日記
湘南あおぞらのスタッフ日記
湘南あおぞらの中庭から
今年は秋が長く、実はまだ木枯らし1号が吹いていないを先日天気予報で言っていました。
あおぞらの中庭にある東屋は、現在シロアリ被害があるため入ることが出来ないのですが、東屋の奥にどんぐりが転がっている場所があります。
すっかり葉が落ちた桜の木...早く春にならないかなと楽しみにしています。
景色は冬でも、中庭の一角にも花が咲いている場所があり、寒くても綺麗に咲いて「寒さに負けない強さ」を感じます。
春には新型コロナも落ち着いて、中庭で花見ができるといいなと思っています。
湘南あおぞら 支援員
法人本部 看護師会議が法人表彰を受けました!!
2021年11月5日(金)に湘南だいちにて、法人表彰の授与式が行われました。
今回の受賞は、法人の専門職集団である看護師会議が、
法人の取り組みとしては前例のない、
事業所における利用者への新型コロナウイルスワクチンの接種について、
法人内外の関係機関と連携・協働し、
スムーズかつ安全な接種を実現したことの功績を称えられたことによる表彰でした。
ワクチン接種に関する情報が錯綜する中、
接種に至るまでの道のりは長く険しいものでしたが、
それぞれの事業所に配属されている看護師が主体的に取り組み、当日までの準備、接種と、チームワーク良く、見事に活躍して頂きました。
今後も新型コロナウイルスの対応のみならず、専門的な知識と経験を生かして、
活躍してくれることを期待しています。
法人本部スタッフ
知的障害福祉研究の雑誌「さぽーと」に掲載
遅れてのご報告になりますが、大変有りがたいことに、知的障害福祉研究の雑誌『さぽーと』(7月号)にて、湘南だいち時代の支援についての実践報告を掲載して頂くことになりました。
7月号の雑誌のテーマは「知的障害のある人の尊厳を守る」です。そこでは、言葉を発することが難しい利用者さんであっても、その「行動」を一定期間データとして収集し、それを一つの「声」として読み解いていけるということを述べています。
今年の4月に湘南あおぞらへ異動してきましたが、新しい環境でも丁寧に「行動」から「声」をくみ取っていく支援を積み重ねていきたいです!
(ちょっと余談)
少し雑誌の内容から脱線してしまいますが、私がずっと関心を持って勉強している分野として哲学や社会学があります。特に20世紀は、その中でも「言語」というものに注目が集まった時代でした。まず第一に言葉は、人間がコミュニケーションのために使う道具です。しかし同時に、言語(日本語、英語、中国語...等のように)とは、それを持っている人間の考え方や世界の見え方に強く影響を与えているとも言われています。
例1)日本語では、「蝶々(ちょうちょ)」と「蛾(が)」と分けて表現しますが、フランスでは一括りに「パピヨン」と言い表す。
例2)自身の性(ジェンダー)を表す際に、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア)というカテゴリーを用いる場合があるが、言葉が創造される前の時代では、「男」と「女」といった単純なカテゴリーでしか区別できなかった。見えていなかっただけで、実は性は多様であった。
さて、逆に障害福祉の分野で面白いのは、言葉を日常的に使わない方がいるということです。持っている言葉の数が限られている方もいます。つまり、言語活動にのみ依存する人とは、根本的に見えている世界が違うという可能性があるのです。
ハンナ・アーレントという哲学者は、私たちにとって世界はたった一つしかないのではなく、「世界の見え方が複数ある」のだと言いました。それは言い換えると、私たち一人ひとりが持っている世界の見え方の数だけ、世界は豊かであるということでもあるのです。
「この利用者さんはどんな世界を見聞きし、どのように世界を体験しているのだろう?」
実はこうした哲学的な問いが、『さぽーと』に掲載した文章の根底にある私自身の関心です。
さらに興味のある方は、2017年に出版された國分功一朗『中動態の世界 ~意志と責任の考古学~』医学書院が、福祉・医療分野にも関係していてお勧めです。
湘南あおぞら 鈴木真蒔
七夕企画
7月7日(水)七夕企画を開催しました。
お菓子こうかん券を使ってお菓子を買ったり、ボウリングをしたり懐かしい写真のスライドショーを観たりと、一人一人が好きな時間を過ごしました。
天気はあいにくの曇り空でしたが、あおぞらの中は皆さんの笑顔できらきら明るい一日になりました。
余暇企画担当スタッフ
✎「藤沢育成会がめざす"良い支援"のために」選択専門研修実施
皆さん、こんにちは!
2月3日日に藤沢育成会では、
選択専門研修「藤沢育成会がめざす"良い支援"のために」を
実施いたしました。
今回は、講師を石川理事長とし、準備段階ではグループワークを実施しながら皆さんで考えていましたが、
緊急事態宣言発出を受けて講義形式で、かつZoomを使用してオンライン研修で実施しました。
主な内容は、マルトリートメントの確認や9月に行った鈴木治郎氏との対談での振り返りを行い、虐待について整理しました。
続いて、「ケアのグラデーション」と「日常と非日常の曖昧な境界」について、講師の話を伺いながら、職員それぞれが考える時間となりました。
受講した職員の声として
・日常と非日常の曖昧さや不適切なかかわりが自分の支援のなかでないか、もう一度考えていかなければならないと思った
・利用者の日常の中に入り込んで仕事をしているという意識をしておくこと
・利用者一人一人に適切な支援の「時・人・場・量」をしていきたいと思った。
などなどがあがりました。
今後も日々の支援のなかで考え続けていきたいと思います。
研修委員
いんくるウィークの法人表彰!
11/16~11/22まで開催していた「いんくるウィーク」の取り組みで法人表彰をいただきました。
当初は、コロナ禍の中、イベントの開催自体も難しいかと考えていましたが、「できる方法」の検討を重ね、ホームページの活用や利用者が主体的に参加できる企画を盛り込んだ形での開催となりました。
今回の受賞は、期間中の、法人ホームページ上の特設ページ設定や、普段から使用している送迎車両(法人全体で公用車を数えると〇〇台以上にもなります!)にマグネットシートを貼って市内各所を走ってのPR活動など、今だから取り組んで、そしてこれからも活用できそうなたくさんのアイデアに期待していただいた結果となりました。
表彰後は、今回のイベントの振り返り会議を開催し、次年度以降への提案やアイデア、そして課題の共有などなど、今回の受賞を次につないで活かしていけるような活発な話し合いとなりました。
ご参加、ご協力いただいた方々、ありがとうございました!
いんくるフェスティバル実行委員