日記
湘南ゆうき村の施設長・課長日記
「2つの違い」( 湘南だいち・湘南ゆうき村・アポロ / 施設長 三嶌 悟)
先月の父の日に、「甚兵衛」を家族からプレゼントされました。妻や子どもたちから、「作務衣と甚兵衛と迷ったけど、甚兵衛にしたよ」と言われました。
その時、私は「作務衣と甚兵衛という言葉は知っているけど、実際のところ作務衣と甚兵衛の違いって何だろう」と疑問がわきました。皆さんは、「作務衣と甚兵衛の違い」をご存知でしょうか?
調べてみると一般的に「作務衣」は、禅僧が労働(作務)のために着用していた作業着とのこと。特徴は、長袖・長ズボンで、袖口と足首を縛れる紐が付いているものが多く、素材によってオールシーズン着用できるようです。ちなみに、「作務衣」は「さむえ」の表現が多いみたいです。
一方「甚兵衛(じんべえ)」は、「甚兵衛羽織」を日常衣服として着物仕立てにしたもの。特徴は、半袖・半ズボンで、肩部をタコ糸で手縫いしてあり、夏に涼しく過ごせるように素材や作りに工夫がしてあるようです。
この時期で暑がりの私にとっては、やはり「甚兵衛」ということになります。私の「特徴」を知っているからこそのセレクトかなとも思いました。日本語には、似ているようで似ていないもの、類義語や同義語と同意語なんかもありますね。「特徴」にしても、「特長、特性、個性」の使い分けがあるように、日本語には意味と奥深さがあることを実感した一幕でした。
最後に、家族に感謝です。
写真は、10月オープンに向けて、湘南ジョイフルとスマフル高倉建築中です
「2021年 春」(湘南ゆうき村・湘南だいち・アポロ 施設長/三嶌 悟)
コロナ禍において1年が経過しました。昨年の今頃は、史上初の「緊急事態宣言」が発出され、「新しい生活様式」に右往左往していたことを思い出します。最近では終息どころか、変異株の感染拡大が危惧されています。
こうした中で、「2021年 春」を迎えました。先日、報道で「北の国から」に出演していた田中邦衛さんが亡くなられたことを知りました。この訃報を聞いたとき、子どもの頃から見ていた「北の国」からの場面が思い起こされました。そして、追悼番組の放送を観て、懐かしさと北海道の大自然の迫力と魅力に、子どもながらに北海道への憧れを思い出しました。
今回の表題は、田中さんを偲び、「北の国から」のサブタイトルをイメージしてみました。
自然と言えば、先日仕事で長後駅付近を散策していると、住宅地の中に「地下道!?」を見つけました。その時は時間がなく、行くのは断念しましたが好奇心にかられました。ふとした日常の中に、地域や自然に触れた一時でした。
写真は、湘南ゆうき村の畑です。大根やキャベツ等、今年度も楽しみです。
マスクでの生活(湘南ゆうき村 アポロ 課長 高橋 羽苗)
マスクでの生活がすっかり日常となりました。
マスク映えメイク、マスク映えメガネ、マスク映えヘアスタイルから、マスクたるみを予防する顔のストレッチなどマスク生活の中でいろいろなものが考えられて発信されて、おもしろく見たりそんなビジネスに驚いたりしています。
マスクでの生活では、声が聞き取りにくい・表情が伝わりにくいなどいろいろなコミュニケーションのとりにくさが挙げられていて、声がこもったり口の動きが見えなかったり、リモート会議では誰が話しているのかさえわからず、反応しにくいことも多いです。
そんな中、いつも以上に目線や態度が大切になるかと思いますが、自分自身を振り返るとなかなかできていないことが多いように思います。言語そのもので伝わる情報と、言語と非言語コミュニケーションを合わせた伝わり方では、伝えたいことの本質の伝わり方に差が出てくると言われます。
職員同士のやりとりで「伝わっている」と感じられる時や、話が伝わってくる人はやっぱり言葉だけではなく、反応をしっかりしてくれる人だったり、その時その時に目が合う、姿勢がちゃんと向いているなど。
言葉だけではなく姿勢や相槌、目線、声のトーンも大切に、普段以上に丁寧に伝えられるようにありたいなと思います。
話は少し変わりますが、マスクをしている顔でしか会ったことがない人がマスクを外すと、驚くことがありませんか。見えない部分を補完して理想化する脳の働きだそうですが、私はその違いになかなか慣れず認識するのにもとっても時間がかかります。何かいい方法はないものなのでしょうか。
ゆうき村の畑に出ていたふきのとう。収穫して春を皆さんと感じました。
