日記
湘南セシリアの施設長・課長日記
「気力」の充電 ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 三嶌 悟 )
4月に異動して、早や半年と月日の経過を感じます。
さて、2022年の夏は昨年以上に、新型コロナウィルス感染症の影響を受けました。猛威を振るったオミクロン株は、担当事業所や家庭にも及びました。
ある程度収束してきた8月末、これまでの緊張の糸がほつれたので、休暇を取り「気力」の充電を図ることにしました。家族との休みも合わなかったので、久しぶりの一人旅を決意!!どうせなら、自由気ままになかなか行けない場所をと、普段は海が中心のところ、今回は山を選びました。プチ湯治をしながら大自然の雄大さに圧倒され、気づいてみれば「気力」は自然と充電されていました。
先の見えないこのご時世、自己管理の大切さを感じた、2022年の夏でした。
(写真)群馬県と長野県の県境にあります
「帰省」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 課長 鈴木 保志 )
先日、父の葬儀で帰省をした。久しぶりに会った兄弟で、懐かしむように田舎道を歩いていたところ、弟が「あ、カミキリムシ。」と道端の死骸に気づき、すかさず兄が「20円か。」とつぶやく。地域限定の会話に思わず皆が笑う。
かみきり虫にもさまざま種類はあるだろうが、いつも目にしていたのは黒を基調として白い斑点の身体に、黒と白のカラフルで長い触覚、カミキリムシの由縁であろう口など、今考えるととてもグロテスクな、いわゆる害虫である。子どもの頃は「キーキー虫」と呼んでいたが、おそらくキーキーと鳴いているからだと思う。ミカン畑農家には悩みの種となる虫であるが、思い出深い虫でもある。
子どもの頃、一定期間だったと記憶しているが、その虫の両羽を駄菓子屋にもっていくと、20円と交換してくれる仕組みがあった。みかん畑に囲まれた環境で過ごしているため、探す手間もない。クワガタやカブトムシのようなありがたみはないが、学校が終わると一目散に宝の虫を目指したものである。近隣のおじさんは袋に羽をためこみ、シャカシャカと振って見せ嬉しそうに手渡してくれたものだ。農家にも子どもにもありがたい、地域性に富んだ仕組みである。
いつの間にか進学のため上京していなくなった姪や甥、そして父の死、否が応にも時間の経過を感じざるを得ない帰省となった。
毎年欠かさなかった「父の日」、最後のプレゼントを送ろうと思った。
「故(ふる)きを温(たず)ねて、新しきを知る」 ( 湘南セシリア・みらい社 / 施設長 三嶌 悟 )
4月に湘南セシリアとみらい社に異動して、2か月が経過しました。当初よりかは勝手がわかるようになり、ようやく地に足がついてきたかのように感じます。法人創業の地に、着任できたことは光栄です。
そんな湘南セシリアも34年目、みらい社も31年目を迎えます。「平成」を駆け抜けてきた中身を各所に感じます。ついこの間と思っていた「平成」も、いつの間にか「平成レトロ」なんて言葉も出てきました。
長年の積み重ねを糧に、先人たちと現代の人たちの思いを胸に、これからの未来に尽力していく所存です。
最後に、梅雨が近づいてきました。今年は、大きな被害が起こらないことを祈るばかりです。
30年後も笑顔ある日々を目指して(湘南セシリア 課長 小野田智司)
東京都等では4回目の緊急事態宣言が出され、
神奈川県も県知事より何度もメッセージが発信されました。
湘南セシリアでは、
「持ち込まず、持ち帰らない」をテーマに
感染症対策の徹底を継続しております。
入所者の方、ご家族の方の皆さん、職員の協力もあり
これまで平穏な生活を継続する事が出来ています。
ありがとうございます。
さて、2021年度、藤沢育成会では、
2022年度からの5年間の計画として
インクルージョンプラン(仮称)を検討する1年となります。
現在、進行しているネクストプランⅡに続くものとなります。
インクルージョンプラン(仮称)では、
