台風19号が近づいている時にこの日記を書いています。台風18・19号で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。また、御嶽山の噴火でお亡くなりなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
(1)国サービス管理責任者都道府県指導者研修から
10月1日~3日の3日間、埼玉県所沢市の国立リハビリテーション学院で、今年度国のサービス管理責任者都道府県研修が開催されました。今回もこの研修の介護系分野の演習総括として参加してきました。毎年講義や演習を通じて、各都道府県でこの研修を推進する方々に個別支援計画作成の重要性をお伝えしています。特に今年は、都道府県研修の実施・運営にあたってのポイントを意識して演習を行いました。
(演習・講義のポイント~抜粋~)
〇サービス管理プロセスの実際
・アセスメントは、「支援の方向性・計画を作るための根拠として重要である。」
・計画を作り、利用者支援として計画を実行するためには、どんなプロセスがあり、何が重要かを確認したい。サービス等利用計画・個別支援計画は一日にして成らず!!
〇相談支援専門員とサービス管理責任者との連携について
・相談支援のアセスメント・計画は、あくまでもサービス利用の入口。時系列の中で最初に計画があるので、何となく「先・偉い・・・」って思われがち。サービス利用が始まってからは、どこの誰がご本人と長く関わっているだろうか?⇒サービス提供事業所である。相談支援専門員は、つぶさに利用者の状況を見ていない。
・刻一刻と変化するであろう利用者の様子、現実的な関わりの時間・量は事業所が把握しているはず。
・現実の状況変化は、相談事業所に情報提供すべき。状況によっては、目標設定が変わるのも当然である。
・仮説(サービス等利用計画)を実証(サービス事業所の実践)する協働作業が重要である。利用者支援にとっては二つのプラン「個別支援計画書・サービス等利用計画書」が必須となり存在する。どちらも利用者支援にとって、大事な計画である、車の両輪であることを確認したい。(和洋女子大坂本先生・・・談)
〇演習全般の工夫
・BS法・KJ法、ロールプレイなどの技法を使って演習を実施することが大事
・演習プロセスの見える化が重要。ホワイトボート、模造紙を活用する。グラフィック・ファシリテーション化に努める。
○サービス管理責任者って
・事業所に配置されているから・・・やれっていわれたけど・・・
・孤独だよね・味方・見方・診方を増やせるといいよね。
・サビ(錆び)た管理者にならないための演習!!炎のサビ管・魂のサビ管を目指そう!!
☆この研修をきっかけに、サビ管同志の連携を深めて下さい!!!
・・・と、この研修が終わってから、各都道府県で今年度もサービス管理責任者研修が実施されます。研修に参加した、都道府県代表の方々、お疲れ様でした。
(最近の雑感)
秋は、各地で様々な研修が開催されます。こうした機会に参加することって、色んな地域で様々な実践に触れ、情報交換し見聞を広めることで、今、自分が置かれている位置や立場などが確認できる機会だと思います。
現在、藤沢育成会では、今後の法人の長・中期計画を作成するにあたって、「重度高齢化対策・グループホームの今後の在り方・入所地域移行の在り方」3つのテーマごとにプロジェクトを設けて検討をしています。
興味を持ったテーマに管理職や一般職員が参加し、今年度中に一定のテーマごとの提言をすることを目標にプロジェクトを行っています。
私は、「入所地域移行の在り方検討」の担当です。10月7日のプロジェクトで、法人2か所の入所の状況や、他の法人の入所施設の実情を知らない職員が結構多くいたことが分かりました。入所の在り方を検討するのに、圧倒的に情報が不足していることも同時に気づきました。これでは、「入所の在り方、地域移行を考える」にあたって、自分たちの少ない体験、経験の幅、価値観、狭い範囲で机上の空論で物事をとらえることになります。
改めて、見聞を広める機会を現場の職員に作ることが大事だと感じました。今後、プロジェクトでは、施設見学を含め、見聞を広める機会を作りたいと思います。
「糠床は、定期的にかき混ぜて新しい空気を取り入れないと腐ってしまう」と聞いたことがあります。法人の職員や全国で色々実践する仲間、自分自身も腐らないように「新鮮な空気を取り入れる工夫」をこの秋は考えて実行したいと思います。(合掌)
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