君が人生の時 (ぱる・佐藤  貢)

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浜田省吾との出会いは17歳の時でした。ある事で落ち込んでいた私に行きつけの喫茶店のマスターが「これ聴いてごらん。」と紹介してくれたのが始まりでした。あれから30年以上、傷つきそして立ち直りを繰り返す中、ひとりのミュージシャンがずっと、私の心を癒し続けてくれています。振り返ると、あれ以来いろいろなことがありました。

コンサートのMCで「もう何十年も俺のコンサートに来てくれている人もいるんだよね。長い間、みんなの人生のBGMに俺の曲を載せていっしょに歩んでくれたんだね。ありがとう。」と私に向かって言ってくれました。"そうなんだよ。省吾!苦しいとき、迷ったとき、うれしかったとき、私のそばにいつでも省吾の曲がかかっているんだよ!"そう思ったらもう涙が止まらなくなってしまいました。「どんなに悔やんでみても過去を変えることはできない。だけどその後悔と反省の気持ちが自分の未来を変える」とは誰の言葉でしたでしょうか。

コンサートが進むにつれ、今まで複雑にからんでいた糸が解けていくのを感じました。久々に熱いものがこみ上げ、こぶしを突き上げ、叫び、「とてもこれを知り合いには見せられないな!」と感じながらやっぱり年齢には勝てず、息切れすることもしばしばでした。

そして、コンサートのフィナーレ。

「もう今までの私じゃない!」とあまりにも単純に想う私でした。

 

どんなに遠くても たどり着いて見せる

石のような孤独を 道づれに

空とこの道 出会う場所へ・・・

          (「家路」 浜田省吾)

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