お知らせ
利用者、ご家族、職員等の皆さんへ
4月7日から始まった「緊急事態宣言」は、4月16日より7都府県から全国へと広がり、必死の取組にも関わらず解除には至らず、5月31日まで延長されることとなりました。
この間、法人内でもPCR検査を受けた人がいましたが、幸いにも陰性の報告を受け安堵しました。しかし、ここまで近くに押し寄せているのだと実感させるものでした。このような中で、必要なサービスを維持しているのは利用者、ご家族、職員、関係の皆様の努力のたまものです。すべての人が自重した暮らしを続けていただいていることを深く感謝申し上げます。
これは長く続くと覚悟しなければなりません。最近では1年、もしくはそれ以上の闘いになるとされ、ウイルスと"闘う"のではなく"共存する"のだと言われています。
最近、"コビディオット"という言葉が生れました。コビディオットはCOVID-19=新型コロナウイルスの症状と、IDIOT=愚か者を合わせた造語で、注意喚起に応じない人たちをさしています。世界中に感染が広がっている原因をつくっている人と言えるでしょう。今だけです!十分に気をつけましょう。
長い人間の歴史では、ペストやスペイン風邪、SARSなど病魔との闘いに苦しんだ時がありました。それらは壮絶な闘いでしたが、必ず収束したことを歴史が証明しています。
これまでの努力を無駄にするような軽率な行動を慎み、社会福祉法人としての社会的役割を果すためにサービスの継続に務めましょう。利用者及びご家族の皆さんのさらなるご協力をお願いします。また、職員ひとり一人、職員家族ともどもこれまで同様に注意を払い、サービス事業を継続しましょう。
この時期、テレワークなどに変更できず毎日必死にコロナウイルスと戦っている人がいます。これらの人たちを"エッセンシャルワーカー"と呼ぶそうです。エッセンシャルは「欠かせない」の意味で、医療職を筆頭に介護職等支援員も含まれています。社会の生命線として考えられています。これが私たちの役割だと自覚し細心の注意を払いましょう。
"ステイホーム週間"では、これまでと違った工夫が求められています。人と会えないと不安になりがちですが、対面しなくてもできる工夫が必要です。
世界中に呼びかけ「上を向いて歩こう」を歌いつなぐ映像がネットで拡散しています。直接会えなくてもこのような工夫で人とのつながりを意識し、さまざまなチャレンジで少しでも心豊かに過ごしましょう。
ステイホームが長くなると嫌になったり、あきらめたりしてブレーキを緩めてしまうことが一番危険です。今一度気を引き締め、世界の人々と共に闘っていると意識し、継続は力としましょう。
2020.5.5 社会福祉法人藤沢育成会 理事長 石川 修