日記
みらい社の施設長・課長日記
「ススキ草原」 (みらい社・湘南ジョイフル課長 石川大助)
つい最近まで季節外れの夏日もあったかと思いきや、すっかり朝晩の気温が下がり寒くなってきた。これが、この時期の正常なのだが今年は異常過ぎだ。
先日、季節を感じたく箱根の仙石原にあるススキ草原に足を運んでみたが、同じことを考える人達も多く一本道で列をなす場面もあった。若干まだ、ススキの穂も開ききっていなかったが、広い空の奥の山々へつながるようなススキ草原は写真を撮りたくなる景色だ。風になびくススキがなんとも気持ちを落ち着かせてくれる。
何気なく仙石原のススキ草原と検索してみると、ただ放置してススキが生えているわけではなく、毎年3月中旬に「野焼き(山焼き)」を行い、草原に生えたススキ以外の樹木が伸びて雑木林になるのを防でいる事で景観が保たれている事がわかった!これまで見頃に足を運んでススキを愛でて団子を食べるだけだったが、地域の方々の苦労があってのこの景観なのだという事を知ると感謝だ。今度、あの辺り一面が焼かれる様子を生で見てみたいと思うばかりだ。
ススキ草原の中に立つと、コンクリートの建物はなく、アスファルトの地面でもなく、広い空と背の高く育ったススキだけが見える。耳を澄まさなくてもススキ擦れる音が聞こえ自然の中にいるのだと感じさせてくれる。普段どれだけ意図しない音が耳に入ってくるのかが分かる。
意図的に音の少ない場所にいくのも大事なことですね。
「いつかのためのいつもがある~ワンチームふじさわ~」(湘南セシリア・みらい社・湘南ジョイフル 施設長 三嶌悟)
「いつかのためのいつもがある~ワンチームふじさわ~」、このフレーズは「いんくるフェスティバル2024」のテーマです。
今年は11月2日(土)10:30~14:30で、秋葉台公園並びによし介工芸館にて開催されます。
→※天候不良が予想されるため、今年度の開催は中止となりました。
昨年は、新型コロナウィルス感染症が5類へ変更になったことを踏まえて、皆さんに久しぶりのイベントを楽しんでもらうことがメインでした。今回は、利用者さんにも役割を担ってもらい、一緒にイベントを盛り上げてもらうことにもなっています。
普段からのやり取りや関わりを大事に、こうしたイベント等の機会に法人で一丸となって結束力を魅せられたらと思います。
2024年も「いんくるフェスティバル」を開催します。
皆さまのご来場をお待ちしております。
非日常体験(みらい社・湘南ジョイフル 課長 石川大助)
みらい社の事務所で「モデラート」と書かれたバックナンバーのファイルを見つけた。最初のページには、第2号と第4号のモデラートが挟まっていて、一見するだけで懐かしいと感じる表紙のデザインと字体だ。単色印刷という点でもモデラートの変化を感じさせる。
第4号を手に取りめくっていくと「湘南BOY&GAL」と題したみらい社の夏キャンプを楽しんだインタビュー記事が載っている。写真には、今も法人内でお見掛けする利用者の若かりし姿が!
インタビューでは、
『バーベキュー楽しかった、焼きそば美味しかった』
『カレーを作った、〇〇さんが肉団子を入れて汁たっぷりになりました』
『寝苦しかったね』
『でかいハエ、皆でバッシ!バッシ!ってたたきました』
『〇〇さんがお化けをやったので泣きました』
『仮面をかぶって出てきたから〇〇さんもキャーって言っちゃってね。大笑いしました』
文章を読みながら、なんとほっこりすることか、、、。
日々、緊張感をもって目の前の仕事に向き合う日常ではなく、和気あいあいと笑いあい楽しんでいる非日常が伝わってくる。目隠しをして声を頼りに進むスイカ割りや屋外の解放感、すくいきれない水に触れる川遊び、みんなで作るご飯等、キャンプという非日常での経験は、今の本人たちを作ってきた一つの要素なのだと感じることができる。
みらい社は1991年9月設立して、もうすぐ34年目に突入する。今年も実施予定の日帰り旅行では、どんな非日常が待っているのか楽しみだ。
みらい社内で見つけた写真ポイントのご紹介!
