日記
障害者虐待防止について~当事者に聞く自己決定支援~ 実施!
法人事務局
皆さん、こんにちは!
9月25日に藤沢育成会では、
選択専門研修「障害者虐待防止について~当事者に聞く自己決定支援~」を実施いたしました。
今回はNPO法人 神奈川県障害者自立生活支援センター「KILC」鈴木治郎理事長をお招きし、当法人理事長石川によるインタビュー形式で実施しました。
主な内容は、鈴木氏の幼少期の様子や、北海道から神奈川県に転居した時の地域差について、障害者のリハビリについてなど、深く話を伺いました。
印象に残ったことは、「帰宅した時に何をしてよいのかわからなかった」というエピソードでした。
食事についても自分で選択する機会がなかったため、帰宅した時に家族から「何を食べたい?」と訊かれても「なんでもいい」としか答えられなかったとのこと。
この「なんでもいい」は、親御さんが作った料理なら「なんでもいい」なのではなく、食べたいものイメージすることすら難しく「なんでもいい」と答えていたことでした。
鈴木氏はこのことを「あきらめ」「開き直り」と表現されており、直接支援や相談支援の場では意思決定支援を行っている現在、とても衝撃的な一言でした。
その他にも、鈴木氏の実体験から語られる様々なエピソードは私達職員の心がざわつき、考えさせられるものでした。
今後も日々の支援のなかで考え続けていきたいと思います。
研修委員
鈴木様ありがとうございました。