「百里の道も」 (湘南だいち・小川  陽)

 梅雨の晴れ間が続いています。

 この時期特有の木々の緑の鮮やかさに時々はっと目を奪われることがあります。みなさまはいかがでしょう。さて、『湘南だいち』は開所して2ヶ月を経過しました。この間、たくさんのエピソードがありましたが、今回はそのうちの一つを紹介します。

 

 ご存知の方も多いと思いますが『湘南だいち』は藤沢市でも比較的のどかな地域にあります。近隣には農家の方が多く、田畑が拡がり自然や季節感を感じる事のできる素敵な地区です。近隣の方には施設建設工事着工前の説明会以降いろいろとご理解をいただき、またご心配もいただいてきました。竣工後の内覧会では近隣の方も多くご来場いただき「(竣工して)良かったね」等の温かい多くのお言葉をいただきました。まさに見守っていただいてきたのです。

 

 開所後も以前にも増して、いろいろとお心遣いをいただいております。その一例が新鮮な農作物の提供です。これまでに『キャベツ』『トマト』『大根』『かぶ』『じゃがいも』と多くの新鮮野菜を頂戴しました。これらの野菜は今風に表現すると『朝採れ』『生産者の顔がわかる』『地産』野菜であり、瑞々しく生命力に溢れた新鮮野菜です。これらの一部は給食に加えていただきました。給食業務委託業者の方の工夫により彩りと栄養豊かな食事となり、とても美味しくいただきました。このように給食に活用した際には写真に撮ってお礼と報告に伺うようにしています。すると皆様とても喜んでくださいます。

 

 

これらの野菜の多くは直接ご持参いただくことが多いのですが、これも『湘南だいち』内にある地域交流スペース(『だいちの森』と名称を決定しました)の効果が大きいのだと実感しています。少しずつ地域の方にその存在が拡がり、日毎に足を運んでくださる方が増えています。また、先日は町内会の回覧板で案内を回覧していただく機会にも恵まれ、口コミと併せて相乗効果を生む事が期待されます。ご足労くださった方がベーカリースペース等で働いているご利用者の様子を見ていただいたり『だいちの森』で交わす挨拶等の機会がさまざまな有形無形の効果を生んでいます(あるいはその可能性を育んでいます)。

 

『開かれた施設』『共に生きる地域社会へ』などの言葉を聞く機会が増えていますが、先ずは小さな一つひとつの積み重ねがそうした実践に繋がるのだと思います。

『百里の道も~』です。

 

           ▼このように案内も作成してくださっています

写真1.jpgのサムネール画像           ▼食事からも季節感を満喫できます

写真2.jpg

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