青い鳥を探して(12) (事務局・増田 達也)
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クリスマス、おめでとうございます。

 

クリスマスと言えば思い出すのは、教会でクァルテット(四重唱)をしたことです。

Have Yourself A Merry Little Christmas」をジャズ風にアレンジした曲で、不自然に音が飛ぶのに加え(増四度という言葉を初めて教わりました)、不協和音が多くて、私にとってはハードルの高すぎる曲でした。また、ピアノ、バイオリン、フルート、ソプラノ、アルト、テナーは、プロまたはセミプロ級の方々で、ド素人の私が入るのは躊躇しましたが、何事も経験と思い、お引き受けしました。

 

ピアニストの方に作ってもらった練習用テープをイアホーンで聞きながら、1ケ月間、毎日1時間以上練習しましたが、家族からは最初、「念仏唱えてるの?」と聞かれ、クリスマスが終わってからは「やっと静かになった!」と言われたほどでした。

全員揃わない練習を3回、ピアニストの方に個人レッスンを2回してもらいましたが、全員で合わせて練習したのは当日の朝15分だけだったので、自分の音が合っているかどうか分からず、2ヶ所音が取れなくて、5小節もベースの穴を空けてしまいました。

私は普段は、結果が出せなくても「まあ、いいか」と、済んだことは忘れるようないい加減な人間なのですが、この時は、私の力では精一杯だったと思うものの、挫折感が強く、珍しく悔しさが残りました。

 

「一流の方の共通点は、言い訳をしないこと」と聞いたことがあります。

結果が出せなかったのは自分の努力が足りなかったから・・・と、さらに努力を重ね、自分を高めていける・・・ということだと思います。やる前から「今日は調子が悪いから・・・」「練習不足だから・・・」と言い訳してしまうと、「結果が悪くても仕方ない」と周りの人たちも納得するし、自尊心も傷つかずにすみますが、向上心も生まれにくくなるのだと思います。

 

「ライバルは昨日の自分」という言葉が好きです。

人と優劣を競うのではなく、昨日の自分に誇れる今日を生きる・・・、また、結果が全てではないですが、何事も、結果が出なければ悔しさを感じる位に一生懸命取り組まなければ、成長はないし、達成感も得られないということを痛感させられた、クリスマスの思い出でした。

 

 

2011年2月から、8人の施設長職で開始した施設長日記(2012年5月からは9人)、

毎週火曜に順番に執筆していますが、次週は正月休みを頂き、1月8日より再開いたします。

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

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