日記

相談支援プラザの施設長・課長日記

転校5回(相談支援プラザ 小野田智司)

相談支援プラザ

子どものころ、父の転勤に伴いよく引っ越しをしていました。

時期は8月。

小学校で4

中学校で1

5回転校しました。

8月の上旬に引っ越しが決まり

8月下旬に引っ越しです。

2年に1回は引っ越しでしたので

回を重ねるごとにさっさと段ボールに詰めて

引っ越し準備は完了です。

8月23日あたりの登校日で

転校することをクラスメイトに伝え

消しゴムとかを配ってお別れです。

9月1日転校先の学校に行き

新しいクラスメイトとの出会いです。

小学校も中学校も当時の9月はまだプールの授業があり

得意な水泳で自己アピール!

そうすればもうすっかり仲良しです。

(これは今も変わらないかな)

最近はこういった住まいが変わるような

転勤が減ったと聞いています

(藤沢育成会は藤沢市内に事業所があるので

概ね同じ住まいから出勤していますかね)

僕にとっては2年に1回の転校は当たり前で

住まいや日中の居場所がかわることに

抵抗がないどころか、わくわくする気持ちのほうが

勝っていたと思います。

障害のある方の生活も

住まいや日中活動の居場所が

数年ごとに変えたいと思っても良いのではと思います。

定員や送迎などいろいろと調整が必要なことも

多いのは事実ですが

そんなことを気軽に話せて

実現できるといいなぁと思います。

そのために、一つずつこれからも

取り組んでいきます。

さてさて1118()

秋葉台公園にて

いんくるフェスティバルが行われます!!

今年はミニ江ノ電が走るそうです。

大人も乗れるそうで、ひそかに楽しみにしています。

どうぞみなさまおさそいあわせのうえ

遊びに来てくださ~い☆

【いんくるフェスティバル2022ダイジェスト版】

↑去年のいんくるフェスの様子です

■表紙の写真:秋の空

今年は本当に暑かったですね。

この空にほっとしました。

〜駅弁〜  (相談支援プラザ/課長 一戸 香織)

相談支援プラザ

桃の香りが漂い、春の訪れを感じる季節になりました。
そしてこの季節は、卒業式、人事異動など生活に大きな変化が訪れる季節でもあります。

数十年前、私自身が故郷を離れたのもこの季節でした。

新幹線が通る前は上野駅から特急電車で4時間かけて帰省していました。
4
時間の乗車はお尻の痛さを感じるほどとても長い時間でした。
その長い時間の中で唯一の楽しみだったのは、途中で買う萩野屋の「峠の釜飯」でした。

「峠の釜めし」は益子焼の土釜を使い、出し汁で炊き上げたご飯の上に、鶏肉・ごぼう・椎茸・筍・うずらの玉子・栗・銀杏・グリーンピース・紅生姜の9種類のおかずがぎっしり詰まったお弁当でした。

紐をほどき、割り箸を手に蓋を開ける時は、わくわく感だけでなく、一人食べる寂しさ、様々な事への不安など色々な感情がこみ上げてきて味わったことを今でも覚えています。
新幹線が開通し、1時間半程で故郷に帰れる様になりなりましたが、最近では車で帰ることが多くなり、すっかり駅弁を食べる機会がなくなりました。

先日、「たまには峠の釜飯を食べながら一般道でゆっくり帰るのもいいね」と言う話で、一般道で帰ることにしました。

久しぶりに食べる『峠の釜飯』の味は変わらず、何十年も前の記憶が一気に甦り、車中もいつもと違う話題で盛り上がりました。

故郷で帰りを待っている父・母にも土産の「峠の釜めし」を買い、喜んでもらいました。

いつもと少し違うことをして、いつもと少し違う1日を過ごすことが、余裕なく過ごしている自分にとっては必要と感じた一日でした。

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食べ終えた容器の釜は植木鉢として活躍しています(写真)

いろいろなお顔 (相談支援プラザ / 所長 小野田 智司)

相談支援プラザ

桃の節句の時期となりました。

我が家では節分をおえると、

場を整えてお雛様を飾ります。

最近はこどもと一緒に

おしゃべりしながら飾ります。

飾ったあとは、記念写真をパチリ

年単位の成長を感じる1枚となります。

毎年、お雛様を飾るときに

ふとお顔の様子をのぞき込みます。

毎年、異なる印象を持ちます

もちろん優しいお顔ではあるのですが

ちょっとうれしそうだなぁ

ちょっとはずかしそうだなぁ

ときには、

ちょっとつまんなさそうだなぁ

なんか怒っている?

