「12月24日にお会いしましょう」 (みらい社・小川  陽)

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早いもので、もう11月も下旬になりました。

穏やかな陽気が続き、カレンダーの日付と実感する季節感に違和感を覚える日々。数えてみれば、こうしてホームページをとおしてみなさまにお会いできるのも今年最後になりました。今年は人事異動も含めて大変多くの出来事がありましたが、やはり一番印象に残っているのは東日本大震災と、その派遣活動です。

 

毎月11日を迎える度に、震災2ヶ月目の5月11日に女川町立総合体育館で沿岸部に向かい黙とうした場面をはじめとして、いくつもの情景が鮮明に思い出されます。

過日、綾瀬市にある貴志園に宮城県東松島市にある相談支援事業所の所長が講師として来県されるという話を聞きつけ、「相談さぽーとぱる」の相談支援専門員2名を特別に参加させてもらう機会を得ました。これまでも、現地派遣から戻る度に、見聞きしてきたものをフィードバックしてきましたが、震災当日を経験した方の話を直接伺うことで得られる臨場感ある諸種の体験談や教訓は今後の相談支援事業に役立つと考えての無理なお願いを聞き入れていただき、感謝しきり。

 実際に研修会での講演はリアリティある、いくつものエピソードをとおして、自然の脅威のすさまじさと災害対策の重要さ、人の無力さと強さと温かさ等、いろいろな話を聞いたそうです。とりわけ印象的だったのが、「(大規模震災を)経験した者として多くの方に伝えなければ」という言葉を多用されておられたこと、との報告を受けました。

 

私も、現地に行く度に幾人もの方から「地元に戻ったら(この状況を)ひとりでも多くの方に伝えてほしい」と声をかけられたことを思い出します。これまでに何度か現地派遣で見聞きし、学び得たことを伝える機会に恵まれてきましたが「これで十分」とは到底思えません。今後も少しでも多くの方に伝える機会に恵まれることを切望していますし、そのことを契機に有事への備え等の具体的活動や成果に向けた活動をしたいと考えています。

 

※現在、藤沢市福祉団体連絡会が主催する「災害に負けない町づくりをめざして」~災害時要援護者の地域の支援者も、安心・安全の避難支援を~と題する防災セミナーが企画されております。微力ながら私もお手伝いをさせていただくことになりました。

ご関心のある方はどうぞご参加いただけますよう、お願い申しあげます。ひとりでも多くの方のご来場をお待ちしております。

日時:2011年12月24日(土)13時45分~16時45分 藤沢市民会館小ホール(無料)

申込不要

                    

 

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