日記

相談支援プラザの施設長・課長日記

主夫業を通して(相談支援プラザ課長 梅田 忍)

相談支援プラザ

9月も中旬になリましたが残暑厳しい毎日ですが、日が落ちると秋らしい空気が感じられるようになりました。私が一番、好きな季節は夏ですがまもなく終わろうとしています。

 

梅雨入りした頃の少し前の話ですが、持病があった妻が入院することになりました。しばらくの間、私と高校3年生になる息子と二人での生活を初めて体験しました。

 まず、家事力は私自身、料理は好きでときどき台所に立つことはありましたが毎日、お弁当も含めると毎食になるので不安もありましたがやるしかない。また、息子も掃除、洗濯なども母親まかせで、できる事は食べたものの下膳くらいしかしていなかったのでどうなるかと思いながらも生活が始まりました。

 コロナ感染拡大防止もあるのと家計の支出も抑える為、外食は避け、出来るだけ自炊をすることを心掛けました。やって見ると食材を買いに行って献立を考え食事を作る、食材が全部使い切ることはないので、あまった食材に何を買い足して明日は何を作ることを考えることは大変でした。今まで当たり前のように家に帰ると出てきた食事を食べていましたが、自分がやることになってこの大変さと妻のありがたみをあらためて感じる日々でした。

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自分が作った食事の一例 おいしくいただきました。

 この期間、助かったのが入院前に教わっていたようで、息子が「洗濯は僕がやるからまかせて」と言って、洗濯機で洗い、干す、乾いたものを畳んでしまうことはすべてやってくれたことです。また、日用品など足りなくなっていたものを気づき買い足すなども息子がやってくれました。あらためて、何も出来ないと思っていたので自分の息子に対しての見立て違いを深く反省したことと、成長を感じられたことが嬉しかったです。 

妻も退院して回復しつつあり、変わらない日常に戻りつつありますがこれからも助け合いながら家族の絆もさらに深めて行きたいと思います。

また、仕事面においても、状況把握、考えて工夫し効率良く誠意を持ってご利用者に向き合えるように努力していきたいと思います。

緊張と緩和(湘南だいち・相談支援プラザ 伏見 康一)

湘南だいち
相談支援プラザ

コロナウィルスの感染状況がどうにも治まらない渦中において、今日まで事業所が通常営業出来ていることについて、利用者・ご家族・職員・関係者各位には深く感謝致したい。何よりも不安と混乱の中、実直に業務にあたっている職員皆様には只々頭が下がる思いである。私自身も感染予防を疎かにしているつもりはないものの、緊張の糸がずっと張りつめているとも感じている。去来するのはこの先もどうか皆元気に過ごせますように、という神頼みにも似た境地だ。

 一方、私生活で新たな出来事があった。家族で籠るのに何かいいものはないか、と考えたあげく麻雀を購入。結果リビングのデスクが雀卓になった。家族全員が初心者で一から挑戦であったが娘と息子にもそこそこはまった様で家族の新たな楽しみとなった。勿論子どもに金銭を要求したりはしていない。賭けなくとも緊張からの解放には十分な楽しみとなっている。

「雨降って地固まる」の諺をあらためて噛み締めている。そしてこの先の目指す地は「新しい生活様式」の世界。工夫を凝らし「withコロナの生活」がこれからの大きな課題。メリハリの効いた過ごし方が肝要だろう。緊張と緩和のバランスこそ大事なのだと思案する。

麻雀に興じてから家族の絆が深まった気がする。ささやかではあるが私なりの新しい喜びだ。

~ 趣 味 ~ (相談支援プラザ 課長 一戸 香織)

相談支援プラザ

あるとき、仕事で関わりのあるご家族から「趣味は何ですか?」と聞かれました。

私は「好きな事はあるのですが、趣味と言える程の趣味はないですね」と答えました。

それよりも前に、その方が着ていたセーターを見た時「手編みですね、襟元の編み方で手編みだと分かりました。素敵な編み模様ですね」と話しが弾み、また、庭の花を観て「中々上手く育たないのですが、元気に育っていますね」と育て方について話しが弾んだことがありました。

その時に、ご家族は私のことを、ずいぶんと多趣味と思い「趣味は何ですか?」と聞いた、との事でした。

仕事の中では、様々な話しのきっかけから、家族構成や家族関係、その方の歴史を垣間見る事も、それについて話す事も多くあります。私が様々な角度から伺った話から、相手の方も私の事を知ろうと思い、私を多趣味だと思った。

話しをしている中で、お互いが信頼関係を一緒に築いていたのではと感じました。一方通行になりがちだと思い込んでしまう信頼関係は、決して一方通行なのではなく、一緒に築いていく、築いているものであり、そのコミュニケーションの過程が大切だと痛感しました。

コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅での時間をどの様に過せば良いかと思案した時、この時のご家族との趣味の話しを思い出しました。

30年前、初任給で自分のミシンを買い、いろいろな物を作っていた頃がありました!最近では「忙しい」「時間がない」という事を理由に、物作りから遠のいていました。

久しぶりにミシンを出し、ものを作る事の楽しさを感じながら時間を過ごしています。

これからも、ゆったりとした気持ちを持ちながら、自分時間を過ごして行きたいと思います。

↑の写真は「よし介工芸館の機織りカレンダー」を用いてカバンを作りました。

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家にあった米袋を、カバンにして再活用です。

とても丈夫です!

