日記

湘南セシリアの施設長・課長日記

波多江式インディアン的福祉論㉘(湘南セシリア・みらい社・湘南ジョイフル 施設長 波多江努)新着記事

みらい社
湘南ジョイフル
湘南セシリア

4月より、湘南セシリア、みらい社、湘南ジョイフルの施設長となりました。

よろしくお願いいたします。

新年度に伴い、今年の抱負とも思いましたが、

今回もあえて、いつものごとくインディアンの言葉をご紹介いたします。

「土地は先祖からの授かりものではなく、子どもたちからの預かりもの。」

「どんなことも7世代先まで考えて決めなければならない。」

部族不明の2つの言葉です。

「土地」を「福祉(施策、諸計画、施設建物など)」と置き換えてみたり

「子ども」だけでなく、「利用者・家族、障害のある人」を加えてみたら、受け止め方はかなり広がってくる。

また、1世代を30年と捉えると約200年先。

具体的に200年としなくとも

5年・10年先や将来と捉えたとしても

今だけでなく、この先の福祉のあり方がどうあるべきなのか。

これまでの過去に敬意を払いつつ、未来を作っていかなければならないのだろうと思う。

 残念ながら今の自分には、そんな難しいことはできない。

精一杯頑張りながらできそうなことは

いつまでたっても変わらない「普遍的な価値観」を見つけること。

自分が新人だった頃、先輩・上司から何を学び

一人前になってから大切にしてきたことは何なのか

上司となった今、何を託したいのか

何十年もかけながら自分たちは誰に何を伝えようとしているのだろうか。

技術や知識だけではない、今、この日記では言葉にはしきれない「大切な何か」があるような気がしている。

「(将来の夢)インディアンになる」にはもっと修業が必要ですね...。

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我が家に飾ってある覆面レスラーキーホルダー。

難しいことを考えると、モノづくりがしたくなります笑。

「ヒヤリハット」(湘南セシリア 課長 鈴木保志)

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 最近、視力の低下が気になる。12月の健康診断の視力検査の結果も、昨年度と比較するとかなり落ちていた。その他の検査結果が良くないのは心得ているが、視力検査では「右、左」と迷いなくクリアしていくことに若干の誇らしさを感じていたのだが、見えにくいとこれほどにも足掻くものなのか。目を細めたり「右・・いや下かな・・」と看護師の反応に探りを入れてしまう。

 

 つい先日の出来事だが、週末の賑わうスーパーに妻と買い物に出かけた。物価高騰で野菜一つ購入するにも悩むところだが、比較的安いほうれん草が目に付く。妻のもとに駆け寄り「ほうれん草買う?」と顔を近づけると、見覚えのない顔。至近距離の為、あまりの恥ずかしさに「ごめんなさい!」と手を合わせると、相手の方が「大丈夫ですよ!」と爆笑している。頭を下げそそくさとその場を離れ、再接触を避けるべく一定の距離を取りお菓子コーナーへ。お菓子を手に取り妻のもとに駆け寄りカートに入れようとした刹那、見覚えのない顔。カートに入れかけた腕を引っ込め、何かにとりつかれたようにその場を離れる。2度も立て続けに・・! 故意であれば相当な悪趣味である。

 確かに視力の低下を感じるが、今回の件は視力の問題なのか、判別機能の衰えなのか、総じて老化なのか・・いずれにせよ自身の油断と確認不足が招いた「ヒヤリハット」は、恥ずかしさも相まり胸のざわつく帰路となった。

「15年②」(湘南セシリア・みらい社・湘南ジョイフル 施設長 三嶌悟)

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 寒さも厳しく、春が待ち遠しいこの頃です。

 以前、20247月の施設長日記で、私は藤沢育成会に入職して15年経過したことをお伝えしました。15年の間、私のビジネスパートナーとして活躍してくれた物にも、年末年始で区切りをつけることにしました。

 それは「靴」(画像参照)です。藤沢育成会への入職にあたり、奮発して購入した記憶が残っています。当時は、形状や色も珍しく何店舗か巡っても在庫がない代物で、最終的にインターネットで購入しました。

 思い出の靴は、法人全体研修の時に本格デビューをさせましたが、予想以上に靴が馴染まなく、途中で靴擦れを起こし、痛い中突然のゲリラ雷雨にも見舞われました。不運なことに、水たまりを何度も歩いたせいか、一部分が色落ちしてしまい、ショックを受けました。もう履けないなとも思いましたが、当時の波多江所長に、「この靴の色合いとてもよいですね」と言われたことが嬉しく、履き続けることにしました。

 それから15年、苦楽を共にしてきた靴は絶妙な味わいを出していますが、もう卒業です。靴にも、ちょっとした一言を伝えてくれた波多江所長にも感謝です。

 写真は15年ものの靴です(汚れや履き崩し感は味わいと捉えて下さい)

「家族旅行」(湘南セシリア 課長 鈴木保志)

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 先日、家族4人で長野旅行をした。いきさつとして、昨年の夏は旅行前日に長女(高1)がコロナ、今年の夏は旅行前日に長男(中1)がコロナに罹患し中止、ゆえに私の未消化による提案である。旅行1か月前に発案、決定したことであるが、決定したことに満足し旅行5日前まで何の話題にもならず・・いつものことだ。いざ行き先の宿泊先を調べると連休も相まってどこも空きがない。長男などは朝食のバイキングが食べられればよいとのことで、湘南台あたりのビジネスホテルはどうか?などふざけた提案まで出る始末である。結局、行先ではなく宿泊先から価格や距離で長野に決定した。

