日記
「当たり前」って何だろう?
サービスセンターぱる
コロナ禍で迎えた2度目の夏・・オリンピックで日本人選手の活躍が際立つ一方、首都圏を中心に増え続けるコロナ陽性者数。改めて「おうち時間」について考えた方もいるのではないでしょうか?今回はその目線で利用者の生活を見直した、エピソードです。
グループホームに住んでいるAさんは、言葉でやり取りができるものの、家具や洋服に関心を示すことがなかった方でした。そのため居室も簡素で、ベッドとタンスがあるのみ。Aさんからも「〇〇ほしい」といった発信はなく、いつしかその状態がAさんの「当たり前」になっていたのですが・・
そんな居室を「殺風景だなぁ」と思い、Aさんを連れて有名な某大型家具店へ。試しにAさんにクッションを選んでもらい購入しました。すると帰ってからAさんは、ホームの利用者や職員に「これ買ったよ!」と満面の笑みでクッション披露!!Aさんの「当たり前」を打ち壊した瞬間でした。
今年度の法人の目標に、「当たり前の日常を見直す」というものがあります。『生活の場であるグループホームこそ、凝り固まってしまっている「当たり前」がたくさんあるのでは?』という視点が必要だと、Aさんの支援を通して強く感じました。
※トップ画のように、最近ではベッド周りが充実し、テレビも買いました!
(GH部署)