日記
サービスセンターぱるの施設長・課長日記
AIの活用(サービスセンターぱる・法人事務局 施設長 石川歩)
先日、ある研修で採用戦略についての話を聞く機会があったのですが、その中の講演の一つはチャットGPTの活用についてでした。
私もあまり詳しくないのですが、チャットGPTは生成AIと言われるもので、こちらが質問を入力するとAIがインターネット上の情報をもとに回答するものになります。
回答に対して再度質問を投げかけ内容を絞っていくことも可能で、初めて使ったときには自然な受け答えに驚かされました。
まだ帰ってくる内容に100%の信頼は出来ませんが、法律や制度などの決まりごとを調べるときは、内容を確認しつつ書かれている条文の場所を調べて、実際の法令等を読むことで確証を得ることができます。研修や企画を考えるときにも、キーワード程度であれば十分に拾うことができますし、司会の台本を生成することもできます。
最近ではパソコンにもAIが搭載されていて、処理が速かったり、使い込むことで学習し利便性が向上したりするそうです。
いつか生成AIがこの施設長・課長日記を自動で作ってくれる日が来ると物書きが苦手な私にとっては嬉しいですが、まずは「AIに任せる」ではなく「AIを生かす」方法を考え、実践していきたいところです。
写真は文章と全く関連ありませんが、先日法人の互助会イベントに参加した際、横浜ロイヤルパークホテル70階スカイラウンジから撮ったみなとみらいの写真です。
「便利と手間」(サービスセンターぱる 課長 飯原佑)
今の世の中、とても便利になったと感じる場面が多くなりました。
インターネットやSNS、スマホの普及で手軽に情報が得られたり、すでに切られている食材が売られていて、調理も手軽になったり...
かくいう私は新しいものが好きだったり、調理に時間をかけたくなかったり、今の便利な世の中に恩恵を受けている一人です。
その中で、自宅をスマートホーム化(一部分のみですが)をしようと挑戦しました!
色々な機材と設定を完了すると、エアコンや照明が声一つでON・OFFできることに感動✨
忙しくしているとき、手が空いていないときにリモコンを探さなくて良いことが、ここまで快適なのか!と率直に思いました。
ただ、細かな温度や明るさの調整を声だけで行うことは一苦労で、結局リモコンを探す羽目になりました
「暗黙のルール」(サービスセンターぱる 課長 飯原佑)
皆さんは車を運転する機会はありますか?
免許を取らない人も増えていますが、私は運転が好きで、ドライブにもよく行きます。
一般道も高速道路も運転することが好きなのですが、免許を取りたての頃には教習所で教えてもらわなかった「暗黙のルール」が分かりませんでした。
今では運転にも慣れ、周りの状況から予測して相手からの合図に余裕を持って対応ができますが、初心者だった当時はパッシングをされて、何!?と思ったり、ハザードランプを出されて、どうしたら良いんだ...となったり、困ったこともありました。
上記したハザードランプには、道路交通法で義務付けられているケースがあることを知っていますか?
- 夜間に駐停車するとき
- 通園・通学バスが停車し幼児や小学生が乗降しているとき
この2つのケースが、法律上で定められています。
ある地方に出かけた際、スーパーで駐車するためにハザードランプを出してからバックしようとしたところ、こちらの車が動いているにも関わらず、後続車が近付いてきて危ない思いをしました。
駐車した後、地元の人に「なんでハザード出してるの?」と言われ、私としては暗黙のルールとして『駐車する際にはハザードランプを出して後続車に伝える』を実行しただけなのに...と、少しムッとしましたが、後から聞くと、その地方では駐車時にハザードランプを出すというルールが無いことを知り、納得したと同時に当たり前だと思っていた暗黙のルールが通用しないことに驚きました。
これは、私たちの仕事にも置き換えられると思います。
私の当たり前は、誰かの当たり前ではなく、様々な考え方や捉え方があります。
最初はそれが分からず、ムッとすることや納得できないこともあるかもしれませんが、紐解いていくと新しい視点が見つかったり、面白い考え方が浮かんだりすることもあるのではないでしょうか。
違いを楽しめるような心の余裕を持てると、仕事も運転も安全に進めていくことができると思います。
写真は、安全運転で行った「スカイツリー」です。
下から見ると、また違った迫力を味わうことができます!