次の5年だけではなく、
30年後の「インクルージョンふじさわ」を想像し、
検討をしていきます。
4つの柱
「住まいと暮らし」
「育ち・成長」
「生きがい・働く」
「つながり」
をプロジェクトとし、
具体的に意見交換を重ねます。
プロジェクトではネクストプランⅡ同様、
一般職の方々を含めたプロジェクトメンバーで構成し、
法人全体で取り組んでいきたいと考えております。
私自身、30年後は70代です。
少しずつ不自由になっていく身体と付き合いながらも
まだ朝ドラ見ながら、編み物をしているかもしれません。
そんな私も自分らしく暮らしやすい
「ふじさわ」を考えます。
そして、みんなの「自分らしく」暮らすための知恵を
たくさん集めていきたいと思います。
今後様々な場面でご報告等ができると考えております。
お考えがある方はぜひお声をお寄せください。
●写真は法人全体研修2021の様子
会場は2020年度実践報告会を実施した
多摩大学湘南キャンパス。
当日は感染症対策として、
半日及び会場を2か所にしての実施でした。
藤沢育成会の2021年度の方針を
法人全体で確認できる機会となりました。
一部音声の不具合があり、
役職員の皆様にはご迷惑をおかけしました
2021年も笑顔ある日々で...(湘南セシリア・事務局 小野田智司)
2021年が始まりました。
本年もどうぞよろしくお願いします。
2020年を少し振り返ります。
私の交通系ICカードの履歴を見てみると
2020年3月以降、電車やバスの履歴がありません。
移動が徒歩・自転車・自動車となりました。
スマートフォンの写真を見てみると
いつもなら親族旅行の様子や
友人や職場の仲間との写真であふれるのに、
そのほとんどが
家族との屋内や自然の中での写真でした。
すっかり感染対策を意識した
新しい生活様式で
日々を過ごしました。
2021年 令和3年になりました。
初日の出はテレビと動画サイトの2つで
富士山と犬吠埼をこたつの中で楽しみました。
子どもたちのお年玉は現金書留にて届き、
テレビ電話でお礼を伝えました。
今年もきっといろいろなことがありますが、
笑顔がある日々となりますように。
- 湘南セシリアからの富士山
季節の中で 2(湘南セシリア・みらい社 施設長 石塚 和美)
早いもので12月。今年も残すところひと月となりました。
今年はコロナに始まり、11月には神奈川県知事が再度メッセージを発表しました。
感染拡大を防ぐため、「M(適切なマスク着用)、A(アルコール消毒)、S(アクリル等でしゃへい)、K(距離と換気、加湿)」の基本的な感染防止対策の徹底をお願いしますと記載がありました。
今年は、外出の規制や季節の行事も、中止や縮小などいつもと違う一年となりました。
その中で、小中学校では運動会や修学旅行のかわりにスポーツ大会や学校でのお泊り会など、みんなで工夫を凝らして考えたイベントを行い、忘れられない思い出を作ったのではないでしょうか。
法人としては、例年、利用者が参加するイベントを企画しておりましたが、今年は集まることができませんので、法人設立記念日にむけた11月16日から11月22日まで「いんくるウイーク」を企画しました。利用者・職員が協力して各事業所の動画撮影や法人のキャラクター「いくちゃん」の塗り絵やゲームなど作成しホームページに掲載したり公用車に掲示し「ラッピングカー」にするなど一体感をもつことができました。
湘南セシリアもなかなか外出できない中で、秋には焼き芋会やハロウィンなどを企画し利用者に楽しんでいただきました。また、季節の食材を使った松花堂弁当も楽しみのひとつです。掲載した写真は11月の松花堂弁当です。
今は年末にむけて、クリスマスの準備をしているところです。クリスマスメニューも今から楽しみです。
一年を振り返り、いろいろな気持ちで年末を迎えましたが、日本にはこんなにもたくさん季節を感じる行事があったのだなあと改めて思いました。そして、人との繫がりを深くふかく考えた一年でした。
皆さま、健康に気をつけてよいお年をお迎えください。