『遠く離れていても』  (中核総合支援センター開設準備室長・小川  陽)

 新年度も約2ヶ月を経過し、新しい環境に変わられた方も、そろそろ慣れてきた頃かと拝察します。みなさまいかがお過ごしでしょう。

 年度をまたぐこの時期は、2年前から東日本大震災のことに関連したNEWS等が報道される時期でもあります。

 以前から本HPでも何度か報告させていただきましたが、2年前に数度、宮城県石巻市、東松島市、女川町を中心に被災地支援に派遣していただきました。その経験は大きな財産になっていると同時に、被災地支援への想いは今でも持ち続けております。しかし、実際には1年以上も現地を訪れていないという状況です。

 

そんな折り、以前もHPで紹介をさせていただきました「TOY工房どんぐり」(参考URLhttp://www.toy-donguri.net/)の方から、「被災地支援の一助に~」と手作りおもちゃを必要としている事業所の紹介を、とのお話をいただきました。

そこで、現地で一緒に相談支援をした方へ連絡して、事業所の紹介を。そこは被災地支援で赴いた時に訪れたことのある宮城県東松島市にある事業所です。前回(一昨年夏)と違い、直接持参することは叶わず、送付していただきました。

 

現地におもちゃが届くと、特に何をしたわけでもなく、単に紹介をさせていただいただけの私にも、現地からも工房の方からもお礼の電話やメールをいただいたのです。大変嬉しく、またもったいなく思いました。

 

この経験は『出来ないことを憂いているより、自分の出来ることをするしかない』という想いを再燃させる契機になりました。電話の向こうで「(おもちゃが届けられたことで)『覚えてもらえている』という事が実感できて、それが何よりも嬉しい」という現地の支援者の言葉に胸を熱くさせました。今後も少しでも出来ることを重ねて行きたいと思います。一人ではほんの小さな事しかできないのですが、こうして発信し続けていれば思わぬ可能性が拡がるかもしれないと思っています。

『遠くはなれていても』出来ることはあると信じて。

 

 ▼TOY工房どんぐりのさかなつりセット。大好評です。

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