日記
湘南セシリアの施設長・課長日記
通いなれた場所(湘南セシリア・事務局 小野田智司)
かれこれ15年ほど通っているところがあります。
気楽に通うことができる場所で
何歳になっても、その場での素の自分になることができる
大事な場所です。
そこは散髪するところ
4月緊急事態宣言がだされました。
世の中が、新しい生活様式に行動変容すべく
ステイホームをキーワードに
自宅で過ごす時間が増えました。
自分の中でなんとなく、
散髪にも行くに行けない状態となりました。
前回が3月上旬でしたので
いつもなら5月にはいきたいところでしたが...
5月下旬に緊急事態宣言が解除されたのちも
なかなか踏ん切りもつかず
6月も過ぎ、7月に入りました。
この間、髪の毛はもう、ぼさぼさ。
自分でカットするも
もう限界。
そこで、空いているであろう
平日の代休日に行こうと決心し
予約の電話をすると...
電話が通じない...
あれ?
もう一度...
「ただいま使われておりません」の案内が続く
あれ?
コロナ禍の関係で、閉店したのか?
数日間もやもやと過ごしたのち、
近くを通った時にお店によってみると、
電気がついている!!!
ほっと安心。
お店の人に聞くと
インターネット回線の契約を変えたら
電話の契約が切れてしまったとのことでした。
改めてカット日を予約して
7月31日に無事にカットができました。
いつも繋がっている大事な場所と
不意に途切れることは
こんなにも心を動揺させるのですね
支援の中で「見通しを示していきましょう」と
よく共有するのですが
改めて身をもって見通しを持つことで
心が安定する事を体験しました。
- ステイホームの過ごしの一つとして
色付きの和紙を使って障子をカラフルに張り替えました
季節の中で (湘南セシリア、みらい社 施設長 石塚 和美)
4月7日の緊急事態宣言を受けて、宣言解除までの3か月間は利用者、ご家族、職員とともに新コロナウイルス感染予防対策や健康管理を行いコロナ禍をのりこえてきました。ご協力いただきました利用者、ご家族、職員、関係機関の皆さまに深く感謝申し上げます。5月25日にようやく解除となりましたが、7月17日に神奈川警戒アラートが発出され、新しい生活様式を取り入れながらこれからの日常を過ごしていきたいと思います。
このような中でも、季節は確実にめぐり夏を迎えようとしています。日常も少しずつですが戻ってきていると感じる瞬間があります。湘南セシリアでは七夕企画や前庭での夏まつりイベントの開催。みらい社は新しい作業種やサークル活動の取り組み方の検討など。
また、地域の中でも子どもたちの登下校時の元気な声や中学校校庭での部活動の朝練風景、道端の草花や生き物たち。自分とかかわりのない人やものからも元気をたくさんもらっていることを改めて感じました。
梅雨のあけた湘南の空を見上げながら、この夏は何をして過ごそうかと考えています。
緊急事態宣言による自粛の日々(湘南セシリア 小野田智司)
2020年4月9日より緊急事態宣言のもと、
ステイホームで日々を過ごしております。
状態が沈静化すれば今月末で多くの制約は解かれる見込みですが
一定期間は、新しい生活様式による生活が望まれるのでしょう。
さて、私には小学生の子が2人おります。
3月より学校が休校になり3か月弱。
初めは、物珍しいこともあり楽しく過ごしておりましたが、
徐々に飽きが生まれてきました。
家族で相談しながらいろいろと工夫して
ステイホームをしております
いくつか紹介します。
ひとつ目
時折子どもたちにその日の宿題をだすことを始めました。
例えば...