藤沢市地域生活支援事業の報酬改定について (法人事務局・サービスセンターぱる 施設長 石川歩)
梅雨明け早々に、例年以上に暑い日が続き少し夏バテ気味です。わが家の猫たちも暑いのか、リビングの冷感マットに集まってきます。今回は珍しく(?)真面目な話題に触れたいと思います。
先日、藤沢市障がい者支援課より、2024年10月からの移動支援事業、日中一時支援事業の報酬改定等について説明がありました。
この場をお借りして、主な改定内容についてご紹介します。
まずは移動支援について、報酬改定の狙いは「人材確保のための処遇改善」「移動支援による帰宅時間調整の解消」「夕方支援の強化 介護者の就労とレスパイトの確保」とのことでした。
①報酬単価の改定
本体報酬額が20~50単位引き上げられました。短時間のサービスほど引き上げ幅が高くなっています。なお、それに伴い5%の自己負担がある方は負担額が増えることが見込まれます。
②早朝・夕方加算の創設
7時半~10時半、15時~19時にかかるサービスについて、給付実績の多い1時間を中心に最大150単位が加算されます。この加算の創設に伴い、通学支援加算は2024年度末をもって廃止となります。
③支援時間の延長
今まで8時間までに制限されていたサービスの上限時間が24時間までになりました。遠方や長時間の外出が可能となる反面、職員の労働時間に課題感を感じます。
④「2時間ルール」の撤廃
サービスとサービスの間が2時間以内の場合は2回のサービス時間を合計して1回のサービスとする、「2時間ルール」と呼ばれていたものが撤廃されます。例えば、1時間の日中一時支援利用のために、前後1時間ずつ送迎で移動支援を利用する場合、今までは2時間の移動支援サービスとしていたものを、10月以降は1時間の移動支援サービス2回として算定することになります。
⑤サービス算定時間の切り上げについて
移動支援の報酬は30分ごとの単価になります。今まで20分以上のサービスが算定可能だったところを、今後は15分以上のサービスが算定できることになりました。例えば、1時間15分のサービスが1時間半のサービスとして算定されることとなります。
次に日中一時について、報酬改定の狙いは「児者転換時等における介護者の就労継続」「レスパイトの機会確保」「移動支援による帰宅時間調整の解消(居場所の確保)」「人材確保のための処遇改善」に向けて、早朝および夕方のサービス提供の拡充すること、とのことでした。
①本体報酬額の改定
今まで提供時間が「2時間以下」「2時間~5時間」「5時間~8時間」等であったが、10月以降は30分単位での本体報酬となります。また、短時間のサービスは減額、長時間のサービスは増額されます。
②早朝・夕方加算の創設
改定前の夕方支援は提供時間に関わらず一律400単位でしたが、今後は7時半~10時半または15時~19時にかかるサービスについて、提供時間に応じて早朝・夕方加算が算定されます。
③負担割合の変更
送迎加算・入浴加算について、一律負担なしから課税世帯への負担が追加となります。
④日中一時支援類型変更
日中サービス併用型と、夕方支援型の日中一時が、サービス併用型に統合されます。
⑤支給量・利用上限単位変更
支給量については、○○回/月 から ○○時間/月 へ変更になります。
支給上限については、類型ごとの支給上限を廃止し、上限月○○時間と表記されるそうです。それに伴い、支給決定量は、改正前において1日当たりの平均的な利用時間をもとに決定されるとのことです。
長くなりましたが、詳細や気になる点は各事業所、または藤沢市にお問い合わせください。
移動支援の事業所として報酬単価が上がるのは有難いのですが、最低賃金の増加に追い付いていない面もあり、厳しい経営が続くものと予測します。
一件でも多くのサービスをお届けできるよう、今後も努力してまいります。
「新年度」(サービスセンターぱる 課長 飯原佑)
2024年度が始まりました。
報酬改定もあり、慌ただしい中でのスタートとなりましたが、今年度も元気良く過ごしていけたらと思っています。
4月は入園式や入学式、入社式...と新しい門出の季節です。
高校生時代、野球部だったのですが、毎年新入生が入ってくるたびにドキドキしていました。
当時私の高校は野球部員が少なく9人揃っておらず、人数合わせのような形で誘われ、入部した経緯があり、部内で一番下手で迷惑をかけているにも関わらず、常に試合に出場していました。
後輩が入部してくると、すぐにレギュラーから外れたのですが、他の人が時間を割いて練習をしないバントを多く練習したり、守備でも送球の仕方を上級生から教えてもらったりと、コツコツと練習を続けていると、監督はしっかりと見てくれており、試合にも出してもらえるようになっていきました。
当時は気付けていませんでしたが、野球部に入部したことで「得意を伸ばす」ことや「他者をカバーする」大切さを学ぶ機会になったと感じています。
自分は何が得意で力を発揮できそうなのか、同僚は何が得意なのかを知ることで、仕事のしやすい環境になっていくのではないでしょうか。
法人目標の一つでもある「働きやすい魅力ある法人」を目指し、野球で培った力を活かしていきたいと思います!
写真はツーリングで行った箱根でのワンシーンです。
ツーリングも複数人で行くと、カバーし合うことが大切になります!
<年度初めに感じたこと> (法人本部事務局長・サービスセンターぱる所長 石川歩)
2024年度は報酬改定もあり各事業所とも落ち着かないスタートとなっているように感じます。個人的にも子供の進学もあり、慌ただしく日々を過ごしています。
さて、藤沢育成会では2024年度の年間目標の一つを「利用者本人が活躍できる環境づくり」としています。
もちろん、今までも行ってきたことではありますが、改めて職員主導ではなく利用者主体を推し進めようとの思いが込められています。
3月30日に行った法人職員全体研修のシンポジウムで、江ノ島水族館横のなぎさの体験学習館と、法人の事業所アポロのつながりのスタートが、お一人の利用者さんの「水族館で働きたい」という願いから始まったとのお話を伺いました。
思いが形になる時に、利用者さんの笑顔が生まれ、地域ともつながり、結果的に良い支援になるのだと感じます。
以前、お世話になった方に「出来ない理由を並べるのではなく、どうやったら出来るかを考えなさい」と言われたことがあります。
性格的に失敗しない方法を模索してしまう私にとって、とても心に残る言葉でした。
一つでも多くの「出来た」が生まれる一年になりますように。
写真は2枚とも湘南あおぞら裏庭に植樹されているしだれ桜です。土地寄贈いただいた際の記念樹になります。4月に入りようやく3分咲きといったところでしょうか。