派遣調査と第一陣職員派遣に同行して感じたこと
~なくなるということ。現場のリアリティ~
震災の被災地の入るという・・・、今まで生きてきた中で、見たことも聞いたこともない現実を目の当たりにしました。たかだか二週間ですが、見た現実を上手く文章にすることができないので、被災地の方から聴いたこと、感じたことを書きます。
被災地に伺って~耳に残っている言葉~
(社会福祉法人石巻祥心会)
・「法人理事1名が亡くなり、1名が行方不明です。GH世話人が行方不明です。第二ひたがみ園利用者1名が避難途中、重積発作で亡くなりました。」宍戸理事長
・「津波がきて、何も無くなりました。」浜野センター長
・「地震があってから職員は施設に泊まり込みで支援してます。自分の家が被災した職員もいます。スタッフの疲労もピークです。」鈴木管理者
浜野センター長の言葉には、思わず目頭が熱くなりました。
(名取市福祉法人みのり会:るぱーと)鈴木理事長・笠井施設長・目黒主任
・「職員のチームワークが良かったので、津波警報が出てすぐ避難できました。」
・「津波警報がでて、利用者を車に乗せて、避難しました。利用者を毛布に包んで職員が抱いたり、押し込んで急いで乗りました。警報が出て15分で避難を開始しました。まさか、津波で施設が流されると思ってなかったです。職員の車も施設も津波で流されました」
・「地震の翌日、施設を見に行ったら、屋根が見えたので、施設が被災してないので・・と一瞬思いましたが、建物の中は、泥と瓦礫と流木でした。何も残ってないです。」
・「余震が来て、いつ屋根が落ちるか分からないのだから、中に入っちゃいけない。あんたが被災する。」被災した施設に行って、瓦礫から少しでも物を見つけようとする目黒主任に笠井施設長が掛けた言葉。
・「利用者の家族が津波で流されて、ここの二階で5名の利用者の方を支援してます。」
・「増田地区の皆様。通行中の皆様。こんにちは。あいさつが遅れて申し訳ございません。わたしたちの団体は社会福祉法人みのり会といい、下増田地区にて、障がいの方々の活動施設として行ってきましたが、今回の津波によって壊滅、使用不能となってしましました。地域の皆様、町内の皆様とは、まだ、ごあいさつがない状況で申し訳ございません。現在、全国各地より、この事務所へ日々かけつけていただき、一日でも早く障害をもった方々の活動場所の準備を行っております。4月1日(予定)から使用(活動)できればと思っております。よろしくお願いします。スタッフ常駐しておりますのでお気軽にどうぞ。な~にもありませんが、畳の上、椅子にすわって休んで語っていって下さい。水(飲料水)
・トイレ(水洗)どうぞ・・・!!」(みのり会;仮法人本部の窓ガラスの張り紙から)
仮の法人本部で話しを伺ったあと津波で流された施設をご案内いただきました。その時見た光景は・・・声が出なかったです。・・・恐らく・・・案内していただいた、笠井施設長さん、目黒主任さん、つらかったと思います。本当にすいませんでした。
感じたこと
(4月2日:友人に送ったメールから)
「今日は、石巻の支援要請がある施設に行きました。津波で被災した方々が暗い顔をしないで、生活している姿は救われる思いがしました。日本人は強い意志と力を持っていると感じました。沿岸部で津波のあった地域と、少なかった地域にかなりの差があったのは驚きでした。」
(4月3日:森下施設長との会話から)
「被災地に支援に行くことって、被災された方がどんな経験や思いをして、今の生活を送っているか。被災された方が言葉に出せない現実を我々が感じなくてはいけないと思う。物見遊山や好奇心で被災施設に伺うのは大変失礼なことだと思う。大げさだけど、被災された方の想いを感じて、支援に入る。僕らもある意味で派遣に行くことに対し「覚悟」を持つことが必要だと思う。」
(4月10日:神奈川県第一陣派遣職員チームメンバーからの言葉)
「初めて派遣される自分達が、今度はリーダーになり、これから派遣される職員に現状と思いを伝えることが大事だと思う。」
調査を終え、神奈川に戻り、4月5日、何事もなかったようにネクタイをして普段どおりにバスに乗り、出勤する自分、日常に戻ることに少し違和感を覚えました。前日まで見てきた所も、同じ空の下で、同じように生活しているはずなのに・・・。
施設に出勤し、被災地の話しをしたあと、数名の職員から「自分達で出きることがあればやります。」と声を掛けてもらいました。頼もしく感じました。
テレビで「日本は強い国・・・」という被災地応援のCMが流れてます。確かに強い国だと思います。が、津波ですべてを失った方々が色んな思いを持ちながら少しでも復興に向けて動きだしている姿こそが「強い」と感じました。
新年度初めの忙しい中、調査など派遣調査の時間を割くことに協力いただけた、法人と湘南セシリアの職員の方々に感謝してます。また、調査にご協力いただいた関係者の方々、本当にお忙しい中ご対応いただき申し訳ございませんでした。
今回の大震災で被災された方々の心からお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。
(2011年4月11日余震続く宮城県仙台市にて)
湘南セシリア施設長 神奈川県知的障害者福祉協会副会長 日本知的障害者福祉協会政策委員会副委員長 河原雄一
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