことが影響してか、すでに3月から始まった採用説明会では、インターンシップ実習を終えた学生が10名以上エントリーを行い、すでに説明会に来てくれた学生も数名います。

今や深刻な人材不足がどの業界でも叫ばれている時代であり、将来有望な学生が一人でも多く入社してもらうことが、法人の今後の発展に大きく影響を及ぼすことは間違いありません。例年、7月までに約全体の7割以上の学生が内定を受け、就職活動を終えると言われています。是非、これからの数か月、法人職員全員が法人の採用活動に注視してもらい、一体となって優秀な人材の確保に努めていければと考えていますので、ご協力よろしくお願いします。

(写真)中途採用者向けの説明会の一場面です。当社は、新卒者だけでなく、中途採用にも力を入れています!!

「小人の靴屋」     (サービスセンターぱる / 所長・事務局長 石川 歩 )

サービスセンターぱる
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オミクロン株の流行が収まりません。法人内でも多くの事業所がクラスターとなり、利用者、ご家族のみなさま、関係者の方々にご心配をおかけしております。可能な限り感染拡大を防ぎ、一日でも早く終息を迎えられるよう、事業所間でも連携を図りながら努力してまいりたく存じます。

さて、話は変わりますが、今年度藤沢育成会事務局では、パソコン操作に明るい職員が中心となり、試行的にRPAの導入を行っています。

RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)の略になります。人の手で行っていた業務や工程について、ロボットに業務をやってもらうことをいいます。まるでグリム兄弟の童話にある「小人の靴屋」が実現したかのような技術です。

現在、会計業務の一部をこのRPAを活用して自動化しています。まだまだ試行段階ではありますが、実際に自動で動いているパソコン画面を見ていると、感心すると同時にいつかコンピューターに仕事を取られてしまうのではという焦りを覚えます。

実際に使ってみた感覚では、RPAはデータを別のシートに書き写したり、単純な作業を繰り返したりするのが得意なようです。反対にパターンや条件付けが複雑で変化するものはまだまだ人間の手が必要に感じます。

上手く最新技術を生かしつつ、職員の働き方改革に繋げていき、結果として支援の充実に繋げていきたいと考えています。

写真は文章とは全く関連がありませんが、2022年2月22日は鎌倉時代以来800年ぶりに2が6つも付く日、とのことで今までも時々登場している我が家のネコの写真になります。

『唾つけておけば治る・・・』 ( 湘南だいち・湘南ジョイフル・法人事務局 / 課長 宗像喜孝 )

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「○○の秋」、皆さんはどのような秋を楽しまれていますか?自分は30代を迎えたころから、「紅葉の秋」を楽しめるようになってきました。この時期特有の澄んだ真っ青な秋晴れの空と、赤や黄色に色づき紅葉した木々のコントラストが好きで、たまにはボーっと景色を眺め、自然から癒しを得ています。近場で言うと、藤沢駅周辺では、ハローワークの前の「若尾山公園」にある大きなイチョウの木がお勧めです。

さて、これからお伝えするのは幼いころに経験した出来事のお話です。学齢期にあがる前の幼い頃、家族で家の近くの公園で遊んでいた時、おもむろに母が、自身が転んでひざを擦りむいて出来た傷口に「こんなの唾つけておけば治る」と、唾をつけた指で傷口をスリスリと塗ることがありました。最近の研究で、唾には一定の傷口を回復させる機能があるとの論文が発表されたようですが、もちろん当時の自分にはそんな知識はありません。母としては、何気なく言ったことだったかもしれませんが、それ以後大人になってしばらく過ぎるまで、人の唾液に特別な意識が働き、人が口を付けた食べ物を食べることや、またそのような場面を目の当たりにすると具合が悪くなることがあり、そのような場面が苦手になってしまいました。今でも幼いころのその時の光景をはっきりと覚えており、思い返すと鳥肌が立ちます。それから家族にも公にすることなく、こっそりとそのような場面を避けながら過ごしてきましたが、年齢を重ねるごとに少しずつ気にならなくなり、現在は徐々に克服しつつあります。今では、お正月の笑い話として家族に話せるまでになりました。個人的には、家庭で子育てした経験が、克服できた要因だと思っています。

幼い頃の人間の記憶・経験は、その後の人生に大きく影響を与えます。人の記憶や経験は、他人が見た目ではかることが難しいため、他人が知るためには本人や周囲の人から情報を収集する必要があります。支援の場においても、その方の障害特性の理解だけでなく、生い立ち、過去の経験、背景等を意識して支援していきたいと思います。