新たな共通項探し(湘南ゆうき村・アポロ・湘南だいち 施設長/三嶌 悟)
2020年も残すところあとわずかとなりました。まさに激動の1年でした。誰もがこの劇的な変化を予想したでしょうか。
私の仕事の中でも、今年は大きな変化がありました。法人人事に伴い、これまでの「湘南ゆうき村・アポロ」に加え、10月より「湘南だいち」も担当させていただくことになりました。
私にとっては約1年半ぶりの湘南だいちです。今は「記憶・変化・新たな形」に適応してきているところです。
経営の大事な視点である「ヒト・モノ・カネ」は、今までの倍以上です。この大きな変化の中で、着任直後から「共通項探し」を始めました。どういうことかというと、「物事を俯瞰的に見ながら、それぞれの良さや課題はどこなのか、事業として共通できるところはどこなのか」を模索しています。
着任して約3ヶ月、答えはまだまだですが、現状では「存在意義の大切さ」を実感しています。皆さんを支えることの大事さと、皆さんに支えられているからこその今の働き方があるからです。
不安が先行する今日において、何事にも「信じる気持ち」を強く持ちながら2021年に進みます。
ゲン担ぎで新調したスーツです。今回は「ブラウンスーツ」で、身も心も温かく仕事に励みます。
なす(湘南ゆうき村・アポロ 課長 高橋 羽苗)
今年の夏は、湘南ゆうき村の畑でたくさんのなすを収穫しました。
なすの苗を植える時、「なすはうまくいけば長い時期でたくさん楽しめる」と教えていただいていたのですが、半信半疑でのスタート。それでも、9月までの収穫本数を振り返ると1200本以上のなすを収穫しました。
今年は、雨天が続き野菜が高騰したこともあり、100円で販売していたなすは超特価!利用者さん、職員をはじめ、湘南ゆうき村に来館された方にも大好評でした。
コロナウイルスの影響で、外出を控えていた中、畑活動は植物の強さと季節の変化を感じられる場所となりました。実がなりはじめたころには、まだ目線よりだいぶ低かった苗ですが、真夏の暑い時期には、反対側に立っている人が見えなくなるほどの大きさに。剪定では、どの枝を残すか、どの葉を落とすかと教わるものの思うようにはできず。。それでも、残した枝はすぐにぐぐっと伸びて、つやつやぱつぱつのはち切れそうな実が枝をぐっと垂らし、かごいっぱい収穫ができました。その頃には、活動としても定着して、利用者さんの収穫も切り取る箇所や収穫のサイズがだんだん揃ってきて、利用者さんから、「茄子とらないと!」と声がかかることも。涼しくなってきて、さすがに頻度は減っていますが、秋なすとして今も収穫が少しずつ続いています。
外での活動に制限があった今年の夏、できなかったこともたくさんありましたが、この夏だったからこそ盛り上がれた取り組みだったかなと思います。夏のカエルや、秋に支柱にとまるトンボも、数に「うっ...」と思いながらも季節がちゃんと動いていることを感じさせてくれました。
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
「令和の時代劇」(湘南ゆうき村/アポロ 施設長 三嶌 悟)
新型コロナウイルスの影響で遅れていた、テレビドラマ「半沢直樹」が始まった。心待ちにしていた人も多いことが、視聴率からも伺える。今回の「半沢直樹」は、2013年以来の続編となっている。
私も、2013年の第1弾を観ていた。その時は、「やられたらやり返す、倍返しだ」のインパクトさと、緻密な展開とテンポの良い展開にスカッとし心が躍った。
そして、続編である第2弾。めまぐるしく動く展開がスリリングで興味深い。「令和の時代劇」という所以にも納得できる。
しかしなぜか、第1弾と第2弾の時では、楽しさという気持ちに変わりはないが、第1弾の時より今回の第2弾は、やや複雑な心境を覚えてしまう。
それは、立場による視点の違いにあると感じた。第1弾の時は、現場の責任者として主人公の行動に胸が高鳴った。第2弾の今回は管理職として、対峙者や組織としての反対側の心境にも理解することができる部分もある。(自分に投げかけられているのかとも)
私の今年度のテーマは、「支援と事業の透明性」を掲げている。そういった意味では、主人公の「透明性」には大いに共感できる。
組織や事業は、人が動かすものである。少なくとも、自分自身が「倍返し」されないように、謙虚に邁進していきたい。
写真は、リニューアルした小会議室(相談室)です。オンライン会議にも対応しています。