事務所のある建物の階段途中にある窓です。
晴れた日は空がきれいに見えますよ。
「15年」(湘南セシリア・みらい社・湘南ジョイフル 施設長 三嶌悟)
梅雨ならではの蒸し暑さが続いています。
私はこの7月で、藤沢育成会に入職して15年となりました。この15年間、仕事やプライベートでも様々な変化がありましたが、多くの方に支えられながら、実りのある15年間だと思っています。
さて、15年前は2009年となりますが、「時事通信社が選ぶ10大ニュース(2009年)特集」で調べてみると、国内の主な出来事は「第45回衆院選で民主党が圧勝し政権交代」や「新型インフルエンザの感染拡大」、「裁判員裁判スタート」のトピックスがありました。 海外では、「新型インフルエンザによるWHOがパンデミック宣言」や「オバマ米大統領就任やノーベル平和賞受賞」、「米大リーグでイチロー選手や松井選手が活躍」がトピックスでした。国内や海外のトピックスを確認したとき、何となくこれまでの状況や今日の内容が似ている感じを受けました。
よく「歴史は繰り返す」とは言いますが、時代の変化が著しい中、「ラテラルシンキング」(水平思考=物事を多角的に考察し、新しく自由な発想を生み出す思考法)で、時代を見据えながら歩みたいと思います。
暑中見舞い申し上げます。みなさまお身体ご自愛ください。
*写真は、先日参加してきた結婚式の宴席です。初めての令和の結婚式を体感してきました。幸せをお裾分けです。
「あれから1年」(湘南セシリア・みらい社 施設長 三嶌悟)
春の訪れがいささか足踏みをしているこの頃です。
最近の出来事と言えば、メジャーリーグ・ドジャースの大谷選手の話題ではないでしょうか。思えば、昨年の今頃はWBCで大いに盛り上がり、3月22日決勝9回裏の攻防は、今でも目に焼き付いています。
まさに3月22日決勝の日、みらい社・あゔにーるでも、大事な打ち合わせをしていました。それが、今回新発売となる「マドレーヌ」でした。
当日は、「茶来未」の佐々木さんにみらい社へお越しいただき、商品開発の打ち合わせをしていた時間帯が、まさにWBC決勝9回裏でした。動向を気にしつつ、打ち合せ後に結果を確認し、喜びを共有したことを覚えています。
「あれから1年」、試行錯誤の上にできた新商品です。
2024年度もご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
*写真は、新発売の「マドレーヌ」です。丹沢大山茶を使用し、「煎茶」と「ほうじ茶」の2種類です。ぜひご賞味下さい。
「旅の一コマ」(湘南セシリア・みらい社 鈴木保志)
先日、千葉県の香取市佐原の街並みを観に、一人で出かけた。出発前日まで行き先をどうしようかと悩んでいたため、何となくカーナビに住所を入れ、何となくの情報のみで現地に向かう。当日の午前中は健康診断で、バリウムと下剤を飲んでからの出発の為、キリキリと腹痛を伴いながらのドライブである。距離も手ごろなので、千葉に入ると高速道路から一般道に乗り換え、知らない土地をキョロキョロとしながら走行する。街と自然が交互に移ろう景観に、喜びを感じられることも旅の醍醐味だと思う。道中、利根川を左手に、右手には稲刈りを終えた田が広がり、後にネットで調べると千葉は全国でも有数の米所であることを知る。夕方、目的地に到着するとホテルに荷を置き、観光の下見と居酒屋探訪をする。
燗酒をのみながらボーっとテレビを見ていると、今回の旅に彩りを添えてくれるおじいちゃんが登場する。女性と2名で入店した男性(高齢)が、目の前の席に座るとすぐに何やらやり取りをしているが、どうやら「明日は飲まないから、今日飲みたい。」と女性にお願いをしているようだ。そのやり取りと2人の雰囲気から、高齢者施設の利用者と職員で、女性の貫禄からおそらくは施設長であると想像できる。「明日は明日で飲みたくなるでしょ・・。」と言っているそばから「ビール一本!」と男性が注文し、テーブルに置かれたビールをグラスに注ぐや否や、その勢いのまま飲み干す。顔は満面で、あまりにも美味しそうに飲む姿に私も思わず笑ってしまう。女性はというとスマホを片手に「人がいないのよ、超勤でやってるよ・・」とその後も電話の相手にあれこれと指示を出している。他人ごとではない・・と思いながらその様子を眺めていると、男性がすかさず「もう一本!」と注文を入れる。こうなると心の中では「飲んじゃえ飲んじゃえ!」と事情も知らず応援したくなる。あの笑顔と飲みっぷりから、我慢からの解放が伺える。私もその表情にとても良い気分で店を後にしつつ、週一の休肝日翌日は、頑張った感をかみしめる自身と重ねる。
さて、佐原はというと漂う水面に沿って建ち並ぶ街並み、こうべを垂れる柳、遠方というひいき目が相まり何とも趣があるように感じる。
バリウムと今朝の下剤に、キリキリと腹痛を伴う帰路となったが、一人を堪能した良い旅となった。