ってこともあります。

もちろん変わるはずのないお顔です。

でも違ってみえるって

おもしろいなぁと思います。

これからも日常を過ごしながら

年に1度の桃の節句を楽しみにしたいです。

藤沢育成会では、桃の節句の日は

お祝いの食事になります

こちらも楽しみですね

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~六年水~ (相談支援プラザ 課長/一戸 香織)

相談支援プラザ

紅葉が散り始め、日に日に冷え込みが厳しく感じられるようになる今の時期を二十四節気では「小雪」と呼んでいます。

そんな季節の移り変わりを感じたい時、少し気持ちに余裕がある時は、1泊2日のあわただしいスケジュールで故郷に帰ることがあります。

いつもの高速道路にいつも立ち寄るパーキングエリアがあります。

たくさんのペットボトルや4リットルの大きな焼酎の空きボトルを持ってきている人たちが水を汲んでいます。

そのパーキングエリアで汲まれている水は「谷川の六年水」と呼ばれています。

②文章前.jpg

「谷川の六年水」は谷川岳に降り積もった雪や雨が地中にしみ込み6年の月日を経て地上に湧き出したものと言われています。

水はどこでも同じ味と思っていた私ですが、喉を通るときにふと感じる水の柔らかさ、お茶を飲んだときのまろやかさを「谷川の六年水」に教えてもらいました。

その水を汲むために列に並んでいるとき、「この水が地中に入り始めた6年前私は何をしていたかしら」と考えてしまいます。

家族からは「この水を汲むときいつも同じ事言っているよね」と言われます。

でも私は「数日前に降った雨が6年後にこの蛇口からでてくるのはとってもすごいこと、6年後には何をしていたい?どうなっていたい?」と逆に質問を返してしまいます。

家族からの答えはありませんでしたが、私は6年後どうなっているのだろうかと自問自答しながら、目先のことだけを考えるだけでなく、5年後、6年後、10年後そしてその先の行動にも繋げて行かなくてはならないと考えている私でした。

小さなペットボトルに水を汲み、お茶をいれ、そして飲みながらほっとひと息つくことのできた今回の帰郷でした。

③文章後.jpg

冬の始まりを感じる赤唐辛子の藁編み

どんなことにも賛否両論 (相談支援プラザ 所長 / 小野田 智司)

相談支援プラザ

先日娘が数年かけて伸ばしていた髪を

ショートカットにしました。

カットした髪はヘアドネーションとして

美容室からとある団体ととおして

必要とする方にお届けするようお願いしました。

娘はなんらかのきっかけで

ヘアドネーションに興味をもち

数年かけて、髪を伸ばし続けていました。

お友達にも髪を

伸ばしている理由(切らない理由)は

数人しか伝えていなかったようで

ショートカットになったときは

学校の先生もお友達も驚いたようです。

さて、娘がヘアドネーションに興味を持ったことを

受けて、私もそれなりに興味を持ちました。

気軽に調べられるインターネットで

検索すると、賛否両論が...

ヘアドネーションに対して私は

良くない印象は持っていなかったのですが

良いとは考えていない理由もたくさんありました。

なるほどなぁと思う考え方もあれば

これば偏りすぎであろうと思う考え方もありました。

ふと、普段の相談支援の在り方を改めて考えると...

よかれと思ってゴールを支援者側で決めていないか、

よかれと思って調整しすぎていないか、

など、振り返っていました。

娘が賛否両論あることを知っていて

ヘアドネーションの取り組みを

行ったかどうかは分かりませんが

やりたいことをやり終えることができて

よかったです。

人はちょっとしたことを、

ぽろっと言葉にして

そのことを周りが

時にさりげなく

時に全面的に

協力することで自己実現が

なされているとも考えています。

相談支援があることで

少しでも自分らしい生活ができるといいなぁ

と、思った出来事でした。

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■写真:ヘアドネーション用の髪

さて、今週末1112()

いんくるフェスティバル2022が行われます。

テーマ

ネットでつながる・地域とつながる・未来につなげる

ということで、

今年はオンラインシステムも使用します。

終了後にはダイジェスト版の発信を行う予定です。

皆さんお楽しみに!

■表紙写真:藤沢市役所分庁舎にてアピール中!

〜風〜  (相談支援プラザ / 課長 一戸香織)

相談支援プラザ

夏本番を迎え、太陽がまぶしくジリジリと照らされる季節となりました。

先日、六会地域のお宅に伺った時、国立新美術館に行って来た話しを伺いました。

電車を乗り継ぎ乃木坂駅で降り、初めて美術館に行ったとの事でした。

80歳を超えた方が、初めて1人で美術館へ行ったこと、

そして、そこで観た作品がとても気になりました。

その方曰く、

「雨や雪はこの目で見ることは出来る。

でも、風は感じられても目には見えない。

風をどう捉えるかは人により違う、その風をどう捉えて、

どう表現しているのか知りたくて、美術館に行ったんだ」との事でした。

もともとは、絵にはさほど興味はなかったそうですが、

パンフレットを目にして、表紙の言葉に惹かれて、

美術館に行き直接観たいと強く思ったと話してくれました。

雨や雪は目で見えます。風を感じる時は、日常生活の中でどんな時か。

洗濯物が揺れている服を見た時、

カーテンが揺れている時、

草花が揺れている時、

グランドの土が舞った時など、

風が起こした現象を見て風を感じる事があります。

暑い日の涼しさを感じるのは、風が吹いた時です。

人により感じ方は様々です。

何気なく日常を過ごしている私にとって、

風をどう捉えているか考えた事がありませんでした。

その方が、パンフレットを見て行きたいと思い、行動したことは、

変わらない日常を何気なく過ごしている私にとって、

良い刺激となる話しでした。

日常生活の中で、もっとアンテナを張り、

さまざまなに感じる意識を持つ事を大切にしたいと思いました。

夏休みに入り美術館には様々な展覧会が開催されます。

ちょっと足を運んでみたいと思いました。

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