出来ることを考えて(相談支援プラザ ふらっと 梅田忍)

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今年度、サービスセンターぱるから相談支援プラザふらっとに異動となりました。勤務時間や通勤など環境が変わり慌しく一月半が経過しました。

2020年度のスタートは新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され社会的な動きを注視し生活面でも色々と考えて行動しなければならない状況が続いています。

私ごとですが例年GW4月末に父親の誕生日があり、毎年、私の家族と姉家族、弟家族と実家に集まりお祝いするのが通例でした。「今年は、コロナが落ちついてからにしよう」ということになり集まることは断念しました。

ただ、「何かお祝いはできないか?」「気持ちを伝える方法はないか?」と姉弟で相談し、父親に誕生日プレゼントだけ贈ることになりました。

父が、散歩中に転倒し眼鏡を壊してしまったらしく、新しい眼鏡を購入したいと言っていたことを聞いていましたが、"さすがに眼鏡は本人じゃないとわからない"さてどうするか?と考え、購入の足しになるよう現金で渡すことにしました。

実家に一番近い、私がサプライズで自宅に行くことになり、お祝い袋を購入し実家のポストに投函しケーキも玄関先に置いて自宅から離れて確認の電話を入れました。今は会えないけどとりあえず・・・姉弟一同からと一筆添えて・・・大変、喜んでもらえて良かったです。

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法人でも、3蜜を避けるため会議や集まりなど中止や延期になってしまいそうなものもZOOMを使った会議やリモートパソコンでの在宅勤務など様々な方法で感染防止をしながら業務をしている現状です。今は距離を置くことが大切ですが、どうすれば出来るのか考え工夫して行動していくことが大切だと改めて感じました。

運動不足解消にマスクと人の蜜を避けて近隣を散歩 5月らしい風景

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「健康」(湘南だいち・相談支援プラザ 伏見 康一)

湘南だいち
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いよいよ明日から新年度。引き続き湘南だいちと相談支援プラザ配属となりました。どうぞよろしくお願い致します。

2020年度は感染症に伴う混乱と不安の真っただ中の幕開けとなり、いささか心中揺れておりますが、まずは利用者、職員等の健康を何より大切にしていきたいと思っております。そしてこのような事態の時こそチーム一丸となって冷静に、実直に取り組んでいくべきだと考えております。

私の名「康一」は、「健康一番」の意だったとのこと。確かにそのおかげか今まで大きな病気やケガなく過ごしてくることができ、恵まれていたと感じております。なんの取り柄もない私ですが、せめて名前の意図を伝えることで皆様のお力の足しになれば幸いです。
心身共に健やかに、新年度を過ごしていきたいと思います。

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Photo by Mitsugu Sato



〜ひな祭り〜(相談支援プラザ 一戸香織)

相談支援プラザ

先日、お伺いしたお宅の居間にお雛様が飾ってありました。
玄関を入ると目の前に、7段飾りのお雛様!!

とても品格を感じたのと同時に年代を感じました。

7段飾りは、普通の家では見かけた事がなく、まだ2月に入ったばかりで、少し早い飾り付けに感じたので、「もうお雛様飾りを出す時期なのですね」と話しました。

すると、そのお雛様は代々受け継がれてきた100年前からのもので、毎年飾っているとの事でした。

100年前から毎年家族を見守って来た歴史と、変わらずに毎年飾って来られた方々に感慨深いものを感じました。
 お雛様は、毎年節分が終わり、立春の頃から出しているそうです。

節分で豆まきをして厄を払ったあとに飾るのがよいとされ、桃の節句は「春の節句」という事もあり、春の訪れを告げる立春の頃に出すのが最適だそうです。

そのお宅では、春の訪れを感じる一つの行事として、毎年恒例でお雛様を飾っているとの事でした。


そういえば、私が小さかった頃も、母が毎年お雛様を飾っておりました。

あのお雛様はどうしたかな?と、ふと思い出して実家の母に連絡したところ、

私たち子どもが成長し、巣立ってからも変わらず毎年飾っているとの事でした。

もう30数年も、実家のお雛様飾りを見てない事を思い出しました。

春の訪れを感じる頃、小さい頃毎年見ていたお雛様飾りに、久しぶりに会いに行きたいと思いました。

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~友人宅のお雛様~

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歳になるお母様が子どもの頃からのお雛様です。

子どもたち作成の飾りも増え、それぞれの思い出があります。