相談支援員とサービス管理責任者(湘南ゆうき村・志賀信道)
たまには、少し仕事の話。
計画相談が本格的に動き出しております。全国的にも神奈川の中でも浸透度、理解度という面ではムラがあるようです。相談支援員はアタフタとしながらも制度の理解をして動き回っていますが、実際に計画相談の対象となる当事者の方やご家族にきちんと制度説明がされていない事や、さらにはサービスを日頃提供している事業所が、残念ながら計画相談の理解をされていない場合もまだあるようです。
 そもそも計画相談とはどのようなものなのでしょうか?
簡単に言ってしまえば、介護保険でいうところのケアマネージャーのような役割を相談員が担う形です。当事者の方のニーズを聴き、計画書(サービス利用計画)を作成し、サービス調整をしていくという事です。支援者が上手に連携して、障がいのある当事者を中心にニーズに沿った統一した支援が行えるように調整して行く役割になります。しかし、ただサービスの調整だけではなく、言葉で上手に表現することが難しい障がいのある方の想いや夢などをくみ取り、丁寧に支援をしていく事が大切になっていきます。
 そのような流れの中で、サービス提供者の連携が今以上に必要になっていくので、NPO法人かながわ障がいケアマネジメント従事者ネットワーク(KCN)で、相談支援員とサービス管理責任者の連絡会を立ち上げました。
DSC_0328.jpg
すでに二回開催しております。 先週土曜日がその二回目でした。
相談連絡会は参加者が二回とも多かったのですが、それに比べるとサービス管理責任者連絡会は、少し参加人数が少な目でした。 相談事業所、相談員は日頃から外部と連携をしていないと仕事にならないので連携の重要性を感じているように思えます。
 サービス管理責任者はまだまだ内向きの業務(事業所内のサービス管理・調整)を主としているので外部との連携のイメージがつきにくいのかもしれません。しかし今後、計画相談が浸透していくとケア会議も多くなり、サービス管理責任者の役割もより重要になって外部連携が必要になっていきます。 サービス管理責任者が事業所に埋もれていないで、外の風を感じ外の風を中に入れていく役割になっていかないとならないと思います。サービス管理責任者連絡会では、他の事業所の状況や事業所ごとにカラーの違う個別支援計画、事業所内で孤立しがちなサービス管理責任者としての苦労している事、または工夫している事など情報交換をする機会として活用し、つながりをひろげて行ける場になればいいなと感じています。事業所間の風通しが今よりさらによくなれば、障がいのある当事者の方々の生活にも幅がでてくると感じています。
そして、テーブルで書類・筆記用具の会議の場でのコミュニケーションだけでなく、お座敷で飲み物、おつまみの"のみにけーしょん"も、ざっくばらんに話が出来て話を聴けて、パワーをもらえる大切な情報交換の場になっています・・・ なっていると思っています。 
そっちがメインならないように気を付けましょう!
DSC_0329.jpg

ページトップへ

過去のお知らせ

2013年6月
1 2 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31