 旅行当日の早朝、リビングで荷造りをしていると、反抗期の息子が「部活休みたくなかったんだよな・・」等、旅行に水を差すような発言でイライラとさせてくれるが、近隣の「すき家」で牛丼を与えておくと機嫌が良くなり車で眠ってしまう。渋滞でイライラする自分に油を注がれるよりよっぽど良い。

 3連休初日ということもあり、距離のわりに渋滞で到着が遅くなったが、美しい自然を感じながらのドライブは心身ともに癒される。道中、白樺湖に立ち寄り散歩をするが、とにかくライダーが多い。季節もロケーションもツーリングには申し分なく、これ見よがしに自慢のバイクが通過していく。

 湖畔に広がる森とその後方の山を見上げ、ふいに娘に噓をついてみる。「富士山も反対から見るとこんな風に見えるんだね、藤沢から見る富士山とは全然違うね。」と言うと「そんなわけないじゃん」、さらに「樹海もこんなに近くに広がって見える。」と加えると「バカじゃないの。」と一蹴される。数年前であればくいついてきたところだ。そしてその後のストーリーをどのように展開していくかが腕の見せ所だったのだが・・時の流れにはかなわない。白鳥の乗り物で湖を漂っていた息子が岸に戻ってきたところ、改めて同じ噓をついてみる。「マジか!」と写メを取り始めるため、あまりのバカバカしさにすぐにネタばらしをしてしまう。反抗期だが無邪気である。

 ホテルは快適、翌日もひたすら車を走らせ、娘の希望する映えスポットをまわり、帰りは案の定高速道路も超渋滞である。我慢できず下道に降りると考えることは皆同じ、引き続き下道の渋滞にはまる。

 神奈川県に入り間もない頃だったと思う、のんびりと下道を走りながら信号待ちをしていると、のそのそと目の前を大きな生き物が横切っていくのを車のヘッドライトが映している。驚いた拍子に「豚みたいなのがおる!」と叫ぶと、後部座席から「イノシシ!」と車内が一瞬盛り上がる。

 子どもも大きくなり、密な会話も徐々に減りつつある日常だが、日常を離れた車内空間では普段よりも会話が弾み渋滞も悪くないと感じる。先ほどから車内で食べ散らかしている菓子の食べカスが気になるが、今日は目をつぶろう。

 また旅行したいと思うが、反抗期の坊や次第か・・疲労困憊の帰宅だがこの安堵感が良い。

「いつかのためのいつもがある~ワンチームふじさわ~」(湘南セシリア・みらい社・湘南ジョイフル 施設長 三嶌悟)

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「いつかのためのいつもがある~ワンチームふじさわ~」、このフレーズは「いんくるフェスティバル2024」のテーマです。

 今年は112日(土)10:30~14:30で、秋葉台公園並びによし介工芸館にて開催されます。

→※天候不良が予想されるため、今年度の開催は中止となりました。

昨年は、新型コロナウィルス感染症が5類へ変更になったことを踏まえて、皆さんに久しぶりのイベントを楽しんでもらうことがメインでした。今回は、利用者さんにも役割を担ってもらい、一緒にイベントを盛り上げてもらうことにもなっています。

普段からのやり取りや関わりを大事に、こうしたイベント等の機会に法人で一丸となって結束力を魅せられたらと思います。

2024年も「いんくるフェスティバル」を開催します。

皆さまのご来場をお待ちしております。

「不意の出来事」(湘南セシリア 課長 鈴木保志)

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 先月、右手薬指の腱を切るケガをした。椅子に座る際、ジーンズの右ポケットに突っ込んでいた手がポケット内に引っ掛かり、抜き損ねた状態で座ったところ、指に圧がかかり「パチン!」とゴムが切れたような音が耳に伝わった。すぐに右手を確認すると、薬指の指先がお辞儀をしたまま伸ばすことができない。整形外科に通院すると腱が切れているとの診断で「マレットフィンガー」と呼ぶらしい。何となく洒落た診断名だが、6週間は金属の支えで固定する必要があり、少々やっかいである。

 このような機会なので、脳に新しい刺激を与えるべく歯磨き等、生活の一部をあえて左手で行うように、色々と試すが利き手のありがたみを痛感する。歯磨き一つにしてもぎこちないが、この間は左手で磨くことを決めたため虫歯になり後悔しないよう、最初は必要以上に時間をかけひどく出血をした。現在、5週目に入ったところだが、歯磨き一つにしてもある程度滑らかに磨けるようになってきたことを体感する。

 次にピアノを弾いてみることに、この機に左手難度の高い譜面に触れてみるが、左手のパートだけを弾こうとすると、普段弾き慣れた曲であっても自然に手が動かない。これは右手だけでも同様であり、両手一対で脳も体も覚えているからである。右手を膝の上で動かすとつられるように左手の動きを取り戻し、独立した練習がなされていないことを感じる。左右が独立していくと、双方の音が聴き分けられ音のバランス等の制御ができる状況となり、感情移入をしても演奏をコントロールすることができる。わかってはいるが、左手のために作曲されたものでないと面白みもないため継続的な練習が難しい。ちなみに左手だけのために作曲された曲も多数あり、過去に右手を突き指した際に取り組んだ記憶がある。

 それにしても定期の内科に加え整形の通院・・・診察の待合で弱気になる今日この頃である。