「縄跳びの二重飛びを練習して、マスターしてみよう!」
「庭の草取りをしてきれいだ!大作戦」
「学校の先生にお手紙を書いてみよう!」
「"ステイホーム"フォトブック用の写真を撮りためよう!」
「朝顔の育て方を調べてまとめてみよう」
などなど
私が帰宅すると、子どもたちが
自慢げに報告してくれます。
それを大いにほめて、
時にはご褒美を用意しました。
ふたつ目
規則正しい生活を送るために
あえて夜更かしする日を設けました
主に金曜日と土曜日の夜に、
映画鑑賞やゲームなどで夜更かしを楽しみました
なので、土曜日と日曜日は
親も少し朝寝坊ができるので助かりました。
その他に...
ゴールデンウィークには、
政府推奨のオンライン帰省をしました。
神奈川と千葉をつなぎ3世帯で実施!
初めは慣れず、間があいたり
会話が重なったりしていましたが、
徐々に慣れていき
1時間の予定は2時間ほどに、
楽しく過ごすことができました。
最後は集合写真も撮りました。
今は辛抱の時
辛抱の中でステイホームを前向きに過ごしていきましょう
早くこれまでの日常に近い生活が送れますように
- 写真は娘が作ってくれたこいのぼりの携帯電話ストラップです。
「チャレンジ」(湘南セシリア、みらい社 施設長 石塚 和美)
今年の冬は、新コロナウイルス感染予防対策のために、不要不急な外出や学校の休校、イベントの中止など、生活に大きな影響がありました。消毒薬、マスクはまだ品薄状態です。法人の事業所でも衛生管理や健康管理をおこなっているところです。一致団結して乗り切りたいと思います。
私自身も外出を控える日々ですが、休みの日は近所へ散歩、お彼岸には家族を車に乗せてお墓参りに行きました。この冬は、あたたかで道ばたの花や桜も例年より早く咲いているようです。空の下、公園やお散歩を楽しんでいる皆さん、そして私自身もリフレッシュした時間を持つことができたと感じています。
2020年度となりました。4月より湘南セシリア、みらい社へ異動となりました。湘南セシリアは、私が初めて勤めた場所。みらい社は初めての場所ですが、いつもお隣のセシリアから働く社員(利用者)さんのことを応援していました。利用者、ご家族、職員の皆さま、これからどうぞよろしくお願いいたします。そして、3月までお世話になった皆さま、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
2020年度。住まう場の湘南セシリアは、今年で設立32年目。生活している利用者一人ひとりにとって住みよい環境づくりをしていきます。就労支援をするみらい社は、創立30年を迎えます。「みらい社品質の向上」を継続し、企業への就労を目指すとともに、新しい作業としてパン製造販売開始にむけて取り組みます。湘南セシリア・みらい社ともに、地域の行事など積極的に参加してそれぞれの魅力を発信していきます。
私にとってもチャレンジの一年にしていきたいと思います。
湘南セシリア、みらい社
施設長 石塚 和美
津久井やまゆり園へ②(湘南セシリア 小野田智司)
2019年12月 津久井やまゆり園へ訪問した
2020年1月より2016年7月にあった事件の裁判が始まる
解体工事も進んでおり
やはり思ったのは
解体工事後、ここにまた施設
今回の訪問では以前に感じた
生活する声や動きを感じることができなかった
年が明け1月にはいると
ニュースでたびたび報道され始めた
神奈川県としての考え
ご家族としての考え
施設・職員としての考え
マスコミとしての考え
そして世間の人の考え
でもなかなか知的に障害のある方本人の声を
ニュースとしては聞くことが少ない印象をもつ
事件後の混乱から、
私の中ではもやもやとずっとしている
様々なニュースや書籍に触れれば触れるほど
周囲の人の様々な反応に触れるほど
心がほんろうされ
もやもやが増えていく
障害があっても、そうではなくても
日々みんな生活している
失敗する事もたくさんあるけれど
笑ったり、怒ったり
泣いたり、悲しんだり
毎日いろんなことが起きている
それが当たり前な生活なんだろうなぁと
最近よく感じる
湘南セシリアでは1月
成人のお祝いの式を行った
当たり前の日々の中の特別な1日
一緒に過ごすことができてうれしかった
横浜地方裁判所はこの事件について
3月16日に判決し
9月30日に決定する