日記

湘南ゆうき村の施設長・課長日記

声掛け (湘南ゆうき村 高橋羽苗)

湘南ゆうき村

 新型ウイルスの流行の影響で、プロ野球のオープン戦が無観客試合として開催されました。観客の応援がない静かな環境の中で、ボールのキャッチの音、バットで打つ音などが聞こえると話題になっています。

 私が「違い」を感じたのは、選手たちの声。普段から、ホームランやナイスプレーがあったときには、ベンチ席で喜んでいるチームの様子が見られますが、なかなか声までは聞き取れず、映像でも表情やジェスチャーなどで「喜んでますね」などと解説者が説明をしていたり、観戦に行ってもなかなか聞こえてはきません。

 普段から、「お互いに声を掛け合って」「確認して」という言葉をよく使います。チームでの仕事の中で、確認や質問、共有のために声をかけあうことはありますが、選手たちの声掛けはそういったものだけではなく、士気を高めたり、一緒に喜ぶ声。時には相手のプレーを称賛している声。チームプレーの野球では当然のことなのかもしれませんが、チームで仕事をしていく中で、そういったことがなかなかできていないことに気づかされました。

新年度を迎え、また新しいチームとなっていきます。残り半月の今のチームと新しいチーム。チームでの「声掛け」を大切にしていきたいと思います。


写真:満員の横浜スタジアム。そうはいっても応援できる日が待ち遠しいです。

【波多江式インディアン的福祉論!? ⑪】(湘南ゆうき村 分場アポロ 波多江努)

湘南ゆうき村

北アメリカ南東部,アパラチア山脈南部に居住するチェロキー族には、約180年前、強制移住法により1000キロの移動を余儀なくされ、厳しい冬の寒さのために移動中に何千人もの死者がでたという深い悲しみの過去があります。(Trails of Tears:涙の道・涙の旅路)

 そのチェロキー族の言葉に「過去を忘れ、心から痛みを消し去れ。どんな強い人間もそんな重荷に耐え続けることはできない。」という言葉があります。

私達にも忌々しい過去や受け入れがたい記憶、癒えることのない心の痛みがあり、その多くは忘れ、消し去る事が出来ないがゆえに大きな葛藤やコンプレックスとなっている方もおられるのでしょう。

しかし、あえて「忘れ、消し去る」と表現していることに覚悟や信念を感じます。

また、そのために自分に何ができるのか、何が必要なのかを考えるべきだと言われているようです。

実はチェロキー族には、その答えにつながるかのように「昨日のことで今日を消耗させてはならない。」という言葉もあるのです。

過去のことで未来を消耗させないような現在を過ごし、重荷に耐え続けるのではなく受け入れることが大切だと理解しています。

そして、過去や心の痛みを癒すことができるのは、これからの自分なのかもしれません。

「(将来の夢)インディアンになる」にはもっと修業が必要ですね...(笑)

画像...満ち足りた「今」を感じる私の癒しは、やっぱりモノづくりです‼

積み重ね(湘南ゆうき村 三嶌悟)

湘南ゆうき村

2020年もよろしくお願い致します。

先月のことですが、休日に理髪店に行きました。順番待ちをしていると、お客さんと店員さんが会話をしていました。内容は、世間話から自分の現況などで、耳に入ってくる情報からどうやら障害福祉サービスを利用している様子でした。話が盛り上がると、話し続ける状況なので、なるほどと仕事の勘が働きました。話し続けるお客さんに対して、店員さんは慣れた様子で、頷いたり時折返事をしていました。その様子は、お互いに自然体でやりとりをしていて感心しました。髪の毛を切り終わると、そのお客さんは家に連絡し、しばらくすると家族が迎えに来ました。何度も利用しているのか、家族も店員さんと親しげに話していました。

ふと、私は前日のことを思い出しました。それは、前日に「道草」という映画を観てきました。「道草」は、障害者の自立をテーマにした、重度訪問介護サービスの状況を追ったドキュメンタリー映画です。映画では、利用者と支援者のやりとりが親密に描かれています。映画の場面が、理髪店でのやりとりと丁度重なったわけです。

サービスの拡充はもちろん、何より利用者と支援者とのやりとりの積み重ねや、お互いを理解し合い尊重する大事さを改めて感じた一時でした。

2020年のスタートです。怪我なく、今年も前に進みます。


この門松は、町内の方による手作りの門松です。

②(門松のアップ).JPG

地域の中で (湘南ゆうき村 高橋羽苗)

湘南ゆうき村

湘南ゆうき村の一大イベント「収穫祭」を開催しました。

ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

さて、前回の課長日記で「サツマイモ掘り」の企画を検討していましたが、結果的にはサツマイモは不作で断念し「大根の収穫体験」を行いました。天候不良や長らく使っていなかった畑ということでサイズや形もばらつきがあり、一部は割れてしまったり、穴が空いているものもありましたが、ご了承いただいたうえで、30名近くのお客様に体験していただきました。