青い鳥を探して(9) (事務局・増田 達也)

 先月、京都で、高校の同窓会がありました。

 22歳まで過ごした京都へは片道3時間で行けるので、小学校・中学校の同窓会は欠かさず出席していますが、存在感が薄くて気づかれることの少ない高校同窓会は、今まで出席は半分以下でした。

 でも今回は、代表幹事のO君が、出席お誘いの熱いメールを度々くれたり、同窓会に出席しやすくするために、昨年私が京都に帰省する度にミニ同窓会をしてくれたので、高い敷居を越えて出席することが出来ました。

 幹事10名の熱意が実り、恩師12名、同級生も過去最高を5割も上回る150名の出席でした。

 逝去された恩師、同級生への黙祷に始まり、男性幹事の名司会と名スピーチに、女性幹事の艶やかな和服姿の花が添えられた集まりは、大盛会でした。

 

高校時代、O君と共に、英語のY先生から注意を受けた時、O君は素直に謝ったのに、私はシラを切ってしまったことがありました。そのことをY先生に謝ったところ、先生から「そんなん、覚えてへんわ~」と言って頂きました。本当は覚えておられたのに「覚えていない」と気遣って頂いたのか、生徒の失敗や不都合は忘れ、良い思い出だけを覚えて頂いているのかは分かりませんが、いずれにせよ、先生の優しさを感じ、恩師っていいものだ、と改めて思いました。

 

さすがに150名全員とは話せませんでしたが、「ブログ読んでるで~」と思いがけない声を掛けてくれた福祉事務所長をしているナイスガイのK君、3年前申し訳ないことをしてしまったことを謝ったら「そんなん、気にせんといて~」と言ってくれた優しくて綺麗なTさん、三次会で隣席になった話し上手で聞き上手のダンディなS君、出席お誘いの暖かいメールをくれ四次会後タクシーで一緒に帰った和服姿も美しいKさん・・・等々、初めて喋った人も含め、50名近い同級生と話しが出来、リラックスした楽しいひと時を過ごせました。

 

 O君やKさんの熱心な誘いがなければ、欠席していたと思います。

 O君からは会社の社内報を送ってもらっていて、教えられることがたくさんあります。O君のポリシーの一つは「誰もが社会人になったとき、人を幸せにする義務がある」です。O君と私は、高校時代、授業を抜け出して麻雀をしたり、バイクを乗り回したりして、決して優等生ではなかったので、「社会人になったとき・・」というくだりには実感がこもっていて、失礼ながら笑ってしまいましたが、今のO君は厳しさと優しさを兼ね備えた立派な社会人で、大いに刺激を受けています。

ちなみに後日、前述のY先生から高校時代は、まったく『仮の姿』です」という暖かいメールを頂き、O君も皆も私も高校時代は仮の姿・・・、O君やKさんが私に幸せのひと時を運んでくれたように、私も人を幸せにする義務を果たすため、今を大事に生きなければ・・・と思いました。

 

友に恵まれること・・・、一番の幸せだな~と改めて思いました。

恩師、同級生の活躍を祈り、2年後も多くの笑顔に会いに、少し低くしてもらった敷居を越えて、出席できればと思っています。

 

O君のオープニングスピーチ

D2 1338152424.jpgのサムネール画像

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