『猛暑酷暑というけれど』 (湘南だいち・小川  陽)

暑い日が続きますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。あたりまえですが『湘南だいち』は初めての夏を迎えました。

ご存じのとおり『湘南だいち』は立地条件に恵まれており、いわゆる都会の「ヒートアイランド現象」のように、人工的な熱排出やアスファルトの強い照り返し等による暑さではなく、いわゆるこの時期ならではの強い日射しの暑さなので不快さが異なるようです。さらに夕方の強い西陽が丹沢の山並みに隠れ始める頃には爽やかな風が吹き、思わず夕涼みを楽しみたくなります。

もちろん、そうした物理的な暑さ涼しさだけでなく、たとえば朝顔や風鈴の音のように五感で感じる涼もありますよね。『湘南だいち』では、暑さ対策としてオーニングを導入しています。オーニングとは『英語で「日よけ」「雨おおい」を意味する庇テントのこと』だそうです。『ぷれっじ』はルーフテラスに設置しているプールの上に。『いとぐるま』は芝生のある庭に面したテラス上にそれぞれ設置してあります。それぞれ仕様は異なりますが、強い日差しを和らげ、空間の有効活用に効果を上げています。

また、敷地を囲む木々の間を抜ける風も一服の清涼を運んでくれています。今後の成長が楽しみです。

 

 一方では温かな話も。

6月に開催された『太陽の家福祉絵画展』。指定管理者制度の導入により社会福祉法人光友会が運営されている『太陽の家』にて湘南近辺で活躍されている障がい児者の作品展示とともにマッケンジー・ソープ氏の絵画展『をはこぶ人 マッケンジー・ソープの世界』が同時に開催されました。『いとぐるま』のご利用者の方の作品も展示されていたこと等もあって、足を運ばれた方も多くいらっしゃることと思いますが、マッケンジー・ソープ氏はこどもの頃から難読症(ディレクシア)という障がい故の困難を抱えながら美術学校で学び、才能を認められ画家としての道が開けた、という経歴の方で『希望・愛・よろこび』という彼からのメッセージが多くの作品から感じ取ることができます。

 過日、そんな同氏の作品が寄贈されました。『風に乗る希望』というタイトルのその作品は、大きな笑顔の少年と愛犬が風に吹かれながら散歩をしているように見えます。まさにタイトルどおりの作品で、見る者に『希望・愛・よろこび』をもたらしてくれます。

 

 近隣に大きな建物がなく、風とおりの良いこの地に建つ『湘南だいち』も「希望」を「風」に乗せ、多くの方のご理解とご協力を得ながら、一歩ずつ歩を進めていきます。

 今月の23日(土)12:0015:00 『湘南だいち』第1回の夏祭りを開催予定です。『風に乗る希望』を見がてら、お気軽にお立ち寄りください。スタッフ一同心よりお待ちしております(当日は駐車場の用意がございませんので、公共交通機関でのご来場をお願いいたします)。

 

▼匿名でご寄贈いただいた『風に乗る希望』です。

 館内が一層明るくなりました。スタッフ一同感謝しております。 

DSCF4026oo.jpgのサムネール画像無題oo.pngのサムネール画像のサムネール画像

ページトップへ

過去のお知らせ

2014年8月
1 2 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31