日記

湘南セシリアの施設長・課長日記

「行き先の合致」(湘南セシリア・みらい社 三嶌悟)

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湘南セシリア

先日、少し早めの夏季休暇をとった。我が家では、毎年1回は家族旅行を恒例としている。コロナ禍を除いて、以前は「海」方面へと繰り出していたが、今年は久しぶりに「山」方面に出かけた。

なぜなら、家族の中での希望内容が、一つの目的地で合致したからである。内容として、私は温泉や食事、妻と次女は某アイドルグループの聖地巡り、長女は映画の聖地巡りと三者三様である。これだけ目的が違うのに、目的地は共通しているという稀な合致である。

ちなみに、出かける際には毎回、私が旅行計画として行程表や予算を作成し、妻にお伺いを立てる。もうかれこれ20年近く続け、形に残している。

仕事でいえば、企画をして稟議書を作成するようなもの。だからなのか、企画やイベントについては、そこまで気後れはしない。

日常の中でのことが仕事にも通ずることがある。継続は力なりで、始めた頃よりも作成精度は上がっている。

猛暑の夏、心と体を整えて、また後期に向けて進んでいきたい。

*写真は、飛騨古川の景色です

「2023年の抱負」  (湘南セシリア・みらい社  課長/鈴木 保志)

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 昨年末、定期の血液検査結果を確認するため通院をした。

「前回と変わりないね、この辺は飲酒の影響だね・・。」と、結果の数値を見ながら先生が話す。

 ちょうど1年前の課長日記にも掲載したが、2022年はお酒とうまく付き合っていくという抱負を掲げ、以降定期的に血液検査をしながら自分を律してきた。 

 1年前、将来も長く飲酒を楽しめるように、週に1度の休肝日を設けること、1日2合までと先生が話してくれたことを覚えている。今回の結果を受け「いやー、週1日の休肝日はなんとか守っているんですが・・、その他の日をもう少し減らさないといけないですかね・・。」と、言い訳じみた発言をするや否や「1日(休肝日)守ってる!?だったら、そのまま続けて、それ以上はストレスになるから。」と他の曜日の飲酒量ではなく、週1日の休肝日を守っていることに触れてくれた。自分にとってはとても励みになる言葉だった。

 以前、違う通院先で「やめるしかないね。」と伝えられ、病院から足が遠のいていたことがあった。日々の支援や職員とのやり取りでは、白黒では折り合いがつけられないことが日常である。価値観が違うのだから当然だろう、そんなことを重ね合わせ、先生の発言を考えていた。

 こうなると自分なりに努力しないと先生に対し申し訳ないとも感じ、若干プレッシャーにはなるが、必要なことであると自分で納得出来ていることが大切だと思う。

 2023年度も引き続き「お酒とうまく付き合う」に向き合っていくつもりだ。

思い出の味を、年末年始のお供に (湘南セシリア・みらい社 施設長/三嶌 悟)

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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

さて突然ではありますが、こちらの食べ物は何かわかりますか?これは「梅水晶(うめすいしょう)」と言います。「梅水晶」とは、サメの軟骨を加熱処理して、千切りに刻んだものに梅肉や調味料を加えたものです。飲食店や居酒屋でも、なかなかお目にはかかれない珍味でもあります。

私がこの「梅水晶」と出会ったのは、コロナ禍前に、知り合いの馴染みのお店でした。何とも言えない食感や味、商品名にインパクトを覚えましたが、その後コロナ禍に突入。思い出の味となっていた中、先月以前とは別のお店で偶然にも発見し、数年ぶりに思い出の「梅水晶」を堪能しました。それでも飽き足らず、年末年始のお供にと、お取り寄せまでしてしまいました。

2022年を「梅水晶」で締め、2023年は「梅水晶」でスタートしています。

皆様のご健康とご発展をお祈り申し上げます。

「久しぶり」 (湘南セシリア・みらい社 / 課長 鈴木 保志)

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先日、研修を受講する為、小田急相模原に行った。電車に乗るのは久しぶりだと思いながら、念のため乗車口から離れ、周囲の動向を確認しながら乗車をする。相模大野で乗り換え小田急相模原へ、十数年ぶりに下車。以前の記憶とは異なり、美しい駅ビルや明るい雰囲気の街に驚く。

「気力」の充電   ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 三嶌 悟 )

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4月に異動して、早や半年と月日の経過を感じます。

さて、2022年の夏は昨年以上に、新型コロナウィルス感染症の影響を受けました。猛威を振るったオミクロン株は、担当事業所や家庭にも及びました。

ある程度収束してきた8月末、これまでの緊張の糸がほつれたので、休暇を取り「気力」の充電を図ることにしました。家族との休みも合わなかったので、久しぶりの一人旅を決意!!どうせなら、自由気ままになかなか行けない場所をと、普段は海が中心のところ、今回は山を選びました。プチ湯治をしながら大自然の雄大さに圧倒され、気づいてみれば「気力」は自然と充電されていました。

先の見えないこのご時世、自己管理の大切さを感じた、2022年の夏でした。

(写真)群馬県と長野県の県境にあります

「帰省」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 課長 鈴木 保志 )

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先日、父の葬儀で帰省をした。久しぶりに会った兄弟で、懐かしむように田舎道を歩いていたところ、弟が「あ、カミキリムシ。」と道端の死骸に気づき、すかさず兄が「20円か。」とつぶやく。地域限定の会話に思わず皆が笑う。

かみきり虫にもさまざま種類はあるだろうが、いつも目にしていたのは黒を基調として白い斑点の身体に、黒と白のカラフルで長い触覚、カミキリムシの由縁であろう口など、今考えるととてもグロテスクな、いわゆる害虫である。子どもの頃は「キーキー虫」と呼んでいたが、おそらくキーキーと鳴いているからだと思う。ミカン畑農家には悩みの種となる虫であるが、思い出深い虫でもある。

子どもの頃、一定期間だったと記憶しているが、その虫の両羽を駄菓子屋にもっていくと、20円と交換してくれる仕組みがあった。みかん畑に囲まれた環境で過ごしているため、探す手間もない。クワガタやカブトムシのようなありがたみはないが、学校が終わると一目散に宝の虫を目指したものである。近隣のおじさんは袋に羽をためこみ、シャカシャカと振って見せ嬉しそうに手渡してくれたものだ。農家にも子どもにもありがたい、地域性に富んだ仕組みである。

いつの間にか進学のため上京していなくなった姪や甥、そして父の死、否が応にも時間の経過を感じざるを得ない帰省となった。

毎年欠かさなかった「父の日」、最後のプレゼントを送ろうと思った。