(写真)数年ぶりに高尾山の登山に家族で行ってきました。

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踏み出す勇気 ( サービスセンターぱる 所長 / 事務局長 石川 歩 )

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新型コロナウイルスもだいぶ落ち着いてきましたが、まだまだ自粛が必要な状況ですね。

自粛で増えた「おうち時間」を楽しむ意味もあり、先日、自分の誕生日に電気圧力鍋を購入してもらい、週末の食事作りに活用しています。

これがとても便利で、基本的には食材を切って入れてスイッチを押すだけ。火加減の調節も時間の管理も不要になり、家事の負担軽減につながりました。

事務局長を務めておりパソコン等機械関係の扱いを担当していることから、先進技術好きな印象を持たれがちですが、実は私は頭が固く楽をすることを後ろめたく感じるところもあり、こういった便利家電のようなものを避けていました。

いざ使ってみると多くが便利で心地よく、私に足りなかったのは一歩を踏み出す勇気だったのだなと実感しています。最近ではドラム式洗濯機やBluetooth機器など、コロナ下で過ごす時間が増えた室内の充実を図っています。

福祉事業所でもPC関連の技術導入のみならず、ロボットの活用やICT化なども推奨されるようになってきました。

新しい試みを怖がらず、必要なものを必要な場所で活用出来るよう、頭を柔らかくして検討していきたいものです。

ブロークンウィンドウ理論 (サービスセンターぱる 所長 / 事務局長  石川 歩)

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以前ある研修で、ブロークンウィンドウ理論について学ぶ機会がありました。心理学の用語で、小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができるという理論です。

名前のとおりで、「一枚の割れた窓を放置すると、いずれはすべての窓が割られ、地域全体の治安が悪くなる」といった内容でした。この理論の実践として、某有名な千葉県のリゾートでごみを一つも残さずに徹底的に清掃するのは、結果的にそれが全体のマナー向上につながるからだそうです。

梅雨も過ぎかなり蒸し暑くなってきましたが、通勤で街を歩いているとマスクをせず人混みを歩かれていたり、夜間路上でアルコール類を飲んで談笑されていたりと、新型コロナウイルス感染対策への慣れや緩みが感じられます。そんな様子を見て上記の理論を思い出し、まずは自分自身、そして自分たちの事業所から、改めて感染対策の徹底をしようと襟を正される思いでした。

※文末に昆虫(アリの巣)の写真があります。苦手な方はご注意ください。

話は変わりますが、本屋の店先で大量の自由研究キットが売られているのをみて、小学生の息子が急に「アリを飼いたい」と言い出しました。私が子どもの頃はキットもなく(存在を知らなかっただけかもしれません)、普通の飼育箱に砂を張ってアリを入れてみたのですが上手く巣を作ってくれなかった記憶があります。

セミやカナブンにはさわれない息子が折角興味を持ったので、アリ飼育セットを購入し育てています。思いのほか簡単で、まだ3日ですがアリ達は立派な巣を作っています。(私が一番楽しんでいるかもしれません)

私生活でも、仕事でも、制限のある生活であっても出来ることを見つけていきたいですね。

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特別な「今日」を積み重ねよう(サービスセンターぱる 所長/事務局長 石川 歩)

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「明日世界は終わる・・・」

通勤中にイヤホンを通して流れてくる曲の一フレーズを聞きながらふと、本当に明日世界が終わるとしたら、自分は何をして過ごすだろうかと考える。私だったらいつもの、普段と変わらない休日を過ごしたい。でもきっと最初に子どもたちに「今日何がしたい?」と聞くので、その反応によって違った過ごしになるかもしれない。

こんな想像を一度は考えたことがある方も多いかもしれません。やりたかったことを思い切って実行しよう、自分の大切な人と過ごそう、思い出の場所に行きたい、など、人それぞれの想いが生まれるのではないでしょうか。

「明日世界が終わる」は極端な想像ですが、もしこれが1週間だったらどうでしょうか。1カ月だったら、1年だったら、5年だったら・・・有限だと意識することで、何気ない日常がより価値ある一日に変わるような感覚になり、最後の一日だけが特別な日なのではないことに気づかされます。プライベートもそうですが、異動などを考えると仕事はそれ以上に期限が短くなります。

今日という一日を、ほんの少しいつもより頑張ってみようと、自分を奮い立たせた一場面でした。